vol.135 Q.無意識に承認依存になっている場合について・・・(自己内対話65)

A. 以前、自分のご機嫌は自分で取れるようにしましょうという内容をお伝えしましたが、今回は承認についてお伝えしましょう。

人間が生まれて、保護者に育てられているときの承認は発達段階についてとても重要なものになります。考えや行動が承認されていくことで、次のステップの学びにつながっていくからです。しかし、承認自体が目的化(すなわち報酬系)になってしまわないように注意することが大切です。例えば、自分のワクワクが源泉となって行動するのではなく、ご褒美がもらえるから、褒めてもらうのが嬉しいから行動していってしまう場合、本人の真正な自己が望んでいるあり方からは、ずれていってしまうことを意味します。相手から褒められる・褒美をもらえる報酬を動機とした行動になっていってしまうのです。育てる側の本人はそんなつもりはなくても、自然とそういう関係性に両者が陥らないような注意が必要なのです。

また現代社会はSNSの隆盛に見られるように、自分の情報発信がどう他人に受け取られているかに敏感な人が増えました。その承認を目的に行動する人もまた増えているわけです。しかし、こうした承認もさきほどの報酬系の話と同じです。承認報酬をもらうこと自体が目的となった行動は、本来のあなたのハートが求めている行動とは別だったりするわけです。このことに自覚的になってください。

魂の成長が進み、自分で自分を承認でき、自分のご機嫌を取れるようになると何がおきるでしょうか? そのときは、他者の褒美・承認によって満たされるのではなく、自分自身が使命達成やワクワクを動機として行動ができているので、他者の評価には関心がなくなるのです。結果として誰かが評価・承認することはあるかもしれませんが、そんなことは関係ありません。

そこにあるのは、自分が自分につながって、行動に至った。この3次元物質世界で実現できたという喜びなのです。

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