【UL旅Tips】荷物は軽いに越した事はない
旅行とか出張の荷物って軽ければ軽いほどいいですよね。移動が楽になるし、LCCで重量オーバーの追加料金がかからなかったり。とはいえ、いろいろ持っていきたいし、そんな簡単に荷物は軽くできない…。
それが、ULのテクニックを使うと、結構いけちゃうんですよ。軽量化。というわけで、私がはまったULのノウハウを活かして旅行等の荷物を軽量化するTipsを紹介していきたいと思います。今回は、導入編ということで、そもそもULって何ってところから、話していきます。
1.ULとは。
まず、UL(ウルトラライト)※1って何か。近年では登山雑誌などでも取り上げられるようになりましたし、アパレルにも露出したりするので、知っている方も多いかもしれません。ULとは、主にアウトドアカルチャー(特に、ハイキングや登山)の用語で、アメリカのスルーハイカー※2から広まったカルチャー、思想、方法論です。ざっくりいうと、荷物は極力シンプルに(軽く)して、身軽にハイキングしようぜ!同じ時間ならより遠くにいけるし、同じ距離を行くならより楽になるぜ!道具がシンプルだといろいろ応用きくぜ!的な考えです。(個人的解釈なので、その筋の人に怒られるかも・・・)僕もこのUL的思考にすっかり魅了された一人で、週末や長期休暇などはUL装備で山を楽しんでいます(子供生まれてから全然山いけてませんが泣)
※1:単純にULとかウルトラライトって検索すると、大体○ニクロのULダウンがヒットする。詳しく調べたい人は、UL登山、ULハイキング、スルーハイク、ファストパッキングとかで調べると出てくる。
※2:むっちゃ長距離を何日もかけてハイキングする人たち。ルートとしてはジョンミューアトレイルなんかが有名。
2.ULは日常生活にも応用可能。
さてこのULですが、慣れてくると荷物が劇的に軽く、小さくなっていきます※3。ある時、仕事で3泊くらいの出張があったのですが、同僚から荷物の少なさに驚かれました。同僚が40Lくらいのスーツケースと普段使いのブリーフケースを持参しているところ、僕は20L弱のリュックのみでした。軽量化はもはや無意識でしたが、日常生活、特に旅行や出張など移動を伴う場合、UL的な考え方は、軽量化とものすごく親和性が高いと思っています。
※3:厳密にいうと、ULハイカーは荷物を軽くすることに重きを置いていて、その大きさはあまり気にしない。逆に沢登など藪を漕ぐようなルートを行く人は荷物をコンパクトにして、軽量さよりもミニマルさを重視する傾向にある。と思う。
3.ULベースで考える。
ハイキングにおけるULの方法論として、まずは道具をシンプルにすることがあります。(ULを実践しているハイカーをULハイカーと呼んだりするのですが、個人的にはシンプルハイカーとかの方が、実はしっくりきます。)
シンプルというと、無駄な装飾が無い分軽いということかと思うかもしれませんが、シンプルな道具は単純に扱いやすい、修理しやすい、応用が利くなどの理由が大きいです。例えば、仕切りの多い鞄は自分の持ち物とフィットすれば使いやすいですが、仕切りの分重くなりますし、仕切りのない同じ容量の鞄と比べて大きな荷物を入れることが出きません。これはあくまで一例ですが、この「シンプルであること」がULのベースにあると思ってください。
ちなみにULの実践は、実践者の知識や慣れ、技術に頼る場合も多々あり、便利さとトレードオフの関係となる場合も多いので、その辺は悪しからず。
4.ULを採用するメリットとデメリット
さて、たらたらとULについて説明しましたが、そもそもそれ何がメリットなの?ということで、パッと思いつくメリット・デメリットをまとめました。
【メリット】
・単純に移動が楽。重い荷物持って移動すんのってホント苦痛。
・飛行機なら大抵の旅行で手荷物で行ける。
・早く移動できる。荷物を預けたり受け取ったり、EV探したりしなくていい。
【デメリット】
・カバンが小さいので、お土産とか入れるスペースがない。
・ものを持たない分、不便なことがある。
・突き詰めると、みすぼらしくなるかも。
・素材を軽くしようとすると、高価になる。
てな感じです。個人的にはメリットの恩恵の方が圧倒的なので、自分にはとても合っているなと感じています。不便も楽しめるタイプなんで。
5.最後に。
長々と書いてしまいましたが、ULの方法論は旅行でも非常に有効です。是非皆さんにも試していただきたい。今回は導入編ということで、今後、具体的なTipsを紹介していきたいと思います。ちなみに、ULって突き詰めると見た目も中身もかなりとんがった人になります(まーやろうと思ってもなかなかできませんが)。何事もバランスが大事だと思いますし、ストレスないのが一番ですから、自分の中でこれは苦にならないなとか、合いそうだなと思ったものを試してみていただければと思います。それでは、皆さん、良い旅を!(ちなみにULの方法論を使った旅行について、山と道というブランドのHPに非常にわかりやすい記事がありますので、ぜひご覧ください。この記事読むと、このnote読む必要無かったじゃん!ってなりますが、まーそれはそれとして。)
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