vol.81 Q. ネガティブな感情がおそってきたとき、どう対処したらいいですか?(自己内対話11)

A. 一般にネガティブはよくないので、避けるべきものとして捉えられがちですが、そうとは限りません。ネガティブな感情は一種のセンサーだということができます。従って、見て見ぬふりをするとか、なかったことにするとかいう対処をしていると、結局はまたそれが再来したりするものです。

かといって、これがしょっちゅう起きるとなると、幸せを感じられなくなったり、つらい思いも払拭できないので人生をエンジョイできないというのもわかります。そこでおすすめの方法をいくつかお知らせします。

1つめとして、俯瞰思考作戦。大局的見地からネガティブを捉えなおすというものです。ネガティブはセンサーなので、自分を成長させる機会を自分に与えてくれているというポジティブな側面を意識します。そして、「このネガティブな状況、感情は何に気づかせようとしているのですか?」あるいは、「このネガティブから自分は何を学べばいいですか?」と自分や好きな存在にたずねてみることです。何か直感がやってくると思います。

2つめとして、徹底的に向き合う作戦。「自分はこのネガティブに逃げずに向き合う」という覚悟をし、正真正銘、正面から向き合ってみるということです。修行チックではありますが、これが好みという方は、ここからも何かヒントが得られるかもしれません。カウンセラーやヒーラーなどの専門家の門を叩いてみるものもよいかもしれません。

3つめとして、上書き作戦。ただし、見て見ぬふりをするための逃げとしての上書きをするのではなく、違う体験によって過去を書き換えるような感じです。例えばジョギングや散歩、山登り、マリンスポーツ等、芸術活動や何かの創作活動に没頭するというのもいいと思います。違う世界に浸ることによって、「あれ、自分、今、何に悩んでいたんだっけ?」となる体験。「なんか、しらないうちにネガティブから抜け出ちゃったなぁ」というプロセスに至ります。

いずれも、あなたと相性がよいような手段をその都度、選択してもよいかもしれません。この知識が役立ちましたら使ってみてください。またシェアしてみてください。

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