見出し画像

一乗谷アラカルト 34

  

(一乗滝)

 私の写真は独学我流ですが、多くのプロの写真家さんの著作物を読んだり観たりして、生意気にもその「いいとこ盗り」を自分の学びにしてきました。

 随分昔のことですが、確か写真家の山口高志氏だった思います。インターネットでお書きになっていた記事を私が手書きでメモした紙片が出てきました。(最近、終活の一環としてHDや書き物を整理しています。)

 その一部を紹介させていただきます。氏曰く、

 魅力を感じた被写体に出会うと、誰もが写真を撮りたいと思う。しかし、その被写体をどう撮るかが問題である。

 たとえ記録的に撮るだけとしても、どのアングルから、どこにピントを合わせ、どんなライティング(光)で、どの範囲を、どんな露出で撮るかによって、写し出される画像は大きく違ってくる。

 それが個性である。さらに付け加えるならば個性とはズバリ、「撮影者が被写体の何を見ているのか」という『視点』である。『視点』を明確にしてこそ、写真は撮影者の意思をリアルに反映する。『視点』を大切に撮影することから自分流が生まれるのである。

(写真家、山口高志氏のお言葉;出典不詳)

ここから先は

820字 / 4画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?