vol.140 Q.常に何かを心配している身近な人がいます。何がそうさせているのでしょうか?(自己内対話70)
A. 常に何かを心配している人はいます。というか、人間なら誰しもそんな要素は持っているのかもしれません。これは動物的な自己防衛反応の名残の一つです。野生動物はいつ命を狙われるかわからない不安から、常に外敵を警戒しています。餌にありついている時間ですら、睡眠中ですら完全にリラックスして安心ができません。
人間という存在もまた、動物的な側面があるので、食料や安全が今は確保されている思っていても、災害(自然起源や人工的なものも含め)・犯罪・予期せぬ人間関係の悪化・自分の健康問題など、様々な不安要素をどこかで察知しているのです。
そして一時的にマインドが平穏に保てたとしても、「完全なる平穏な精神状態というのは無理な話」「心配の全くない世界に行ったとしたら、かえってその方が心配」というマインドに自動的に引き戻されてしまうというわけです。
「そんなこと(心配)が起こらなければいい」という願いは、”心配”という波動自体を生じさせています。もし本当に心配のない人生をあなたが真に臨むのであれば、心配に脳を占有され支配されている部分を感謝や祝福に住まわせる、置き換える習慣をつけてみましょう。
そして、やがて、「心配という概念って何だっけ?」という境地に至ったらしめたものですね。
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