vol.71 Q. この世は幻想?(自己内対話1)

Q.この世はすべて幻想という話がありますが、本当ですか?
A.意識の問題の一つとして語られている事ですね。ゲームセンターではゲームを操作する人(ゲームプレイヤー)とゲームに操られて動くキャラクターが存在します。ここでは明らかにプレイヤーと中で動くキャラクターという明確な区別を客観的に区別できるのでわかりやすいのですが、皆さんが体験している現実世界で、あなたは誰かが作り出した環境によって動かされているシミュレーションの中の自分という理解で生きていくのはなかなか難しいのではないかと思います。もちろん、スピリチュアルでよく言われている現実は自分の幻想がつくりだしているという意識の説をここで否定したいのではありません。

何が言いたいか。つまりは、どのようなモデルをあなたが採用して生きていきたいかということです。どのように現実世界におきる様々なことをあなたが解釈し、定義するかによってまた世界の解釈は変わってきます。

その昔、皆既日食が科学的に解明されていない世界観の時代は、皆既日食は極めて不吉な現象と位置付けられて恐れられていた時代があったわけです。しかしその時代でさえ、科学的にはわからないけど、それは単なる天体現象の一つにすぎないとして怖れなかった人々もまた存在したことでしょう。

万事について、それは言えます。もしかしたら何百年かしたら全くナンセンスなことを恐れとして信じていたんだなと言われるようなことを現代人が不用に恐れていたり、「昔はそんな野蛮で低俗な考え方をしてたんだね」と言われるようなことを知らずにやっているかもしれないのです。

意識は死ぬと全く無くなるのか、どこかに保存されるのかといった問題も同様です。未来には解明されるかもしれないけど、現代では不明瞭なものはたくさんあるわけで、あなたはどちらのモデルで生きるのが賢いかを考えてみるのも思考実験として面白いと思います。

この答えが役立つと思ったら、ぜひ使ってみてください。

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