野向　コスモス　こころ花　’２０

　本稿は昨年（2021年9月）に投稿した３回シリーズ「野向コスモスこころ花」に加筆修正を加え、単編に改編したものです。２０２０年に撮影したコスモス畑の記事です。　

　福井県勝山市野向のむき町、私はこの「野向」という目にも耳にも心地よく感じられる町名が大好きです。野向町は山あいにある静かでのどかな郷愁の里です。
　毎年秋には約２haのコスモス畑が訪れる人の目を楽しませてくれます。
　２０年ほど前から美しい町づくりの一環として休耕田を利用してコスモスを植えたのが始まりだそうです。
　花が大きくて背丈が高いのが特徴で、今では秋の風物詩として県内外に知られるようになりました。
　
　花写真は史跡撮影をライフワークにしている私にはあまり関係ないような主題です。ですがここも一昨年、道の駅の喫茶で地元の区長さんご夫妻に偶然出会ったのが撮影のきっかけです。
　世間話をしているうちにいつの間にか撮影を依頼されたというか、勧められたというか、気が付けば撮影の約束をしていたという次第です。

　野向町のコスモス畑は規模はそれほど大きくないですが、山に囲まれた自然環境がすばらしく、ノスタルジーを強く感じます。初めて訪れた土地でしたが、すっかり魅了されてしまいました。
　
　本稿では２０２０年の開花時期（９月下旬）から満開（１０月中旬）まで、区長さんのご支援をいただきながら毎日のように通い詰めた野向町のコスモスをご覧ください。