vol.84 Q. 宇宙人がいるのなら、なぜ地球に堂々と接触してこないのでしょうか?(自己内対話14)
A. まず1つめの理由としては、相手(地球人)のペースをきちんと考慮するからです。わかりやすくするため、地球においての話に置き換えてみましょう。みなさん、地球人(ヒト)が、まだヒトをみたことのない未開のジャングルで未知の大型生物と接触するとき、どのようにするでしょうか?いきなりずけずけと相手のペースを考えずに進んでいくでしょうか? まずはじっくりと観察すると思います。もちろん武装して戦いをしかけてくるなら殺してしまえという方針も成り立ちますが、すくなくても今ある地球人のインテリジェンスでそれを支持する人は少数でしょう。実際に、密林でゴリラやチンパンジーに接触する研究者も相当、慎重であるはずです。それが第一の理由なのです。すなわち、相手の日常を無視して、土足でずかずか踏み込むことはしないというルールがあるためです。
2つめの理由としては、環境がまだ整っていないからです。
ここでも具体例をあげてみましょう。あなたが好戦的(すぐに拳銃や刀などの暴力で脅かしをするような)な住人のいる家に遊びに行きたいと思うでしょうか? あるいは空気や水が汚れている場所に積極的に観光に行きたいと思うでしょうか? もちろん、地球には好戦的からはかけ離れた平和な人々もいますし、すばらしい空気や水、自然のある環境も多くあります。しかし惑星全体としてまだ歓迎可能な環境で魅力的、かつ知的進化も宇宙人のレベルに達している状況ではないとしたら、訪れるのは、それらが整ってからにしようと考えるのには説得力があることでしょう。
3つめの理由として、望まれていないならば、姿を出さないということです。相手の意思を無視して脅かすつもりはありません。(一部の早計な宇宙人が接触してしまうケースはあります。常に例外は存在するので)
本当に地球人の一定数が宇宙人とのコンタクトを望み、そのための精神性や心の準備をすれば、時期は早くなるでしょうし、上記の理由から遅くなる場合もあります。いずれにしても受け入れ態勢側である地球人のスタンスが問われているわけです。
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