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メディアの琴線に触れる5つの視点【広報1年目の教科書】

いざPR企画を考える際に『メディアはどんな情報を欲しているの?』『PR企画の立て方が分からない?』と頭を抱えた事はありませんか?
そんな、広報1年目の方向けに、メディア取材に繋がるPR企画の考え方をまとめてみました。

商品やサービスの機能紹介になっていませんか?

広報経験の少ない企業や担当者とお話をしていると、プレスリリースや企画書が自社の商品・サービスの機能紹介になっているケースが多々あります。例えば、新しく発売される架空の調味料『食べる柚子胡椒』を例にすると。価格/大分県産の天然ゆずの配合量/味ばかりを、紹介してしまうような事例です。これでは、いくら美味しくて使い勝手の良い調味料でも、メディアに取材される事はありません。

メディアが求める情報に翻訳しよう!

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商品やサービスをばかりを紹介した資料で、メディアプロモートを行うと、メディアから『何が新しいの?』『どんな価値があるの?』『誰に取材できるの?』というフィードバックを貰う事になります。
メディア取材に繋げるには、自社の発信したい情報をメディアが求める情報に、翻訳する事が大切です。


メディアの求める5つの視点とは?

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メディアが求めるの企画(情報)とは、ズバリ!新奇性/季節性/社会性/ストーリという4つの視点で作られた企画(情報)です。全てを含む必要はありませんが、できるだけ、この4つの情報が含まれる広報企画を作りましょう。

5つの視点はそれぞれ
①新奇性
今まで世の中にあった同類の商品やサービスに比べて、何が新しいのか?
②季節性
今の季節に合っている情報・今取材するべき情報であるか?
春夏秋冬の季節や記念日と掛けわせた情報であるか?
③トレンド
世の中のトレンド、つまり生活者の関心の高い情報と掛けわせた情報になっているか?
④社会性
社会課題の解決など、商品やサービスが社会的に役に立つモノであるか?
➄ストーリー
商品やサービスの背景にある人間味や苦労話が含まれているか?
企業のPRであればV字回復の物語を演出できるか?


実際にチャレンジ:新商品食べる柚子胡椒で情報開発してみよう!

理論は分かっても、どんな風に実践してみればいいのか、イメージがつかめないですよね?冒頭で紹介した、架空の調味料『食べる柚子胡椒』を例に、メディアが求める5つの視点に沿って、実際に情報開発をしてみましょう。

それぞれの、視点に沿って作ってみると下記のような情報が作れました。
テキストにすると、文字数があまりにも多くなってしまうので、画像にまとめてみました。

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メディアの琴線に触れる5つの視点とは?~まとめ~

POINT:決して自社が伝えたい事をそのまま伝えない
POINT:メディア視点に立って情報を作る
 =メディアの求める5つの視点=
 ①新奇性
 ②季節性
 ③トレンド
 ④社会性
 ➄ストーリー


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