見出し画像

アーミー退職記念ツアー!(その3)

久しぶりに目覚ましに起こされることなく起床。
ちょうど8時ごろ。まだ朝ご飯までは少し時間があるので、瑛美ちゃんと看板犬アノンと散歩。
リードを付け替えた瞬間大喜び。

画像1


上へあがる道の雪壁の上に上り、大はしゃぎ。おかげで何度も緩んだ雪に足を埋める羽目に。
車道に上がってからも、ぐいぐい引っ張っていくので、コースはアノン任せ。途中、除雪車が通った時は、向かってくるときには怯えて?様子を窺っていたものの、近くを通り過ぎた瞬間から激しく吠え始めた(一応僕たちを守ろうとしてくれているのか?)

どこまででも連れていかれそうなので、「アノン、そろそろ戻るよ」と声を描けると、くるりとUターンして帰り道を行く。凄いな、人間の言葉(気持ち?)がわかるのか。帰り道も先導してくれて、梢の雪に戻る。
ちょうど帰ると朝ご飯の時間。フレンチトーストのちょっとオシャレな朝ご飯をいただき、食後は2階の縁側へ。

画像2


ノープランなのを良いことに、縁側でコーヒーを飲んだり昼寝したりとだらだら。
雪景色が眩しく、日差しが暖かいため、いつまででも過ごすことが出来そうだ。

お昼前に出発。梢の雪がある、谷を挟んで反対側の県道に出ると間もなく、谷の向かいに見える梢の雪から大きく手を振るぐっさんが。
お見送りの恒例行事だ。
見えなくなるまで徐行運転。また来るよ!という思いを込めて、ププ!とクラクションを鳴らして加速した。

近くの道の駅でお昼ご飯を食べて、富山へと向かう。
糸魚川からは高速を使い、穏やかな日本海を見つつ、一気に向かう。
気温も程よく上がり、もう春の足音が聞こえる日和だ。
アーミーの今後の拠点候補となる、射水市内川地区。
そこへ向けて走っていると、渡船の文字が。
富山新港を乗り越す、新港大橋だけでなく、まだまだ現役で市営の渡船ががんばっているのだそう。
一計を案じ、渡船乗り場へ。あと15分少々で出航とのことだったので、みんなには折角の機会なので渡船に乗ってもらい、僕は対岸へと回送して待ち受けることに。

画像3



でっかい新湊大橋を渡る。景色も最高なので、後ろの車には少し申し訳ないと思いつつ、制限速度ギリギリでゆっくりと走る。
遠くには雪を被った立山連峰も望め、絶好のドライブコース。
生憎、立山には背を向ける方向だったので、逆方向(高岡⇒富山方)に渡る方が景色をより楽しめるだろう。

越ノ潟発着場に到着。路面電車の駅もすぐ横に。港ができる前は、富山方面に直通していたらしい。
ほどなく反対岸からやってきた渡船が。
 

画像4


みんなと合流して、新湊大橋のプロムナードを見てみる。徒歩でも渡ることができるように、橋の両端にエレベーターが備えられ、空中散歩が出来るようになっているのだ。

画像5


渡船とプロムナード。二つの無料スポットで回遊型の観光ができるのは面白いポイントだ。

少し車で移動して、いよいよアーミーの街・内川へ。
静かな運河が横切る街。それを渡る橋からは、立山連峰が遠くに望む。ちょうど夕暮れ時ということもあり、ピンクに染まる綺麗な山を見た。

画像6


アーミーによると、未明には漁船があわただしく出航するさまを見ることができるのだとか。
「日本のベニス」という、ちょっと誇大広告気味な表示もあるが、街を歩く人も少なく、落ち着いた雰囲気。観光化されていないものの、近くを走る路面電車もあり、アクセスも悪くない。とても魅力的な街だなと思った。

画像7

さらに、アーミー一押しという、BRIDGE BARへ。お洒落な空間に、ちょっと大人な気分でノンアルのカクテルを注文。メニューに載っていなくても、何となく雰囲気で作ってくれるので気軽で良い。
時々顔を出すという、オーナーにも会うことができ、ゆっくりとした時間を味わいたいところではあるものの、この後もあるので早々に退出。
わずかな時間だが、内川を大満喫して出発した。

アーミーの今後の活動は、以下のホームページやFacebookページ(元駅員が作るゲストハウス)でも発信していく模様!
ぜひ今後の展開を見守っていきたいです~~
http://amigo-travel.net


新高岡駅では、Fさんが一足先に家路に。
宿主とこんなに旅するのは初めてで、とても楽しかった!と、喜んでくれた。僕たちも、Fさんのまた面白い部分がたくさん旅の中で見ることができて、より親近感が。時々、ゲストさんと旅するのも良いな~と感じた。

富山では、泊まれる図書館、寄処(よすが)に宿泊。昨日、アーミーに聞いたら、おすすめの宿として教えてもらったのだ。
途中のスーパーで夜ご飯を買い込み、よすがに到着。車で先行していたアーミー。そして、富山の瑛美ちゃんのいとこ(とその彼女)も合流だ。
チェックインの案内をしてもらう最中にも、いろんな本が目に留まり、これは目の毒というやつ。一泊だけなのは勿体ないほどだ。
リビングの一角でみんなでご飯を食べる。瑛美ちゃんのいとこも、順応性を発揮して、スタッフの大学生さん達と仲良くなっていたり。
とても賑やかな夜だ。

画像8


気付けば22時近く。近くに銭湯もあるので、駐車場へ歩くアーミーを送りつつ、僕も夜の散歩。
会社を辞めた実感が湧いているのか?ちょっとしんみりした感じ。
これから1年は、休憩がてら全国を周り、その後1年で開業準備。
2年後には射水・内川で宿をスタートさせる予定だそう。
エールを送り、駐車場で別れる。
ササっと湯に浸かり静かな住宅街を宿へ戻る。
流石にもう眠気マックス。
本を読むのは断念して眠りについた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?