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プレスリリースの送付先

プレスリリースを作成したけど、、、
「リリースはどこに送ればいいの?」
「メディアへの情報提供の方法が分からない」

という疑問を抱えていませんか?

本コラムでは、プレスリリースの送付窓口や送付先をご紹介します。

プレスリリースとは?

プレスリリースとは本来、企業のサービスや活動をメディアへ伝える公式発表を意味します。しかし最近では、プレスリリースの配信プラットホームが発達し、それらに紐づくSNSからも情報が発信もされています。その為、メディアだけでなく、生活者へ向けての情報発信手段としても注目されつつあります。

プレスリリースの送付方法

プレスリリースを送付する手段は主に3つあります。

【送付方法】
①配信プラットホーム
②記者クラブへの配布
③記者への個別送付(メール・電話・FAX)

リリースの送付方法毎にメディアの選定方法・送り方を解説していきます。

①配信プラットホーム

配信プラットホームとは、リリース配信をサポートしてくれるWEBサービスです。自社のリリースを配信プラットホームで掲載したり、プラットホームに紐づくメディアへプレスリリースを送ることができます。
サービスによってはプレスリリースの内容と親和性の高いメディアを自動で選定してくれ、一度の配信で300件近いメディアにリリースを送ることが可能です。費用としてはリリース1本約1万円~3万円となります。
配信プラットホームを利用すると、そのサイト上に自社のリリースがストックされるので、記者が取材先を検索する際にヒットし易くなります。資金に余裕があれば、メディアアプローチの基本セットとして小まめに活用することをオススメします。
ただし、メディアには毎日大量のリリースが送られてくるので、記者の目に留まる確率は低いと言えるでしょう。

②記者クラブへの配布

記者クラブとは新聞や地方テレビ局などを中心に校正されている組織です。
取り扱う情報毎に組織が分けられており、全国に設置されています。業界別に細かく組織が分かれている為、記者クラブにリリースを配布する際は『マスコミ手帳』を書店で購入し、どの記者クラブにリリースを配布するべきかを調べてください。

記者クラブへ配布(業界では”投げ込み”と言う)するにはまず記者クラブに電話をします。電話口では投げ込みの希望日時と、プレスリリースの内容を簡潔に伝えてください。
その際に、持ち込むリリースの必要部数配布方法も確認しておくと良いでしょう。配布方法は様々で、記者クラブ内に設置された投げ込み箱に投函する方法もあれば、受付で窓口にリリースをまとめて渡す場合もあります。
ただし、全てのリリースが投げ込めるというわけではなく、各組織の取り扱う情報と親和性のあるリリースでなければ配布できません。
配布当日は、電話口で確認した方法に従ってプレスリリースを配布してください。

③記者への個別送付(電話・メール・FAX)

既に連絡先を知っている記者には、メールでリリースを直接送付しても問題ございません。
その際のポイントは2つです。
まず1つ目は、メールタイトルはキャッチ―かつ簡潔なタイトルにすることです。記者のもとには毎日大量にリリースが届きます。少しでもに留めてもらえるように工夫しましょう。2つ目は、本文にリリースの内容を簡潔に記載することです。長い文章は記者に読んでもらえないので、絶対にNGです。
これは私の感覚ですが、メールの文章内にサービスのイメージが掴みやすい画像を添付すると見て貰える確率が高いような気がします。

広報担当になって間もない方は、積極的に記者と連絡を取ることでメディアリレーションを構築していきましょう。ニュース性が大きく、記者にとって価値のあるリリースだと思う肝入りリリースの場合は、メールを送った後、記者に後追いの電話をしてもよいでしょう。
ただし、”記者は忙しい”という事実だけは肝に銘じておいてください。
メールの返信が無い・電話に出ない、といった状況で後追いの連絡ばかりしていると、大切なリレーションが無くなってしまいます。

では、面識が無く連絡先を知らないメディアにリリースを送付する場合はどのようにすれば良いのでしょうか?
WEBメディアの場合は、ページの下部にプレスリリース送付先のアドレスが公開されていることがケースが多いです。公開されているリリース専用窓口に先程紹介したポイントを押さえたメールを送付してください。

新聞や通信社にアプローチする場合は、サービスと親和性の高い記事を書いている記者をリサーチします。グーグルの検索タブ下の『ニュース』を選択し、リリースと親和性の高いキーワードを検索してみてください。そこでヒットした記事の中から、署名記事をピックアップしていきます。

ニュース検索

記者の名前がリサーチできれば、各メディアの代表番号(編集部の番号)に電話をして、名指しで接触を試みましょう。また、記者がSNSで連絡先を公開している場合もあります。記者がSNSで連絡先を公開している場合は直接連絡をとっても問題ありません。海外では主流のメディアリレーションの方法です。

まとめ

広報経験が少ない方は、積極的に記者とコミュニケーションを取る機会を作っていきましょう。ただし、リリースの送付先には、価値あるニュースを届ける為に奔走する記者がいることを肝に銘じ、自社の情報を届けるだけでなく、相手を思いやったアプローチを心掛けましょう。


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