【たけポン退職5種年記念イベント、無事に完了しました!】
とにかく最高に楽しい1日となりました!そんな様子をダイジェストします!
いよいよ迎えた2月11日、前泊の皆さんでホニャラは満員御礼。朝ご飯を食べたらもうまもなく出発の時間だ。
当日合流組も交えて、送迎車に乗り込む。当然ドライバーは僕。最大15人乗れるミニバスを運転だ。隣町のお友達が快く貸してくれ、今回の送迎に使わせてもらうことになった。
本巣駅は駐車スペースが少ないため、一発での輸送力がモノを言う。
3年前になんとなく取得した大型2種免許が、ここで活かされることとなった瞬間でもある。
ちょっと慎重に運転して本巣駅へ。到着前の踏切を渡るとき、本日運転体験&貸切列車に供用されるハイモ295が既に据え付け、ヘッドマークを誇らしげに掲げており、車内でおおー!と、どよめきが。ニヤリとする瞬間だ。
鉄道での合流組も加わり、受付をしたら、本日の担当・打合せでも沢山お世話になったSさんにバトンタッチする。
まずは先導で先ほど止まっていた車両へと向かう。みんな間近でまずは記念撮影!
そして車内ではガイダンスが始まる。
ちょっとマニアックな知識を交えながら、運転について解説してもらい、いよいよ運転体験スタート。
とはいえ、ここで僕は手伝ってくれる学生さんたちと一旦外へと出る。車内の仕切りははエミポンと、将来の鉄道マン、シュンキ君におまかせだ。
近くのスーパーにて、パーティー用の食材を買い出し。一番最初に、海鮮コーナーでタラコをゲット。というのも、今回乗車するハイモ295―315、オレンジ色一色、いわゆる旧国鉄首都圏色。またの名を、タラコ色と言われていることから、昼のパーティーでは絶対に出そうと思っていたのだ。
その他の買い出しも、お手伝いしてくれたおかげでスムーズに終わり、みんなが楽しむ本巣駅へ…とはいかないのだった。
実はこの時、トラブルが発生していた。
受付の際、2人が来ていないことが判明。一人は集合時間の勘違いで、遅れて到着とのことだったのだが、もう一人が大問題。少し前にホニャラに遊びに来てくれた、一人で参加してくれた小5の男の子が列車から降りてこなかったのだ。
親さんに電話するも、時間通りに大垣駅に送り届けたらしい。特徴を列車に乗ってきた僕のオヤジに聞いてみたが、いや…居なかったと思う…とのこと。大垣駅の樽見鉄道の乗り場は少し離れた6番線。もしかしたら乗り遅れたのか…
スケジュールを遅らせるわけにはいかないので、本巣駅の駅員さんに、もしかしたら男の子が次の列車で来るかもしれないので…と言伝を頼んだ。
しかしその後、遅れてくる勘違いしていたもう一人の方に電話してみたら、その列車にも乗っていない…どういうことだ??と思っていたところで、親さんから電話が。
どうやら終点の樽見まで行ってしまい、公衆電話で掛けてきたのだそう。
今から向かえに行きます!という親さん、しかし大垣にいるらしいので、圧倒的にコチラの方が速い。いえ、後は任せてください!と、同乗の学生さんも巻き込んで、一路樽見へのミニドライブが決定。
車内の様子をシュンキ君やエミポンから情報を貰いつつ、無事に合流。
どうやら集合場所を終点の樽見だと勘違いしてしまったのだとか。
とりあえず、これで全員が無事に参加できそうでめでたしめでたしだ。
合流すると、少しスケジュールが押し気味だ。
30秒ほど時間をとって自己紹介も車内放送マイクでしてもらっていたのだが、それが少し時間を押していたみたい。
タイムマネジメントをしてくれているシュンキ君が、このままだと13時20分を過ぎるかも…貸切列車の発車は13時37分。ちょっとこれはマズイ。
放送マイクは運転士さんがエンド交換をしないと入らない構造。なので地声でイケる人は、前の人の運転が終わり、折り返しの整備をしている間に、大きい声で自己紹介をしてもらうという方式に。
これで30秒は削れる。たかが30秒とはいえ、それが積み重なるとそれなりの短縮。
一番最後に持ってきた僕の運転の番の時には、むしろ少し早めで、13時ちょい過ぎぐらいと、大幅な時短に成功していた。
久しぶりの列車の運転。昔、豊橋鉄道の運転体験に、中学生の頃、参加したのを思い出す。しかし、それよりも今回はなかなか長い。
確認歓呼をして、汽笛一声とともにノッチを入れる。
ディーゼルの力強い音が鳴り、直ぐに制限の15kmへ達して惰行。
Sさんにブレーキは自分のタイミングで掛けさせてもらうようお願いしているので、ここか?というタイミングでブレーキ。しかし、想像以上にブレーキは効かず、大きくオーバーラン。外野のブーイングが突き刺さる。
このままでは終われない。
次こそは!と気を取り直して加速。
今度は案外綺麗にブレーキが決まり、元鉄道マンの面目躍如といったところか。
ちなみに、つい先日まで現役の運転士さんだった方も、タイムラグのある旧式のブレーキには少し戸惑っていたようだ。
そしてトイレ休憩を挟んだうえで、貸切列車、いよいよ発車!
事前の投稿をみて見に来てくれた方もいたり、一般の方の注目も浴びつつ、いざ樽見へと発車だ。
ようやく?待ちわびたお食事タイム。時折運転士さんが観光アナウンスも入れてくれるが、耳に入っているのか?みんな揺れる車内で食べるのに必死だ。
やはり車内飲食・バイキング形式というスタイルの場合、これぐらいの人数が限界だろうか。
わちゃわちゃしているうち、なんかあっという間に終点の樽見へ。
今まで乗車した中で、一番短く感じる時間だった。
一旦のトイレ休憩の後、折り返しの樽見から大垣は、元車掌である僕の出番。
YouTubeで拾った、乗務していた特急の車内チャイムを鳴らしてスタート!
事前に何度か、もとまるフリー切符を活用して、何度か樽見鉄道を往復。沿線の見どころを各駅間で拾っていったのだ。
途中から、前泊から来てくれて、すっかり溶け込んだ宮田家の元気な女の子・Mちゃんが、もっと丁寧な言葉づかいで!とか、あの~とか、え~とかを使わない!など、なかなか的確な突っ込みを入れてくる。
さながらチビッ子助役だね!と、車内放送の合間のアクセントとして取り入れる。
単なる観光案内だけでなく、随所に僕が実際に体験したエピソードなども交えながら、列車は順調に進んでいく。
本巣駅を発車したところで、ちょっとしたイベント!として、エミポンと、宮田家・ひろさんの、親父ギャク対決を。
学生時代、同級生だった彼女たちは、テーマに沿った親父ギャグを何個言えるか?という対決を行っていたのだそう。
なので、糸貫~モレラ岐阜の1分半の間に、樽見鉄道をテーマに対決してもらったのだ。
扉付近に掲示してある駅名と睨めっこして、必死に考える二人。
たるみ鉄道、たるんでる!などという暴言(笑)はエミポン。Sさん、すみません!
いつも負けていたというエミポンだったが、最後の最後、到着寸前にひねり出したギャグ?なのかよくわからないギャグで一歩リード。審議は半々なのでまあよしとするか。
これでとりあえず雪辱を晴らした…と言っていいのか?えみポンよ。
全員はとても無理なので、将来の鉄道マン、現役鉄道マン、そして元鉄道マンへのインタビュータイムもあったり。
そして最後は、そんざいがげいじゅつ・馨子ちゃん。
ヘッドマークを作ろう!と思い立ち、最初は自分たちでデザイン作る?とか思っていたけど、いや、折角だし良いものを!ということで、軽めのテツだったのを思い出し、彼女に相談したところ、やってみたい!と引き受けてくれたのだ。
大雪の影響もあり、水曜日に到着⇒その日に樽見鉄道乗車⇒木曜日に1日でほぼ仕上げ⇒金曜日に納入。というなかなかタイトなスケジュール(後から考えたら、途中で雨降ったらかなり厳しかった!)
特にヘッドマーク側が先頭となる、この樽見⇒大垣ではかなり注目を浴びており、これもヘッドマークのデザイン性も一役買っているだろう。
あっというまに大垣に到着。折り返しの間にこんどはミニライブのセッティング。
揖斐ギター柳澤ケイタさんの出番だ。
ここでようやく腰を落ち着けて一息。列車に鳴り響く音楽を堪能する。
3曲目には、今回のために作ってくれた樽見鉄道テーマソング。
実際に2週間ほど前に一緒に乗りに行ったのだ。
最初はまあ、過疎でどうしようもない田舎を走る…というネガティブイメージだったのだが、樽見駅近くのカフェがその印象を大きく変えてくれた。
時間つぶしに入ったのだが、オバちゃんがテレビを見ていて
入ったところで
「ドリンクでいい?」
「コーヒーで良い?」
と問答無用で注文が決まる。
正直、見た目や立地からあまり味には期待していなかった。インスタントコーヒーもありえるな…ぐらいに。
しかし、ほどなくウィーン!と、コーヒー豆を挽く音が。ん?と思ったら、サイフォンしているではないか!
出てきたコーヒーは期待を大きく裏切る美味。
この瞬間、ケイタさんも満面の笑み。
いや~、印象がガラッと変わっちゃったよ!
ということで、このコーヒーもしっかりと歌詞に組み込まれました。
途中の北方真桑では宮田家が下車。最初、あまり遅くなっては…と、大垣下車を希望されたのだが、できればギリギリまで味わってほしい!と思い、北方真桑で行き違い列車に乗り換える案を提案したのだ。
ライブも楽しんでくれたようで、よかったよかった。
演奏は糸貫駅まで続き、最後の一駅でみんなで一気に片付け。到着後は直ぐに入区なので、列車を遅らせまいとみんなで頑張った。
最後はSさんに本巣駅の案内をしてもらう。樽見鉄道の面白裏話も聞けたりして、とても面白い。最後は給水塔と樽見線として開業時からあるこ線橋の見学をして、お開きとなりました。
そして夜は、近所の居酒屋を貸し切り状態にして大宴会。
その日の夜に帰る人、そして翌日もダラダラして夜ごはんもかなりの人数に。
中には、みんなにそそのかされて、途中満喫で3時間ほどの仮眠だけでエクストリーム出勤を決める人まで(笑)
そんな大賑わいの余韻も楽しみました。
将来の鉄道マンから、現役の鉄道マン、そして過去の鉄道マンと勢ぞろい。老若男女、総勢33名と、かなり大規模なイベントとなりました!個人企画としては史上最大規模か?参加してくれた皆さんには感謝です!
担当してくれたSさんも、マニア心をくすぐる内容で当日、さまざまな案内をしていただき、とても有難かったです。
樽見鉄道の運転体験、10人以上集まれば開催できるので、ぜひぜひおススメですよ!
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