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新事業、お! 閃(ひらめ)いたと言ってもいいのでは?

8日
今日は、DX相談、2案件を午後から行います。 まず1件目です。

新築建設関係の、

部分作業請負をやられているT様2回目の相談です。
約一ヶ月前の初回打ち合わせ時に、自社のことを、まっさらな気持ちで、一度振り返って欲しいと伝えてありました。

それは、自社の、強みを冷静沈着に俯瞰的に客観的に少し深く掘り下げて、書き出してみる。再認識です。 現状の会社のリソース(ヒト・モノ・カネ)を今一度理解することでもあり、その上での、経営者の描く短期的な、未来像を明確にするものだと、考えます。

まずは、現状の確認から始めます

そうすると、強みは、以下のよう。
自社は、
①過去数多くの現場を請け負っており、施工情報・施工実績があります。
②その工事には、定期更新のメンテが発生するものが多くあります。
③そのお客様の建物は、徐々に老朽化します。
④スタッフはリフォームの工事、施工管理・協力会社手配ができます。
他にも、いくつもの強みと自負されることがあふれ出てきました。

こういった時間を費やすと、経営者様は、おぼろげではありますが、

閃(ひらめ)きます! 

これを、聞き漏らさず、逃さずメモします。お得意のOneNoteに記録を取りその場で、相談者と私のPC画面で、共有します。

その閃きとは、
「従来顧客を対象に、自動化したしくみによって、しっかりとした顧客の建物の情報管理と、建物の老朽度により発生するであろう不具合の対応方法を伝える」

経営者は、なぜ閃くか?

 社内の番頭さんや、外部のコンサルさんなど、経営者ではないときは、閃くことが簡単ではないと思いました。 それは、経営者が、なんとか新しい価値を提供できないか? 自社の限りあるリソースを使い、できれば大きな投資をせずに、様子見をしながら小さく始めて、大きく伸ばす。これは、事業を俯瞰的に、連続的に、定点観測している経営者がなせる技だと断言できます。

この時点からは、話が弾みます!

もちろん、まだまだ、うまくいくかはわかりません。言ってしまえば思いつきの部分もまだまだあるので。
でも、既存業務とは違う、新規事業の突破口を開けた感覚は、私も相談者様も、ひしひし感じています。 

こう書くと、

「そんな、それほど難しい話じゃないじゃん。」

というふうにも見えますが、おっしゃるとおりです。 ですが、経営者である相談者様が自分ごととして、突破口として思え、力や時間を注げるか、ここが重要です。実現可能性が高く、具体的に一歩づつ、歩める期待を持てること。 これこそ、最大、重要。

ということで、次回に向けて、

具体的な反応を探ってもらうことをお願いしました。

身近な人の中で、一緒になって、考えてくれる人を3名探してもらう。
その人へ、このしくみを伝え、
新しい取り組みの、有用性が理解できるか?
サービスを提供するこちらの、自分勝手都合な理屈ではないか?
もしサービス内容を追加するなら、どういう事が考えられるか?
このあたりを、次回打ち合わせまでにお願いしました。
私の方としては、CRMシステムの研究です。

まとめ

①DX改革は、経営者自らが時間をかけて、全身全霊で生み出すことが原点
②実現可能なステップをお見せして、具体的に進めることで、伴走型相談が成り立つ。

以上です



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