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vol.86 Q. 人類と地球との関係性について教えてください(自己内対話16)

A. 例えば、地球の歴史の中でまだ人類が地上にいなかった時のことを想像してみてください。このときも地球は存在し回り続けていました。そしてもし人類が滅亡あるいは星間空間に移動し、地球からいなくなってしまった世界のことを想像してみてください。そのときも地球は存在し、回り続けます。まずはそのスケール間を前提にお話しします。

人類は、他のどの生物よりも自由度を大きく持つのと同時に、環境に及ぼす影響力もまた大きくなっています。大気や水、生態系に及ぼす影響もまた時々刻々大きくなっていますね。それは自由の拡大と同時に責務もまた大きくなっていることを意味しています。

森林守護者(フォレスター)という役割を担う人々がいます。これらの専門家は、森林の健康と持続可能性を保つために、森林の管理、保護、保全に従事しています。彼らは植物の成長、生態系のバランス、野生生物の保護など、多岐にわたる活動を行っています。地球全体を森と見立てる時、その森林守護者的な役割が人間にはあるのです。

地球に関心を持つ人は、今後、もっと増えることでしょう。様々な活動も展開されていきます。大事なのは悲観的にならないで、小さな活動でもよいので、活動を継続していくことです。みなさん人類は多大な恩恵を地球から受けています。まずはそれに自覚的になっていくと自然と感謝・感動があり、そこから循環的な発想、すなわち自分も地球に貢献できることは何かを考えて行動するようになっていきます。

生命活動(生態系バランス)や地球自体の活動(地殻変動、大気や海洋などの動き)は、とても複雑ですが様々に関わりあっています。あなたの活動自体も決して無関係ではありません。お互いが心地よい調和のとれた関係性を今後も維持できること、今以上の関係性になるためにできる小さなことを今、積み重ねていきましょう。


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