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ひとり淋しく 「コイごころ」

 福井県の国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」や国史跡「白山平泉寺旧境内」等の歴史的情景を中心に撮っている北野です。地元では現場百ペン主義の風変わり者として少しだけ知られています。
 いつも一心不乱(?)、真剣勝負で撮っています。以前、県史跡「越知山越知神社」で撮っているとき、宮司さんから呆れたような真顔で言われました。
 「北野さん、いつもそんな鬼のような形相で撮っていると神様は逃げていってしまうよ。もっと肩の力を抜いて、リラックスしなさい。」  

 しかし、この性分は治りません。
 朝倉氏遺跡や平泉寺で撮っていても、どなたも、友人・知人・写真愛好家さんでさえもだれも傍に寄ってきません。いつも一人寂しく、孤独に耐えて撮っています。

 ところで、一昨日は穏やかな晴天に恵まれ、朝倉氏遺跡で久しぶりに遊び心でゆったりと撮影を楽しんでいました。
 たしかに息抜きの撮影も必要ですね。いい気分転転換になりました。
 今回は作品ではないですが、朝倉氏遺跡の義景館館跡外濠で飼われている鯉と遊んでいたときのスナップです。わずか3枚の平凡な拙画ですがどうぞご覧ください。

 いつも外濠の鯉たちは水中で静かに悠々と泳いでいます。しかし、私のいつもとは違う穏やかな表情を見て喜んでくれたのか、活発な動きを見せてくれました。「ありがとう、コイさん、楽しかったよ」

 ( 口の悪い連中の陰口が聞こえてきました。
  「そんなもん、コイが餌くれると勘違いして寄ってきただけやんか」)

番外
湯殿跡庭園から復原町並の裏山の一乗杉と対峙しています。
湯殿跡庭園に背を向けて撮っているから、
他者から奇異な眼差しを向けられるのは当然です。
右手前にあるのが私のカメラと三脚です。
孤独感が漂っています。

 以上、お粗末な自虐的記事で失礼しました。
         最後までお読みいただきありがとうございました。

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