敷居が高い

「庶民には敷居の高い高級店」のように、程度が高すぎるという意味で「敷居が高い」という言い方がありますが、本来は、

しきい【敷居】が高(たか)い
相手に面目のないことがあったりするために、その人の家に行きにくくなる。また、その人に会いにくい。

(『日本国語大辞典』精選版)

という意味です。「合わせる顔がない」に近い表現といったところでしょうか。

世代による認識の差もまだありますので、高級すぎるという意味を示すときは、「ためらわれる」などの別の表現に言い換えた方がいいでしょう。

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