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ホニャラ旅日記 木曽&飛騨(1章)

6月末の旅日記!
なんと、偶然の出会いもあり、予定外?の幸運もあり!
不思議?な旅となりました!

【宿場noie坂勘へ】1日目

初日朝、ちょっと瑛美ちゃんが疲れがたまっていたということもあり、単独行で坂勘へ向かうことに。
良くなってくれたらどこかで合流するということで、まずは一人旅だ。

最初に向かうは、桟温泉。何度も来ているこの温泉、丁度割引券も溜まっていたので、割安に利用することが出来る!
梅雨の最中ではあるものの、時折晴れ間も見ることが出来る天気。
というより、最近はずっと雨予報のはずなのに、実際は晴天だったりと、天気予報はあてにならない。
この旅の期間も連日の雨予報だが、さてどうなるか?

中津川を過ぎたあたりから、走るのも怖いほどの土砂降りに見舞われる。
と思ったら晴れたり、また土砂降り。この天気を予報で言うなら、晴れ時々曇り時々雨という訳の分からないことになるのだろうと思いながら走る。
結局桟温泉に着いた時には、しっかりと晴れていた。
女将さんに、さっきまで土砂降りでしたよと告げるとビックリしていた。

早めに着いたので、浸かったり上がったりを繰り返して、のんびり過ごす。2時間も滞在したのは初めてか?

到着時間を連絡し、夜ご飯も自炊?という感じと聞いたので、まあ適当に済ませるかと、木曽福島のスーパーで買い出し。

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木曽路を走り、贄川宿・宿場noie坂勘に到着。長期滞在する住民の方が迎えてくれた。
ここはシェアハウスだが、短期滞在も出来るようになっている。聞いてみると、10人ほどが共同生活を送っているらしい。
イマイチ部屋のことは決まっていないらしく、とりあえずリビングで過ごす。今日はタイ料理をみんなで食べるらしく(たつみさん~聞いてないよ~)厨房では料理上手だというAさんが腕を振るう。

暫くして、管理人のたつみさんが登場。お部屋とともに、坂勘を案内してもらう。実はオープンする前に1度だけ遊びに来たこともあり、なんとなく前の記憶も残っている。しかし、その時の記憶があれっ?と思うほど、室内は様変わり。
台所とリビングは白を基調としたおしゃれな空間に。僕が通された部屋も、隣との仕切りが円形の窓。障子を閉めて、照明を付ければ部屋に満月が浮かぶようだ。

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僕も少し、夜ご飯の準備をお手伝い。グリーンカレーの最終的な味付けを任される。そのうちホニャラでタイ料理もやってみよう!

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さらにガパオライスも完成し、メンバーもそろったところでいよいよ夜ご飯!
こんなに大勢で食卓を囲むのは久しぶりだ。
自己紹介を挟みながら、おいしいタイ料理を味わう。
大工として住みながら色々と改良工事をしているFさんは、昔、瑛美ちゃんと徳島の空音遊で会ったことがあるらしい。

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夜ご飯も食べ終わった後、さらには別館もあるよ!と案内してもらう。別館というイメージから、裏庭側にでも小屋があるのか?と思えば、まさかの道路の向かい側。しかも住宅わきの細道を通った先の、元は作業小屋だったと思われる建物。
まだ工事途中とのことだが、少し見せてもらい、すでに完成している住居部分や、その狭さが逆に癖になりそう?なドラえもん部屋が遊び心あって面白い。

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それにしても、別館まで一杯になるほどの秘訣はなんだろうか。
ちょうど、東京都内でシェアハウスを営みつつ、塩尻との二拠点生活をしたいと目論んでいる、女子大生・おからちゃんも共に、たつみさんに話を聞く。
やはり、たつみさん独特のキャラ。(とりあえずいつ住むの?えっ、住まないの?と、どんどん詰める)
シェアハウスとはいえ、一定の綺麗さを保っている。(結構シェアハウスでこれがネックになることが多いらしい)
根底には、たつみさんの、「ありえない」場所に人が集まる場を作ることの上手さがあるのだろう。
そういえば、梢の雪も、本当に何もない限界集落に移り住んだのをキッカケに、旅人が集う宿をオープン。雄大な大自然はあるものの、アクセスも最悪で、特に有名な観光地という訳でもない場所だが、都会に住む人から大ヒット。予約を取るのも困難な宿にまで成長した。
ここ坂勘も、宿場町の中にあるものの、そんなに風情がある街並みでもない、いわば普通の田舎町。シェアハウスといえば、今までの常識だと都会にあるもの…という思い込みを打ちこわしたのが、この宿場noie坂勘だ。

鍵は、都会に住んでいる人たちに、「田舎暮らしのカッコよさ」をいかに自慢して、羨ましいと思わせるか?なのだそう。
ちなみに、坂勘にも付いている「noie」は、もう5年ほど前だっただろうか、ゲストハウスが全盛となってはいるものの、「ゲストハウス=安宿」というイメージもついてきてしまったこともあり、たつみさんが「ゲストハウス」から脱却しようぜ!と、広島で開催されたゲストハウスオーナサミットで提唱。実際に当時自分が持っていたゲストハウス&シェアハウスに、noieを使い始めたのが始まりだ。実は、ホニャラノイエの「ノイエ」も、この意味合いを持たせている。

たつみさんの次は・・・と、ホニャラノイエを開業するに至った経緯などの、おからちゃんからの質問攻めを受けたりしつつ、夜が更けた。

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