vol.134 Q.限られた人生の時間の中で、いかに成果をあげられるかと考えてしまうのですが間違っていますか?(自己内対話64)

A. 人の価値観は、さまざまと言われるものの、やはり、頑張っている人、成果を出している人を見ると、自分でも頑張らなければと思うかもしれません。もちろん、そうした生き方を否定するわけではありません。要はそれ自体があなたにとってしっくりくるとか、必要だよなと感じられるかどうかが大切になってきます。

あなたは、ある使命ともいえる、この世で達成したい人生の設計書を持ってこの世に誕生しました。その人生の設計書は、明確に文章の形で一字一句何をしなさいということは書いてありませんし、直接読むことができません。しかし、これをしてみたい、これをすることが必要とあなたの直感に訴えてくること、ハートに訴えてくる形であなたはそれを受け取ることができます。それをしていると、はたからは努力や苦痛に思えることも、あなたにとっては当然のことで楽々できてしまうといったことがヒントになるでしょう。

人生の設計書には、漠然としたことしか書いてありません。例えとして登山をあげてみましょう。登山することは決めてきているけれど、どう登るか、どう降りるかについての具体は、あなたの自由意志で決められます。山頂に向かってなるべく速く直登するやり方もありますし、山頂は目指さずに途中の風景を楽しみながらゆっくり登ることも、のちに登る他者のために未踏峰ルートを開拓することにワクワクするのかもしれません。どれが登山の正解でもないわけです。

スポーツや芸術など、一つのことに集中し全精力をそれに注ぐ生き方をする人もいれば、家庭や子育てに時間を割きたい人、趣味に没頭する、ボランティアに没頭したい人など様々な人生スタイルがあり、どれも価値あるものです。そこに優劣はありません。一つ大切なポイントがあるとすれば、それを自分がコミットして決定したか、それをすることは価値あることと自分が堂々と認めているか(形骸的にではなく、魂の本質として)ということです。

きっかけは様々でしょうが、それをしている自分が自分の波動にあっているかどうか、ハートに尋ねてみることをお勧めします。ハートはYesかNoかを必ず答えてくれるのです。

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