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メディアアプローチリストの作り方

敏腕広報担当が必ず持っている『メディアアプローチリスト』

メディアアプローチリストとは、『自社の商品やサービスに興味を持ってくれそうなメディア関係者の連絡先リスト』を意味します。PR会社や敏腕広報と言われる人は必ず『メディアアプローチリスト』というリストを持っています。

しかしこのリスト、一朝一夕にできるものではありません。作成するまでに、多大な労力と時間を要するのです。広報未経験の担当者であれば、リストのイメージも作成方法も分からなくて当たり前です。本コラムでは広報未経験者の方に向けて、メディアアプローチリストの作成方法・便利なフォーマットを公開していきます。

■労力と時間を要するので諦めずコツコツ完成を

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先程紹介したように、強いメディアリストを作成するには、多大な労力とメディアリレーションの構築が必要です。
メディアリストに記載する項目へのリサーチ作業一つをとっても

・新聞の署名記事を探す
・番組のコーナー担当者を探す
・番組の制作会社を探す
・雑誌を担当しているライターを探す

など、多大な労力と時間を要する作業ばかりになります。
かなり骨の折れる作業になりますが、一度メディアリストを作ってしまえば、メディアアプローチの工数が大幅に削減されるでしょう。企業としてもメディアリストは資産になるので、ぜひ諦めずに完成を目指してみてください。

■メディアリストの作成方法

メディアリストの作成には、少なくとも下記の情報が必要になるでしょう。

・メディアの運営会社名
・メディア名
・担当コーナー
・記者氏名
・記者の連絡先 (電話番号/メール/FAX番号)

これらの情報は、メディアリサーチで担当者を洗い出した後、各メディアの代表・編集部に電話をかけて地道に吸い上げていきます。
「○○メディアの○○記者に情報提供をしたいのですが、お繋ぎ頂けませんか?」とお願いするのが一般的でしょう。
※メディア交流会や人脈を活用しての吸い上げも効果的ですが、本コラムでは割愛しています。

■メディアリストのフォーマット

メディアリストが必要なことは良く分かったけれども、どんなフォーマットが便利なのかが分からない!という方向けに、私が活用しているフォーマットを公開します。

メディアリストイメージ

左から、『媒体種』『ジャンル』『会社名』『媒体名』『部署』『氏名』『TEL』『FAX』『メール』『欲しい情報』とリスト化されています。

・媒体種=テレビ/雑誌/WEB/新聞 など媒体の種類
・ジャンル=メディアが発信する情報の種類
・会社名=メディアの運営会社
・媒体名=番組や雑誌の名前
・部署=記者の担当部署
・氏名=記者の名前
・電話/FAX/メール=メディアや記者の連絡先
・欲しい情報=記者が取り扱っている情報

上記の様なフォーマットで網羅的にメディアリストを保持しておきます。PRネタに沿ったメディアアプローチリストが瞬時に作成できるよう、ジャンル別に分けておくのがオススメです。PRネタ毎にエクセル上の『ジャンル』欄でソートをかけることで、PRネタと親和性の高いリストを抽出できます。

一度作成してしまえば、広報部の資産として機能するメディアリスト。作成の初期段階では時間と労力を要する作業になりますが、諦めずに作成することで、メディアアプローチの工数を大幅に作成できるでしょう。

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