vol.117 Q.自分で自分のご機嫌を取るとはどういうことでしょう?(自己内対話47)

A. お金を払って対価としてのサービスを受ける。そのようなことが当たり前の社会では、お金を払えばこのくらいのことが見返りとして当然あるという風潮になったり、経営者やマネージャー側としての立場だと、この給料を出しているのだからこのくらいのパフォーマンスがあって当たり前であるといったような意識を多くの人が持つ傾向があります。または、「このようなケースだと相手がこうしてくれるのが普通なのに、そう動いてくれない」状態も、さまざまな不信や不満を生み出します。

不満が募ると、なんとか他者や世の中を自分好みに無理に変えようとしたり支配しようとしたり、あるいは、何をいっても無駄とあきらめて逆に無気力・無関心・絶望感を感じたりという反応になるかもしれません。

そこで、発想をがらっと変えます。
他人や環境によって自分のご機嫌を満たしてもらうのでなく、自分で自分のご機嫌を取るように、自分の考え・行動・習慣を変えていくということです。つまり、「自分のご機嫌は自分で取る」というシンプルなことです。

これを実行することのメリットとして、他者や社会システムなどの影響を受けないこと、自分一人から簡単にはじめられること、他者や社会のせいにしないから小さなイライラや不満を貯め込むことが無くストレスがないこと、そして何より、これを世界中の人が習慣化したら、今よりはるかに平和な世の中になること。

人生は、テーマパークのアトラクションのようなものではありません。乗車してしまえば、それだけで自動であなたに喜びや感動をもたらしてくれるようなものではないのです。あなたの人生での幸せや満足は、まずあなた自身が満たしてあげるという方向性や発想が大切なことなのです。


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