vol.132 Q.魂の輪廻の仕組みはどう理解したらいいですか?(自己内対話62)

Q. わかりやすい比喩としてお伝えします。今回もモデルですので、これを絶対信じてくださいと言っているのではなく、このモデルを使った理解があなたの人生のでの生きる解釈に使って役立つならばどうぞ使ってください。

いま、1滴の水が湖に落ち、その水が旅して再び湖にもどっていくシーンを想像してください。この水1滴は1滴の部分であっても、意識や記憶・知性といったものを持つと想定してみてください。

さて、この水が集まっている湖は1つの巨大な魂といってよいような場所です。しかし、1滴ずつの体験も知性として含み、1滴ずつの水が湖に落ちるたびに知性は拡張していくようなイメージです。そしてこの1滴の水は、川に下って旅をします。途中、さまざまな体験をします。さまざまな風景を見たり、場所に触れたり、動物や植物に吸収されて、そこでまた体験を学習します(これが現世での人生)。そして蒸発して上空に昇り(ここが現世での死)、再び雨となってまた湖に戻ってくるのです。この湖にあった1滴の水は統合されていますが、またあらたな1滴の水として湖から流れ出ていきます(新たな生)。

ここでの1滴の水があなただと思ってください。あなたは大いなる湖の中の1滴としてこの世に生まれい出て、あなたという3次元の身体を使ってさまざまな体験をし、記憶し、知性を広げ、再び湖に帰っていきます。1滴の水は形を変えるものの、循環する別の1滴の水となって新しい体験をします。1滴の水は最終的に湖という広大な意識・知性に吸収統合されるものの、全くこの宇宙から消えてしまったわけではありません。

過去世の記憶を残して現世に生まれてくるという人が現れたり、生まれる前の記憶を持った子がいるなどというのも上記のモデルから言えば、理解が促進されることでしょう。記憶が完全に引き継がれない理由については、別途お伝えします。

ここで、1滴の水の比喩と湖の関係について、このモデルでは表現しきれない重要な部分があります。1滴に水になってしまうと、全く独立して他の水滴とはつながっていなかったり、湖につながっていなかったようにモデルでは見えてしまいますが、実は見えない透明な糸ですべてがつながっているというようにモデル化した方が、よりリアルなのですが、ここでは簡単のために透明な糸は省略して描いています。

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