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地獄のしおや100キロウォーク参加記その3

【祝勝会編】

重い足を引きずり、会場を後にする。因みに、途中でなくしたと思っていた片方の手袋も、無事にカバンの近くに落ちていたのを発見。
やはりダメージはデカく、特に今回、右足が辛い。
クルマに乗って、少しお話ししたような気もするが、気を失うかのようにいつの間にか銭湯へワープしている。
これだけ歩いた後の銭湯は、本当に気持ちいい。
水風呂と温泉を交互に入ったり、露天風呂で気持ちよく半身浴…と思ったら、いつの間にか爆睡していた。
あかん、気づいたら寝てしまうやつや。

フラフラになりながら、ようやく石川さん宅へ到着。とりあえず寝る!!
何も考えずに体を横たえることが出来るのが有難い。
・・・zzz

騒がしくなってきたのに気づき、起床。あまり長い時間寝たわけではなさそうだが、極限状態だと少しの睡眠でも沢山寝たような気になるのが面白い。

少しずつ起きてきて、ゆるゆると始まるゆんたく。
中田シェフが色んな料理を出してくれて、それがどれも絶品だ。
ミンタロハットはスキルの高い料理人ゲストが多く、競うように日々、腕を高めあっているのだとか?(本職ではない)

なんか、エイドのスタッフさんの間でも、僕の存在は話題?になっていた模様。まあ、この鬚だからね~
因みにチームミンタロ、男性陣は1人を除いて全員クリア。
全体で見ても、おそらく70%ぐらいはクリアしたのかな?
凄い話だ。

しかし、これだけ歩いた後に、まだまだお酒を飲むみなさんは凄い。ゴールが速かった方たちは、なんと焚火で熱燗まで楽しんだのだそう。
僕はちびちびとソフトドリンク(吞めないんですw)を傾けつつ、宴の時間を楽しむ。

さて、凄いのがここから。100キロも歩いたというのに、さらにここからナイトウォークに出掛けるのだという。
そのまま帰るというガクちゃんを見送るべく、せめて途中まででも…と思って後を追おうとするも、むくんでいるお陰で靴を履くのに手間取っている間に、かなりのリードを取られる。
2人ほど、そのペースについて行くのを諦めて断念したり…
どれだけ歩くのが好きなんだ!理解に苦しむ。
(結局、宇都宮駅までの往復5キロほどを歩いてきたのだそうだ)

少し人数も減り、まったりモード。なんとシェフ、握り寿司まで作ってくれる!
ウォーク組が帰ってきて、結局日付が変わるころまでは起きていただろうか。布団に入るとスイッチが切れたかのように眠りに落ちた。

【ありがとうみんな!】

ぐっすり眠り、起床。そこそこに足の疲れも取れた模様。足裏のマメが痛いだけだ。
協力して家の掃除をして、少しづつ出発していく仲間たち。
しかし、こうしてゲストを巻き込んでウォークに参加できるのって凄いな~。長年のミンタロハットの歴史を感じる。

昼ごはん組で、近くのラーメン屋さんへ。
みんなが味噌ラーメンなど、オーソドックスなメニューを頼む中…

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油そばを頼む僕。
なかなか美味でありました。
さらにギョーザに梯子する予定だったものの、そこはお休みの日らしく断念。
ここでチームミンタロハットも帰路につく。
これで暫く、お別れだ。みなさんまた会いましょう!

さて、繁華街近くに降ろしてもらった僕と、赤松さん。ともに餃子屋・正嗣に入る。

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潔く餃子オンリーで勝負するこの店。残念ながら店内で食べることが出来ないため、テイクアウトで頂く。さっきラーメンを食べたばかりなのに、小ぶりだという表示を鵜吞みにして、3人前を注文してしまう。

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小ぶり?
いや、普通の餃子のサイズはあるよw
と思いつつ、ペロリと平らげてしまう旨さだ。

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二荒山神社は、まあまあ階段を上りそう。
ちょっと帰りがきついので、下から拝んで済ませる。

さて、ここからは東武鉄道で浅草へ、
乗り込んだ瞬間、Aさんは爆睡。

そうそうなぜAさんと共に行動しているかというと、昨晩お話ししていて、今日の予定は特に決まっていないとのこと。
明日の高速バスをなぜか名古屋までにしているので、半分冗談で「ホニャラに来る?」と聞いてみたら、じゃ、行きます!とのことで、一緒に行くことになったのだ。なお、明日は僕もちょっと予定があるので、明日のみ別行動。
今夜も共に、浅草の宿に泊まることにしたのだ。

僕もちょこちょこパソコンしたりしつつ、いつの間にか浅草到着。

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いや、最後部のドアから降りたらアカンやつや。

ここで泊まるのは、チャプターツー東京。ウルトラシャルソンなどで仲間になった夫婦が営むホステルだ。
以前は外国人旅行者も多く泊まる宿だったが、この情勢もあり宿業もピンチに。そこで、本場のトルコで教えてもらったという、トルコ料理を出すカフェバー併設の宿として再出発したのだ。

以前はラウンジだった場所をカフェに改装。物置だった天井が低いスペースもまさかのオシャレな空間に。天井の低さを逆に生かしたかのような場所だ。

そんなオシャレカフェにドンと居座る僕とAさん、そして夜から合流してくれた、お馴染みのおしょう。
はい。Aさんも含めてまあデカい体の♂三人。
通りからも見える席に案内されたが、これってお店的に大丈夫なのか?と心配するメンツだw

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手作りの、そして本場に限りなく近いという手作りのトルコ料理はどれも絶品。
これは、食べて飲んで、そしてそのまま泊まれる場所として良い場所になったなと思う。

おしょうの車に乗せてもらい、少し離れたところの銭湯へ。以前は浅草にも良い銭湯があったのだが、残念ながらもう2年半前に閉業してしまったのだ。
外見は何の変哲もない銭湯・湯どんぶり・栄湯。しかし中に入ってみるとビックリだ。
スペースはあまり広くないものの、ぬるめの炭酸風呂からジャグジー、寝湯など。凄いのが屋外の水風呂は、泡の気泡が出ていて、初めて入る感覚だ。サウナとのセットが最高!

少しづつ進化を重ねて現在に至っているらしく、まだまだ改良の余地がある!と意気込む店主さん。
駅から遠いのが難点だが、それを補って余りある魅力を持つ銭湯だ。

さらにおしょうの誘いで、酉の市も覗いてみることに。

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深夜にも関わらず、大勢の人が行列を作っている。0時に合わせて境内へ入ろうとする人たちだ。
あまりそこは拘らないので、とりあえずは境内に入ると、そこら中で熊手を販売している。酉の日に買うのが縁起が良いのだとか。
お参りをして、ちょいと屋台の出店を見物。深夜のお祭りを楽しんで、チャプターツーに帰った。

【ホニャラへ帰還】

8時ごろ起床。外をチラ見すると、雨模様だ。
傘を持ってきていないからな~と思いつつ、やむ気配もないので、少し弱まったのを確認して出発。
Aさんは一足早く出発した。

都営地下鉄&京急で蒲田へ。
ここでは、ホニャラノイエにヘルパー滞在希望の方と初めてお会いする。
その名も、ほうまんさん(本名です)
最近、ノーマスクで入店可能なお店サイトに登録したのだが、彼はそれを見て連絡をくれたのだ。
基本的にヘルパーの受け入れは、生活もあることだし、一度は会ったことがある人でないとと思っているのだが、丁度、僕も東京にいることもあり、予定も合ったので一度会って話をすることにした。

話を終えて、ピンと来るところもあり、後日、彼をヘルパーとして受け入れることに。11月の半ばから、ホニャラに来てくれて手伝ってくれている。

さらに電車を乗り継ぎ、いざ鎌倉へ。
「極楽カリー」というちょっと面白そうなカレー屋さんへ向かうのだ。
駅に着くと土砂降りの雨。傘など持っていないので、少し小降りになるまで待ち、意を決して駅を出る。
この極楽カリーになぜ来ることになったのか。
4月に参加した葉山シャルソンの方から連絡があり、このカレー屋さんの店主さんが、宿やカフェなど、人が集まる拠点を作っている人に、自分が書いた本を献本したい!と募っており、もしよかったら。と、お声をかけていただいたのだ。
送料まで負担して送ってくれるとのことだったが、せっかくなのでどんな人が書いたのか会いに行きたい!と思い、帰りに立ち寄ることにしたのだ。

店内に入ると、明るい店主さんとスパイスの香りに迎えられる。
わざわざありがとうございます!と出会いを喜んでくれた。
献本いただいたのは「極楽語」
別に硬い内容ではなく、店主さんが毎日直筆で書き溜めた、日々の雑感・くすっと笑える一言などを、纏めた一冊だ。
笑いは極楽に通ずるという信念だと思う。

折角なのでと、僕たち夫婦の新婚旅行世界一周旅行記も献本することに。いわばトレードだ。
その場で開いていただき、他のお客さんが入ってくるまで暫し世界談義。
出発前に岐阜で宿をやっているんです~と、リーフレットをお渡ししたら、なんと、早速他のお客さんに「ぜひ行ってみてください!」と直接手渡し。なんとアグレッシブなんだ。

因みにメニューはその時に応じて作るカレーセット一択。カレーは今までに食べたことがない味で、さまざまなスパイスが混ざった、言葉では表現できない味。見た目にはオイリーだが、その油がまた美味。
濃厚な極楽カリーを頂いた。

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僕が訪れてから僅か1週間後、ニュースにもなったと思うが、鎌倉市内で大火事が。なんと現場はこの極楽カリーのすぐ近くだった。幸い、極楽カリーの店まで延焼することはなかったが、店内まで煤や煙が入ったこともあり、暫くは営業不可。少なからず被害を受けています。
店内飲食は11月一杯は休止。ただし通販も少しづつ再開しているようなので、応援の意味を込めて一度食べてみてください。
https://gokurakucurry.com/
被災者の方に一日も早い安息の日が来ることを願います。

雨の中をまた濡れながら駅に向かい、帰路につく。どうも大雨で列車が少し遅れている模様だ。それでも止まらないだけましだ。

熱海からは久しぶりの新幹線。こだま号はまさかの最新型のN700S。
といっても相変わらずのN700シリーズの見た目なので、見た感じは新鮮な感じがしない。

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しかし車内に入るとやはり、新車独特の臭いが残る。
そして座席に座ってビックリ。背もたれを倒すと、座面も沈み込んで体の体制にフィットするような感じだ。
また、各駅に到着すると、天井がフッと明るくなる仕掛けが。恐らく網棚に上げた荷物を忘れないように…という仕掛けだろう。
しかし面白い仕掛けではあるが、各駅停車のこだま号で毎回明暗を繰り返すのは、少し煩わしい。
こだま号は短距離利用が主であるし、この機能、のぞみ又はひかり号限定としては良いのではないか?と思う。

名古屋では、今朝、一旦別れたばかりのAさんと合流。
名古屋からの高速バス・にしみのライナーで共に大野町へ向かう。
途中のサービスエリアで生の餃子を手に入れてきてくれたらしく、今日の夕飯がとても楽しみだ。

おわり!

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