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iPhone 15 Pro Maxで動画撮影した際の所感 低ビットレートと高画質の両立にはまだまだ課題あり

つい先日、iPhone 15 Pro Maxで撮影してきました。

First snow in Ginza 5.2.2024 - iPhone 15 Pro Max (handheld) - 4K Japan

ファイルサイズが大きい

カメラの性能についてはほぼほぼ満足(これについては別途記事にする予定)なのですが、気になったのはやはり記録フォーマットの選択肢が無いことでした。

分かっていたことではあったのですが、結構ファイルサイズが大きく、4K 60pだと平均100Mbps前後になりました。

iPhoneのカメラの設定画面にある説明を読むと、僅か1分で少なくとも400MBものファイルサイズになるとのことでした。

しかも、ファイルサイズが4GBを超えるとiPhoneからデータを取り出すことが出来ない場合があるのもネックで、あまり長尺動画には適さないなと思いました。

久々に街歩き動画的なラフなのをやろうと思っていたのですが、これだったら低ビットレートで撮影可能かつ小型軽量なミラーレス一眼を使ったほうが良さそうですからね。(気軽さは損なわれますが…)


4K 60p 10bitで45Mbpsを実現しているのはSONY・FUJIFILMのみ

残念ながら、首題の通り低ビットレートと高画質の両立はなかなか難しく、ミラーレス一眼であってもこの問題は多くのカメラで解決には至っていません。

私の所有するカメラの中では、SONY(45Mbps)・FUJIFILM(50Mbps)のみが低ビットレート&高画質を実現している程度です。(だからどうしても出番が増えるんです。)


なぜ低ビットレートでなければならないのか?

ではなぜ私が低ビットレートにこだわっているかと言うと、単純な話データを保存するストレージに限界があるからです。

無尽蔵にストレージ容量があるなら、当然ながら高ビットレートで記録するのですが、個人で取り組むには限界がありますからね。

もちろん、業務での撮影となれば高ビットレートで撮りますが、たとえ低ビットレートであってもよほど特殊な撮影リクエストでもない限り、画質に目立つ破綻は出ないと思います。(私の経験した限りまったく問題ないと言っていいレベルです。)

また、アップロード先がYouTubeなので、どれだけ高ビットレートで撮影しても再圧縮がかかり画質は落ちますからね。


まとめ

以上のことから、iPhoneの用途について再度考え直しているところですが、もし今後iPhoneを使って撮影するなら短尺にまとめたり、4K 60pは諦めて30pにするとかFHDに落とす… などの妥協を迫られることになります。

どれほど手軽でハンドリングやカメラ性能が良くても、iPhone内部の画像処理エンジンが非力なこと、小型軽量が故に熱暴走の可能性があること、また低ビットレート&高画質を実現できない限り、まだまだ私の用途は限られるかなと感じました。

今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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