プレイリスト「切なくなる曲」

スマホやウォークマンにプレイリストを作るのが好きだったりします。
昔からラジオのDJに憧れていたのもあるんだろうけど、好きな音楽を好きな順番で並べて続けて聞くということをずっとしています。

最初はカセットテープ、MD、CDと進化を遂げ、iPodでついにMP3のプレイリスト作成ということができるようになり、スマホでも同じくプレイリストを作り、ウォークマンに至るという歴史を積み重ねています。

プレイリストは様々。アーティスト、ラジオの主題歌、何年のアニメソング、サントラ・・。今いくつくらい作ってるんだろう・・。

その中に「切なくなる曲」というプレイリストを作っています。
その名の通り「なんか聴いてると切なくなる」、「なんかいろいろと思い出して泣きそうになる」曲を集めて、たまに聴いてます。
仕事帰りとかの移動中に聴き、なんか泣きそうな状態になりながらお家に帰ることもあります。

その中から何曲かご紹介したいと思います。

坂本真綾 おかえりなさい・中島愛 神様のいたずら

たまゆら~hitotose~のOPとED。まぁたまゆらー(たまゆらファンのこと)ですから、えぇ。
作品自体もとても好きで、ARIAの佐藤順一監督のオリジナル作品ということで、そりゃ好きになるに決まってるじゃない。
音楽を聴くとシーンが思い浮かぶアニメって、なかなか少ないんですがその中でもたまゆらのこの2曲(あとサントラに数曲)は、聴くと映像がすっと出てきて、アニメのことを思い出してなんだか切なくなります。
たまゆらについてはまた別の機会に書こう、うん。

豊崎愛生 春風~SHUNPU~

豊崎愛生さんの4thシングルです。
発売時期が2011年4月。
東日本大震災が起きた直後です。
この曲自体は震災の前からラジオで聴いてて、すごくいいなぁと思ってたんです。つじあやのさんの曲は昔から好きだったんですが、その優しい歌詞に優しい愛生ちゃんの歌声。これは最高だろうと。
そのさなかに東日本大震災が発生し、なんか世の中が一瞬にして暗くなってしまい、自粛ムード、お先真っ暗だったあの2011年の春先、CDを買って聴いて、ようやく「あ、春がきたなぁ」となったのを思い出します。
その後、ソロライブに行ってこの曲を観客と合唱するというのがあり、さらに大好きになりました。

新谷良子 空にとける虹と君の声

新谷良子さんの3枚目のアルバムからの曲。
このCDが出たのは2006年。14年かぁ・・(ついしみじみとしてしまう)。
新谷さんの曲のテイストとして評される「バンビ・ポップス」。僕はこの曲がその「バンビ・ポップス」を代表してるんではないかと思うのです。
新谷さんはソロデビューした頃から追っかけていますが、初期はかわいいなぁと思う曲が多くて。それはそれで良かったんですが、徐々にロック成分が高くなり、かっこいい曲が増えてきたんです。
その中で出てきた「空にとける虹と君の声」。
かっこいい中にも「ピンクのバンビ」から続くかわいらしさを秘めたこの曲、ラスサビがとても良くて、キュンとなるんですよねぇ・・。

鷲崎健 ワルツ

数ある鷲崎さんの曲の中から、「切なくなる」といえばやっぱりワルツです。
鷲崎さんの曲がとても好きなのは、全体的に「多幸感がある」ところ。
悲しくなる曲があんまりなく、誰ともわからない人であっても幸せでいてほしいな、そういう曲が多くて好きです。
その最たる例がワルツ。コンビニの店員さん、野良犬、通りすがった子供・・。「どんな人・動物にも幸あれ」、こんな曲なかなかないです。
このワルツ、発売した2010年5月の時点でも「いいなぁ」ってなったんですが、その後起きた東日本大震災で文化放送でよく流れていました。
事の経緯は ニコニコ大百科を見ていただきたい。僕もあのときのワルツに救われた一人です。 5年前のフラワーテントで生演奏を聴いたときに泣きました。自分を救ってくれた、あのときの曲をご本人が弾き語りしてて、とても嬉しかった・・。


春風も、ワルツも東日本大震災の時にいろいろと感じ、不安になったときに聴いた曲というのは今もいい曲なんだけど切なくなります。たまゆらもその後に放映があったので、あのときの空気感を思い出しちゃうからかもしれません。
今、新型コロナウイルスの感染が広がっていて、あのときの空気感と似たものが世間に漂っています。
気分が塞がって暗くなっている世の中ですが、そんなときは「不安なときにあのときの不安を少しでも乗り越えたいい音楽、でもだからこそちょっと切なくなっちゃう音楽」を聞いて気分がなるべく塞がらないようにしよう、そんなふうに思うのです。

ちなみにこのプレイリスト、東日本大震災以降もどんどん増えてます。
それだけいい音楽に巡り会えてるんだなぁと、ほんの少し誇らしく思います。

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