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亀井聖矢ピアノリサイタル@サーラアリエッタ

5/8(日)、サーラアリエッタ(大分県中津市)で行われた亀井聖矢くんのピアノリサイタルに行ってきました。(長文日記です)

わたし的聖地、サーラアリエッタ💚

今回のnoteは曲の感想…あまりありません💦
このサーラアリエッタは初めて亀井くんの生演奏を聴いた思い出の場所。(昨年は前日アルゲリッチ音楽祭中止、コロナでSD仕様での開催😢)
曲以外の別の気持ちが溢れたnoteになりましたのでであしからず…🙇‍♀️
長すぎますので、気になるところだけ目次タップしてください😅
⚠️注意⚠️
曲の感想も特にないので、読むところ特にないnoteです~私の思いを綴ってるだけです。時間の無駄遣いになる可能性大ですからね~笑

開会前&開会

前回はSD販売で40人弱の観客だったと思いますが、今回はたぶん80人ほど…
前回は最前列で聴かせていただきましたが、今回は2階席ピアノを見下ろすことの出来るお席で💚
前日のアルゲリッチサロンでは手元が見えすぎて(嬉しい悲鳴😂)、音への集中が疎かになったような気がしたので、2階席のやや右側の席へ……
行ったのになぜかものすご~~~くよく手元が見える💦なぜ?…と一瞬考えてしまいました。
この1年間亀井くんはホール内の音の響きとかをすごく考えている事を、ツイートで教えてくれていたのでなるほど…と👍
せっかくなので、少しだけ検証🧐

最前列から
今年の写真は去年の席の右隣から撮っているので、
実際はもっと斜めに置かれている感じです。
板2枚分高音側をずらしているといったところでしょうか。

壁に並行だったピアノの位置が違うことがよく分かる👍皆さんに手元が見えやすくするために斜めにしたんじゃないですよね🤔(←こう思ったのにもわけがあります😂)
ちなみに私の席からの視界はサムネの写真になります。左手までバッチリ見えるお席でした💚
思っていた視界と違うけれどそれはそれで幸せなお席でした👍

ピアノの位置…これ亀井くんの希望じゃなかったみたいです💦
あ~わたしの勘違い!深読みしすぎでした🤣いつも伏線用意しちゃう亀井くんだからそうかと思ったら…最近のアリエッタのピアノの位置、いつもここだったみたい。ほかの写真、動画で確認済(加筆)

開会💚
主催の武本先生よりご挨拶がありました。
前日のアルゲリッチ音楽祭はたくさんのスタンディングオベーションだったのですが、あのサロンでのスタンディングオベーションはマルタ・アルゲリッチ以来だったそう( ⊙ω⊙ )ビックリ!!!

そして亀井くんどうぞ~と先生が呼ぶと…
右手から「呼びました??」とひょっこり顔を出す亀井くん…お茶目すぎて笑ってしまった🤣
本当にね、少し古いけど「ひょっこりはん」みたいな顔の出し方したの🤭
これからリサイタルする人のノリではない登場に会場が和みました。そういえば昨年も髪形が決まらなかった(本当は違う理由)というトークで和んだ状態からのスタートでしたね😊

バッハ 半音階的幻想曲とフーガ   

今回のプログラム💚
初めましてのバッハとショパン😍

亀井くんバッハ好きだって言ってたなぁ🙄
わたしも好きですよ~亀井くんのバッハを聴くのは…というくらい、普段好んでバッハを聴くことはほとんどありません。(トラウマあり🤭)

幻想曲、硬く芯のある音なのにホールに響いている感じはしなやかさをもった音色のように聴こえました。そして軽やかなポロポロと降ってくるような音色も。即興的な細やかな上昇と下降、ホールの中を自由に旋律が駆け巡っているかのように感じていたら、荘厳な響きがホールを満たしていく…そしてフーガへと。(バッハ苦手だからどう表現していいか分からず💦変な表現でゴメンなさい🙏)

友人がフーガは主題を数えながら聴いたりするとか言ってたんだけど、私は考えながら聴くと頭が痛くなりそうなので(😅)なにも考えずにぼーとしながら亀井くんの手元を見ていました。あんなに大きな手、長い指なのによく細かく動くよね~🙄絡みそうで絡まないの不思議だなぁ~と。
美しい音色にただただうっとりできました😍


リスト 超絶技巧練習曲集より マゼッパ


昨日のアルゲリッチサロンで聴いたマゼッパの感想はこちら。

ちょっと言葉足らずで書き方があまりいい演奏でなかったかのような印象を与えてしまったかもしれないけれど👍これ使ってるから良かったのはわかるよね??でも⬇
こう書きたかった。

サロンでの演奏だからそういう演奏だったのかも…と書いたのは、私の持っている亀井くんのマゼッパのイメージよりもとってもスッキリしていて、野性味溢れる感じが少なくキレイな…洗練されたと言ったらいいのかな?そういうマゼッパに聴こえたんです。
もちろん素晴らしいマゼッパでした👍

でもでも、今日のマゼッパはさらに凄かった😆
わたし的には昨日のマゼッパとは別もの🐴🐴
切れ味はもちろん昨日と同様にすごくてかっこいいんだけど、今日の方が音がよく鳴っていたし、低音の重さも高音もただ綺麗ではない力強さのある音も、昨日よりもすごく迫力があってさらに大満足のマゼッパ🔥

亀井くん的には【難しすぎるけれど弾くからには本番で完璧を目指してみようチャレンジ(仮)】がテーマだったらしい🤭
そして亀井判定員からは【テクニックに気を取られず表現に没頭してみては】というアドバイスが送られていました。(Twitterより)

2階席判定員としては、アルゲリッチの時の方がテクニック重視でサーラアリエッタの方が表現重視のように聴こえたんですけどねぇ😅
まぁ、人の感じ方はそれぞれ!ということで👍
亀井判定員の方が正しい判定をしていることは明らかですが、コンクールではないしリサイタルではそれぞれの聴衆の感じ方が正解だと思っているので、それぞれの感じ方でいいですよね💚


ラフマニノフ ソナタ2番


今までほとんど聴いてこなかったラフマニノフソナタ2番。亀井くんのおかげでいまではすっかり虜🤩

1楽章の結構前半のところで、これまであまり聴かせてこなかった左手の音が聴こえてきた部分があって(どこと言えなくてもどかしい😢)、毎回違う表現をしてくるからそういう音を聴くたび、うわぁ素敵✨となる。
そして…毎回涙を誘う2楽章。でも今回は泣けなかった…昨日の事が頭をよぎってしまって「お願い最後まで完全な2楽章を聴かせて🙏」という気持ちで聴いてしまい、素直に亀井くんのピアノに没頭することができませんでした。
そして2楽章が終わった瞬間に、自分の気持ちが落ちついたのが分かりました。消化不良だったものがやっと消化された感じ👍
3楽章を聴きながら、亀井くんのラフマニノフはなんでこんなに素敵なんだろう、心が揺さぶられるこのエモい感じ…いいなぁと思っていたら最後に込み上げてくるものがあり、久しぶりに3楽章で涙してしまいました。あ~もうここでスタオベしたいくらいの気持ち👏👏👏👏
昨日のラフマニノフソナタを上書きしてくれてありがとう🙏感動しました💚
本当に素晴らしい前半のプログラムでした🤩

前半のプログラムについて

亀井くんの準々決勝プログラム

今回の前半のプログラム、ヴァン・クライバーンの準々決勝のプログラムそのままなんです。完全にコンクールのためのリハリサイタル🤩立ち会えたことが嬉しかったなぁ💚(あ、配信でもまた聴きますけど👍)
そして思ったんです。今回のマゼッパはバッハを聴いたあとだったから余計に凄みを感じられて良さを実感できたんじゃないかと😊

亀井くんのTwitter動画よりスクショ📸
マゼッパ演奏後の亀井くん👍

ショパン  エチュードOp10-2&🎤

前半とは違いスマートに登場し(🤣)演奏を始める。右手のよどみなく流れる音色、手の並行移動そして左手の軽やかな跳躍。
軽やかに弾いたエチュードは、爽やかなそよ風が吹いたかのように、さらっと終わっていきました。

そして亀井くん🎤をもち感謝の言葉を…
そして、20分の休憩では疲れが取れない曲を前半で弾きました😅…と
休憩中は糖分補給(マカロン&カルピス)とかしてないのかしら🤣??糖分補給しても取れない疲れなんでしょうね。

そして後半も難しい曲から入りました…と😂
確かにあんなに軽く弾いてたら、この曲簡単なんじゃないかと思われてそうな曲ですよね、10-2って。

次の2曲は6月のヴァン・クライバーンのセミファイナルのプログラムに入れている曲。コンクール見据えてやってますと!
セミまで行かないと弾けないんですけどねとも🤭

大丈夫👍きっと弾いてくれると信じてますよ~との思いでみんなで拍手👏を送りました😊


ラヴェル 夜のガスパール

昨日も聴いた夜のガスパール。昨日はオンディーヌの美しさに心を掴まれました。今日も冷静だったり感情的になるオンディーヌの心を見事に表現されていて、優しく儚いグリッサンド、美しい単旋律からの高笑いの対比。素晴らしかった。絞首台も良かった。
でも今回のガスパールはスカルボが本当にかっこよくて、ちょっと強めのスカルボがいました👍
弦が切れてしまうのではないかと思うほどの迫力で、本当に亀井くんの音(スカルボ)に襲われそうなそんな気分。もう、ピアノが鳴っているとかそういう、単純な言葉て表現でき無い音の厚みでした。いや~本当に素晴らしかった😆


バラキレフ   イスラメイ

こちらも昨日聴いたイスラメイ。
ここまで安定したイスラメイを聴いてしまうと難曲だということを忘れてしまいそうになる。
中間部の歌い方も本当に綺麗で安心して聴き入ってしまう。片手グリッサンドも当たり前のように決めていて…👏
昨日も書いたけど、アッパレ👏アッパレ👏

スタンディングオベーションで讃えられる亀井くん。1番前の席に座っていた小学低学年くらいの女の子もぴょんぴょん飛び跳ねながら拍手を送っていて、亀井くんも客席もほのぼのとした空気に包まれました。あれには亀井くんも癒されたのではないだろうか…亀井くんめちゃくちゃ笑顔だったし😊
あ、わたしも飛び跳ねてみれば良かったかなぁ🤔
絶対見てくれるよね、あ、変な人いるって??って🤣🤣🤣


アンコール   ラ・カンパネラ

この曲もセミファイナルで演奏する曲。
演奏はいつも通りの完璧な美しさでした✨

この曲はクラシックあまり聴かない人でも知っている有名すぎる曲。皆さん興味津々だったんだと思います。ピアノの屋根側(手元がやや見えづらい席)に座っていた方全員の体が鍵盤を見ようと左側に同時に動くんです🤣🤣🤣
もう、皆さんの気持ちが分かりすぎるんだけど上から見てると面白くて面白くて…
ちなみにマゼッパ、ラフソナ、ガスパールでも技巧的なところでは皆さんの体が動いていました。覗き込むように動いている方も😅
だから終演後、手元が見える人が多くなるようにピアノ動かしたのかな?って少しだけ思ってしまったんです。


アンコール後…トークコーナー

主催の武本先生がマイクを持って、亀井くんの恩師長谷正一先生を紹介してくださいました。
そしてそこから2人でトークをどうぞ…的な流れへ…

マイクを持ったものの、亀井くんはどんどん隅の方へ逃げていて、私指さして笑ってしまいました😆(指差しは良くないなぁ😅ごめんなさい)

2人の出会い、パリでのお話など武本先生がどんどん話を振ってくださって、留学先をパリに視野に入れている理由もわかり…(多分ですけど)
友人とその話を昼にしていたので顔を見合わせて歓喜してしまいました🤩
長谷先生のお話で興味深かったのは、フランス音楽の解釈について。繊細だったりするイメージが強いのですが(実際にそういう演奏される方多い気もします)、地下鉄やお料理から繊細さだけだけでは無い、複雑さ…ということを話してくださいました。
これは現地に行って体感してこそのものだし、そういうことをこれから亀井くんはたくさん経験して、もっと素晴らしい音楽を作っていくんだろうなぁと、嬉しくなりました。
そして勝手に話を終わらせようとする亀井くん😂
武本先生はそんなことお構い無しにお話し続けていて、本当に漫才見ているようで楽しかった🤩


サーラアリエッタのピアノの真実


そして最後のお話しで感動…
このサーラアリエッタのピアノ、ニューヨークスタインウェイなんですが…

ピアノからみた客席。私きっと🤩こんな顔して見てた!
うっすらとヴァンさんのサインが😍

このピアノヴァン・クライバーンも、鳴らしたピアノだったという真実(⊙_⊙)
思わず「うわぁ💕」と声が出てしまいました。
今回はヴァン・クライバーンのコンクールへ向けての壮行のつもりで聴きに伺ったリサイタル。そこでヴァンさんゆかりのピアノでの演奏を聴けていたなんて…感動です😭 
6月からのコンクールがますます楽しみになってしまいました🥰

リサイタル終了後、みなさんピアノを覗き込んだり、写真撮影をされていました。わたしもちゃっかり撮影!消しちゃったからうっすらとしか文字が残っていないというような話をされていました。

前日の音楽祭ではアルゲリッチさんのピアノを…
そして今回のリサイタルではヴァンさんのピアノを…
世界に羽ばたく亀井くんに、名ピアニスト達からエールを送られているかのよう👏👏

本当に幸せな時間でした。やはりサーラアリエッタは私にとって特別な地💚
亀井くんの定期公演会場になるといいのになぁ🥰

亀井くん、武本先生、幸せな時間をありがとうございました。
亀井くんの演奏を聴けたことに感謝しています🙏

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