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「寄りを戻す」?

この場合の「より」は、「撚り」または「縒り」。糸などが数本ねじり合わさって一本にまとまる状態のことをいいます。

和紙をねじって糸状にした「こより」も「紙撚り」などと書きます。「こより」は、「かみより」が「かうより」に変化してできた言葉(『日本国語大辞典』精選版)です。

「縒」という字に本来「よる」という意味はなく、「搓」との混同ではないかと言われています(『漢辞海』第四版)。「搓」も「よる」という意味です。

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