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サーモンの生簀から

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南米・チリで、サーモンの養殖産業を取材し、現場や現地の人の暮らしをお届け。環境への悪影響や、食品としての安全性が疑問視されることもあるチリサーモン。とはいえ、いろいろなところで目…
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2019年8月の記事一覧

「個の時代」に個性より(?)大事な心得を、南米で教わる

 チリでのビザなし滞在期間を延長するために、アルゼンチンのネウケンという都市にやってきた…

志田岳弥
5年前
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お世話さまです

 今年5月に始めた、チリにおけるサーモン養殖の取材関連でお世話になった、あるいは現在進行…

志田岳弥
5年前
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最悪で最高なチリサーモンの渦にハマる

 四六時中、チリのサーモン産業について考えている。それもそのはず。文献を読んだり、事業者…

志田岳弥
5年前
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チリサーモンのサステナビリティレポートを読む。抗生物質?ASC認証?

 チリにはSalmón Chile(サルモン・チレ)という、サーモン養殖事業者やその関連企業で構成…

志田岳弥
5年前
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他力本願な人脈よりも、情報源としての人脈で前進する

 業界紙の記者をしていたころ、オフィスにいることは恥ずべきことだった。なぜなら、机に突っ…

志田岳弥
5年前
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チリのとある島についての論文を読んで

 アルゼンチンの大学に在籍するある政治学博士の論文を読んだ。チリの港湾都市・プエルトモン…

志田岳弥
5年前
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シンプルな言葉は本当に伝わっているか

 チリでスペイン語(西語)を扱う日々を送っている。宿の近くの小さな売店で、洋梨を買うとき、最高気温9℃のプエルトモントでなぜか饐えたような体臭を放つタクシーの運転手との値段交渉、サーモンの養殖産業の黎明期を知るという人物との会話。当たり前だけれど、全部西語で話す。ここにくるまでは2年間ほど西語から離れていたし、以前住んでいたペルーとはかなり喋り方が異なるので、なかなか苦労する。自然とインプットされる単語は平易なものに限られ、そこから詳細を導き出すようになる。こちらからの投げか