vol.76 Q. 問題(トラブル等)の対処がわからないとき、どんなふうに決定していったらいいですか?(自己内対話6)
A. 自分や身近な人にある問題が生じた時に、それを解決しなくてはならない立場に突然おかれたとします。そのとき、おすすめなのは、両極端の対応を考えて、「さすがにその対応は極端すぎるよね」という自分の自覚ができると思うので、その後、さらに対応の的(まと)を絞っていくイメージでフィット感を確かめながら決めていきます。
例えば、自分の子ども(小学生くらい)が友達にぶたれた(さほどの大事には至ってないが)というようなケースを考えてみましょう。対応しすぎの極端な例としては「すぐに警察に被害届を出す」というようなことがあるでしょう。また、対応しなさすぎな例としては「”たいしたことないのだから”といってなきものにする」というものです。
普通の判断なら、さきの対応は両極端です。さすがにそれはないよねというレベルです。でしたら、もう少し的を絞って「①まずは子どもの言い分をよくきいてみて、どうしたいのか、どう解決していきたいのかを聴く②必要に応じて担任の先生に相談しながら解決策を模索していく」などがあることでしょう。
これは具体的な一例ですが、さまざまなシーンでまずは、両極端な対応とは何かというものを考えてみるのです。そして中庸な落としどころは何なのかを直感なども使って絞っていきます。そうするとフィット感のある対応策が出てくるわけです。中庸ということについては、宇宙的な進化という側面でも大事な概念であるので改めてお伝えすることにします。
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