vol.75 Q. 2つのどちらかに決定しなくてはならなくて迷う時、何を基準に決めたらいいでしょう?(自己内対話5)

A. 人生の中では日常の些細なことのように、すぐに決定できることと、考えて考えてどちらを選択するか、かなり迷うということもしばしばです。そんなときどう決めたらいいかという問いですね。

まず、いろいろな方面の検討をして最終的に迷った案、A案、B案があったとしたら、実はどちらを選んでも後悔はないと言えます。それはあなたの知性や理性はどちらを選ぶかはもはやどんぐりの背比べ程度の差しかないことをわかっているから、結果としてはどちらも正解です。また、余力があるなら、AもBも両方トライする(同時でも時を隔ててでも)という選択肢もありです。

しかし、この時代だからこそ注意したほうがよい点があります。それは他者の評価や世間からどう見られているかなどを基準よりも、自分ベクトルを基準にしているかどうかということ。違う言い方をすれば、よりあなたの波動、あなたらしさにあった選択はどちらなのかということ。

それは大きな決断でなくても、些細な決定においても共通のことです。例えば2つの道具のどちらを使うのがよいかという場合、より本来の本当の自分(真正自己)が選ぶ選択はどちらなのか? それを将来使う時の自分を想像したときに、どちらの方がフィット感があるかという感覚。そうした感性も大事にしてください。そのようなフィット感で選択していけば、ここちよい選択感があり、満たされた経験になっていくはずです。

さまざまな価値観や情報が錯綜すると、それに振り回されて本来の自分がみえなくなりがちです。本来の自分からはずれていくと身体的にも精神的にも不調があらわれてきたりします。そういう症状、つまり本来の自分に照らすと無理をしているなーと感じられるときは一度、本来の自分に戻ってみましょう。自分の決定は、自分がどうみられているか、世間の標準からいかにはずれていないかという視点ではなく、この世に生まれてきた自分として、自分本来の納得感ある生き方にどれだけフィットしているかで判断することをおすすめします。


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