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「潮時」

2012年度の「国語に関する世論調査」では、「潮時」の意味として「ちょうどいい時期」で使う人が60.0パーセント、「ものごとの終わり」で使う人が36.1パーセントという結果でした。また、年代別に見ると、20代から50代では後者の意味で使う人が4割を超え、前者の意味で使うと回答した5割に肉薄していました。

正解は前者の「ちょうどいい時期」。もともとは潮の満ち引きのタイミングのこと。ところが、「引退の潮時」のように身を引く文脈の中で用いられることが多いためか、物事の終わりの時期と誤認するケースが増えたものと思われます。

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