ホニャラ的どこでもドアな旅7日目

画像1

どーーん!!
いきなりのパワーブレックファーストから始まる一日。
なぜかって?
これに至るには中々面白いトラブルがあったのです。

時を戻して朝4時ごろ。パチッと音がしたような気がして目が覚めたら、どうやら停電しているようで、空調も停止・部屋は非常灯が点いている(明るい…)まあいいか…と、あまり気にせず二度寝したが、結局朝まで治らなかったようで、7時頃に風呂でも入りたいな…と思って部屋を出たところで、スタッフさんから「系列のホテルにお部屋と朝食バイキングを用意しているのでご移動いただけますか?」
と。
朝食バイキング!?ラッキー!

荷物を纏めて移動。ついてみると、中々大きな一流旅館。
わざわざ部屋まで用意してもらい、折角なので広々とした温泉を堪能。

画像2

チェックアウトギリギリまで高級温泉旅館を堪能し、ご満悦な二人。

天気も悪くなさそうなので、ぶらぶらと駅まで歩くことにしたら、途中から雨が…
慌てて駅に逃げ込み、特急に一駅だけ乗って松江に到着です。

画像9

西日本のそこら中に置かれているどこでもドア。(実はこれとは関係ないが、大野町にもどこでもドアはあるんですw)
駅から雨の中を少し歩いて、昨日のお友達にお勧めしてもらった、お堀巡りの遊覧船に乗船だ!

画像3

なんと、島根県の観光施策で、各種観光施設が実質半額で利用できるキャンペーンを開催しており、この遊覧船もその対象。

画像4

遊覧船なんて、冬場には寒いのでは?と思いきやそれは安心。なんとこの船、コタツが装備されているのです。
僕らはカラコロ広場(松江駅からはここが最寄)から乗船したのですが、3カ所の乗船場があり、すでに先客がいたが、少し詰めていただき僕らも乗船。

早速船の屋根を下げる場所があるので、その練習をしまーす!と、グイグイッと屋根が下がる下がる…

画像5

おい!下げすぎじゃないかい!
ペシャンコにつぶされる僕。その様子を見て船の中には笑いの渦が。
これ、大柄な外国人さんとか大変じゃないかな?

陽気な船頭さんの語りを聴きながら、住宅街の中を静かに進む船。
お堀に向けて小庭を綺麗に整備しているお家もあったりと、堀川めぐりが地域にも溶け込んでいる様子が見える。

お城が最寄という船着き場で、天気が良くなってきたこともあり、一旦途中下船することに。
そう。このお堀巡りの良いことは、一回乗船券を買えば、何度でもその日中は乗り降りが自由なのだとか。船頭さんも、時間が許せば何回でも、何州でもぜひ乗ってみて!と勧めていた。

画像7

お城を少し眺めて近くの、興雲閣という、明治時代に工芸品陳列所として建てられた洋館へ。中には喫茶店が入っており、お茶を飲んだり軽食を食べることが出来る。

画像8

再び船に乗り込み、残りの半周を楽しむ。

画像6

なんと今度は、こんな狭い水道をくぐる!
壁に少し船体をこすりつけながらも、難なく通過した。

バスで松江駅に戻り、お土産を買ったりしていたら、もう間もなく時間。
さあ、この列車に乗り込みます!

画像10

観光列車天土(あめつち)
山陰本線の鳥取~出雲市を結ぶ観光列車。車内には沿線の伝統工芸をふんだんに使用し、山陰地区の神話の里を旅する雰囲気を車内から盛り上げてくれる。快速列車だが全車グリーン車指定席。
途中の景勝地では徐行運転サービスもある他、車内では売店や、予約制の食事やティーセットを提供するサービスもある。

指定した席は、海側を向いて窓に対面する座席。普段の列車ではなかなか出来ない体験だ。

最初はこの列車に米子まで1時間ほど乗車してから、岡山経由で帰ろうかと思っていたが、瑛美ちゃんがもっと乗っていたい!というので、急遽日程を見直し、終点の鳥取まで乗車することに。

画像14

米子を出てしばらく走っていると、なんと窓の外にはくっきりと2重の虹が!
さらに眺めていたら近い所に先端が来て、まるで列車と虹が並走しているかのような光景を見ることが出来た。

画像11

テーブルにあしらわれている沿線の伝統工芸。

画像12

種車があのキハ47系とは思えないほど、中は洗練されたデザイン。車内からその面影を追いかけるとすると、窓と乗務員室ドア、そしてゴツゴツした乗り心地ぐらいか。

画像13

合計3時間ほどの旅も一瞬にして終わり、鳥取に到着。
駅前の歩道は雪道。猛烈にクロックスで来たことを後悔しつつ、昔行ったことがある駅近くの温泉銭湯へと歩く。入った瞬間、なぜか地元のおっちゃんから「あんた北海道からきたやろ!!」と絡まれる。
そんなに北海道顔か?と思いつつ、いや、岐阜でして…と返したりと。

帰り道にスーパーで晩御飯を調達(調子に乗って買いすぎる)し、京都行の特急・スーパーはくとに乗って一気に大阪へ帰るのだった。

画像15

JRから能勢電に乗り換える途中のイルミ。
長かった旅ももうすぐ終わりか~

毎度おなじみになりつつある能勢電車。終点付近では恒例のほぼ貸切電車。
里山ベースハナビにチェックインして、この日はお早めに寝ることにした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?