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その2 相談】突然、インターネットに繋がらない。その原因は。。

仲間の会社でインターネットに繋がらず、かれこれ、一週間くらい、たちます。その、対応記を記録します。

1.ことの発端

先方の会社さんのWiFiに接続したPCから、メールでファイルを送ろうとしていましたが、送れない。

事務所の他の人は、instaかLINEは、繋がったような繋がらなかったような。そういった具合のフワッとした現状把握が普通です。

2.現状把握と正確な状況

あるあるです、その繋がったというのも、リアルにネットに繋がったのか、スマホに保管されたキャッシュ的なものが表示され、それを繋がったと思っちゃったのか。

通常そんな感じで、こちらとすると、原因切り分けも難しいし、正しく現状を教えてもらおうにも、どこをどう確認すれば現状をつかんだことになるのか、ポイントは、一般の人には、よくわからないでしょう。

3.まずは、電話やチャットでさらなる調査

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それでは、原因を究明すべく、想定する原因を絞っていきます。まずは、取り急ぎ電話やチャットで、いつもと違う点を聞くと、「PPP」ランプが緑色と赤色で点滅しているとのこと。早速、機器を確定しマニュアルを探します。この画像は、点滅の合間の、非点滅時の写真でしょう。 専門家だと動画共有をすることもあります。

4.その前に、PPP関係のエラーということは

PPPoE(PPP (Point-to-Point Protocol) on Ethernet) Ethernet上を通信する方法で、ポイントとポイントの間を認証接続する、といった意味でしょう。 ポイントは、ここ事務所と、プロバイダのどこかにある認証サーバポイントでしょう。 その分岐点がルーター。ここを切り分けましょう。可能性は他にもLAN内にも複数考えられますが、PPPランプ点滅という異常な点を、切り分けます。

分岐点はルーター

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分岐点は、ルーター。 その、こっちとあっちを考えると、WAN側。あっち側です。 続いてLAN側。こっち側です。 プロバイダやNTTとやり取りする前に、あっちかこっちか、切り分ける必要があります。いまのところ、現地での確認する前なので、接続構成が不明な中で、ざっくり、セッションがそもそも確立してるのか? ここだけをフォーカスするために、ログ見てみましょう。 リンクしていれば、ルータ自身の不具合含め、あっち側の可能性。 リンクしていれば、こっち側の可能性。 この説明書では、リンクアップという、表示を確認できるか?ということによって確認できます。(この時点では使っているルータがOGと決まっていませんが、参考資料としてOGのものを使って説明しました。)

5.どのルータ使っていますか?

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電話で、先方に状況を確認します。その事務所では、WiFiも使っている。 プロバイダは、ぷ○○。回線はNTTのひかりサービス。ふむ。 ルータの写真送って! ってお願いしたら、OG410xiの写真が来ました。

6.OGルータの説明書

NTTは、事務所扱い契約のときはOGをあてがってくる。。。うざい機械。 なぜ家庭用だとホームルータ?  ホームルータだと、RJ11の口がついていて自分で自由に電話機器取り付けられるのに、OGは、2ピンの変なコネクター。 わけわからん、2ピンとRJ11変換ケーブル作成料2,000円!/本。 利権絡みなの? NTTの昔ながらの、事務所用と家庭用で、電話基本料金が違う。この分け方に理不尽さを感じています。 ホームルータに対しOGは最新技術の取り込みがワンテンポ遅れるように感じます。 まー、今回の課題とは関係ないので、話を戻します。

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説明書をNTTから拾ってきました。 接続ログを見たかったので、 先方へ確認をお願いし、「WiFi繋いだ機器から、この説明書のように、ブラウザで192.168.1.1を開いてみて」とお願いしました。 いま思えば、「ntt.setup」の方で開いてもらえば現地に行かなくて済んだと思われます。(今思えばです。)

7.OGの管理画面開けないよ〜

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はい、そりゃそうです。。今思えば。これは、どういうことか?  こちらの事務所の、LAN IPアドレスの割当セグメント?っていうのでしょうか。この時点では、???でした。。後述します。

8.さて、はじめに、やるべきは

ルータから、割り当てられたLAN IPアドレスのセグメントを、確認。先にネットワークプロパティを見るべきですね。うっかり、説明書を信じ切って、各社各様の環境把握を怠ると、本来必要のない時間を所要してしまいます。 

9.時間早ければ、安い。時間かかれば高い。

ある意味正しいのですが、ある意味正しくない。

こういう目に見えない工数が、実際には発生するのですが、一瞬で直っちゃうと、コスト安くしてよ?って言われてしまうんでしょうねw 技術力料なんですが。。一般の人には理解しづらい。

10.経験は積み重なっている価値

どういうことかというと、経験や技術力に裏付けされた、ある意味プロの技は、一瞬で終わることもある。これは今日までに、勉強し経験し失敗し悩み、ようやく得たノウハウ。 逆に、新しい技術、経験したことがないこと、これには、それなりに時間がかかる。勉強料として自腹にすることもあるけども、切り分けには必要な費用として理解を得たいものです。

11.一方、先方さんもなにかわかることはあるかなと。

先方さんも、私の到着までの時間を使い、プロバイダのぷ○○へ、連絡してくれました。 

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その上NTT側の問題では? と。。。 たらい回しは、こうやって始まります。 頭をよぎる、こういう言い方してくれればいいのに?って言葉が浮かぶ。「当社ぷ○○と、接続が正しくするための、ID認証ができていません、 今年2月頃に、パスワード再発行した来歴がありますが、その後、ルータに新たに設定した、認証IDとパスワードに間違いはないでしょうか? 再度、ご確認ください。」。 そう、聞いたのだろうか? ぷ○○も、そう言ったのだろうか?

まぁ、カスタマーセンターには、聞きたいこと言いたいこともあるが、脇に置いておこう。 この段階で、パスワード違い確定だと思いましたが、「ルータの管理画面に、入れない」ということがあったので、万が一、二重ルータ接続環境があって、もう一台のWiFiルーター側で、セッション張っているかも、と思うと、リモートで一般の方に、どう説明するのか? むりー。 ちっちゃな脳みそが、カオス化してきました。ですので、現地へ行ってみよう!となりました。

12.192.168.○.1 開けたよ、(^^)

OGの管理画面を開くには、 正解IPは、192.168.24.1 でした。 いま、ルータに接続しようとしているこのノートPC自身も、192.168.1.Xではないですよね。調べはしませんでしたが。つながるわけない、そりゃそうですw ちょっと恥ずかしかったです、実はw   

13.管理画面に入れたら、確認

まず、PPP接続状態確認。ふむ、繋がっていない。 次に、ログ確認。 障害ログと接続ログ。ppp接続できず、retryの嵐。 事前に聞いていた、パスワードを入力、保存で、はい、接続オッケー!

14.不具合の原因

新たに手に入れた、パスワードをルータへの設定更新漏れ。 ということでした。 2月頃から7月12日まで使えていたのは、プロバイダ、ぷ○○の、温かい配慮だったのかもと、振り返ります。

15.その後は、

簡単にログの見方や、割当のローカルIPや、MAC Adressの見方、PCやスマホでの見方。MAC Adressの頭6桁がメーカを示すなど、予備情報をお伝えしました。

16.IT環境も一通り、見せてもらい、

販売管理ソフト、仕入れ管理、プリンターの接続方法や台数、ネットワークサーバの有無、情報共有や、2拠点間の接続、ビジネスフォンや、倉庫内のIT設備。 もちろん、今は業務が問題なく回るので、問題なし。

17.困ってからやるか? 困ってはいないが目的持ってやるか?

逆説的に言うと、上記の断片的なことは、改善することが出来ます。 そして、短期的には、業務の効率化が図れます。 これは、DX改革には欠かせない、ITデジタル化というステップです。 IT設備を更新していくと、業務効率化が先に見えてきます。 それは、わかりやすい変化だからです。 

18.その先にある、DX改革とは?

ITデジタル化を推進すると、その先にというか、目的を持って、同時に起こせるものが、DX改革。 このDX改革ですが、個人的見解では、雲のようにつかみにくい。 ですが、ITデジタル化することで、事業そのものの価値が上がり、関わる人達、それはそこで働く人達、そしてサービスや商品を購入する人たちにとって、従来の事業より、更に高いレベルでの事業になったなと認知できる。これが、DX改革の効果であるのかなと、いま時点では思っています。

目的を持って、DX改革推進を。

仮に、競合他社にはない、いつでもどこでも素早い対応ができる環境整備が実現できたとします。そのとき、DX改革が成功し、事業の付加価値が増強され、一段とひかり輝く組織になったとすると。それは、IT投資が、有意義な、しっかりとした目的を持ったものであったと。 そういった納得感を持った正しい判断ができる経営者を増やしていけたら、微力ながら中小経営のDX改革に少しはお役に立てるかなって。

おまけ1.御礼の品

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珈琲焙煎専門家の煎った、アイス珈琲をいただきました。 すーん、と喉越しよく、大きめのグラス2杯、一気にいっちゃいました。 私は珈琲味音痴なのですが、、それであっても、やっぱ香りがいいのと、味が濃いちゅうのは、わかります。

おまけ2.専門家の珈琲を飲んで思ったこと

消費者には私のような味音痴wな人もいます。味覚鋭敏な人も、味音痴も届くのは、「味」。大げさですが、専門家の人生の結晶です。ですが、残念なことに、ぱっと見は、「味」という、氷山の一角しか見えません。実は水面下に、経験、失敗、ノウハウ、プライド、ありとあらゆる専門家たる基礎によって支えられています。これは、普通にやっていては、消費者は、この氷山の一角しか見ず、水面下の努力は見えません。 氷山の一角を、どれだけひかり輝くものにし、伝えるか。 水面下の部分の興味を持ってもらえるか? 私は、DX改革推進によって、このあたりの支援をし、専門家の表現の実現にも応援したいです。(^^)

さて、最後に。

駆け出しの私は、お困りごと相談を通して、自分の、DX水先案内の能力を、磨いていこうと思っております。 今は光らない石ころのような原石ですが、皆さんの相談によって、少しづつは、磨かれるはずです。 ということで、今のところ、一時間程度のオンライン相談は、無料サービス中です。

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