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【考察】シュバルゼッテは元々ラウダのMS?

また珍説が登場してる!!

はい。なんですけど、18話を見ると、シュバルゼッテの製造の時系列がどうしても本編中は無理があるんじゃね?と思ったのと、そうなると元からシュバルゼッテはラウダの機体なんじゃね?と思ったので考察していきたいと思います。ただ究極、時系列はどっちでもいいのかな~とは思いますが、ラウダとヴィムの導線を引くとなると、こっちの方が通りもいいような気がするんですよね~。メカにも兵器にも詳しくないのにまた記事書くことになるってどういうこと?でも思いついちゃったもんはしゃあねえ!!

※2023/6/4追記 いや、ラウダ全然シュバルゼッテのこと知りませんでしたね!ちくせう!

シュバルゼッテはそもそもガンダムとして作られたのか?


プロスペラが関与しているので、そもそもガンダムとして開発されたのかなと思いましたが、それ以前にあれはジェターク社のコンセプトモデル、つまりこれから量産する主力機体のひな型なので、それをガンダムにするってどうにもおかしくないか?と。

そもそもシュバルゼッテはプロスペラがガンダムをジェターク社に造らせたか作ろうと持ち掛けられたのか、とにかく元々ガンダムとして取引後に造られたのかと思ったのですが、シュバルゼッテの完成度を見るとどうもおかしい。

まずヴィムがプロスペラと取り引きをして、それからシュバルゼッテを開発していたとすると、タイミングとしては、
・プロスペラとヴィムが再会して取引をした2話以降
・プロスペラに例の件の再取り引きを持ち掛けた7話以降

この二つであると思われます。2話よりも前は、プロスペラが「ご無沙汰しております」ヴィムが「3年前の社長就任以来だったか」と言っていて、今までコンタクトを取っていないのは確定なので、本編よりも前はない。

ただ2話はプロスペラもヴィムもダリルバルデの決闘を取りつけて終了としていて、仮にダリルバルデを下したエアリアルにヴィムが興味を持ったとしたら4話以降に開発が始まる。

ただそうなると、すでにガンダム開発を取りつけているのに「例の件の再取り引き」がまた持ち掛けられるというのも違和感があるので、ガンダムとして開発を始めたとしたら2話以降ではなく7話以降ということになります。買収前、としても、ラウダとはその話が始まる前にすでに話しているので、一応嘘はついていない、ということになります。例の件がシュバルゼッテの件であるとすれば、ですが(そうなるとどっちが声をかけたかは五分ですね。エアリアルを知ったヴィムがガンダムについて聞こうとして、取引を持ち掛けられ、シュバルゼッテ改修については突っぱねたのかもしれないし、プロスペラが断ったのかもしれない)

そして、7話以降であるとすると、時間として2か月と2週間と数日で、モビルスーツの体はできていて、あとは肩などの残った装甲を取りつけて塗装を行うだけ、という完成一歩手前の状態まですでに終了しているんですが、そんな短期間でモビルスーツを開発し、完成形まで持っていくことはできるんでしょうか?同じく18話でガンドノードの開発が進められていて、これもベルメリアがプロスペラに協力することになってから総裁選までに完成するとすると、実質2週間しか時間がありませんが、実際どこまで出来上がっているのかはわかりませんし、彼女が担当しているのは主にプログラミングなどのソフトウェア方面のようなので、ハードウェアの方については既に完成間近か完成している可能性の方が高いんじゃないかと思います。プロスペラの目的は最初からスコア8までエアリアルを高める、で一貫しているのなら、時間はたっぷりありますし。少なくとも設計図は出来上がっている。

シュバルゼッテの場合は、仮にダリルバルデから設計図を引っ張って使うにしても、デザインが結構違うし、体つきも違うので、デザイン画も設計図も大幅な変更を余儀なくされています。ジェターク社のような大企業だとそれこそデザイン案を通すだけで一か月はかかると思うので、それから一か月で設計図を起こして二週間であそこまで…と考えると、鬼スケジュールに殺されたデザイナーやメカニックがいるということになってしまうので、そんなブラックな…

と考えると、元々あった機体をガンダムに改修したと考える方が自然なはずです。(営業はコンセプトが死んだのですごいキレてそうですが…)

あとは単純に「コンセプトモデル」なので、これは車の説明ですが、

デザインの構想を示すクルマ。モーターショーなどに展示する量産車とは異なるモデルをこう称している。将来のデザインや技術の概念、をショーを通じて公開し、大衆の反応を探る意味がある。

weblio辞典

ということで、「これからジェターク社はこういう方向性で行きます!」というお披露目的なものなので、それが「ガンダム」っていうのは単純にジェターク社が「これから既存の機体ではなくガンダムメインに行きます!」という宣言を出す予定になってしまい、ジェターク社の新技術ではなく「時代遅れのガンダム技術」に舵を切る、しかもエアリアルに敗北してから出すということは、ガンダムに勝てないからガンダムを製造することにしたというメッセージにもなりかねないので、そんなもんをコンセプトモデルするわけがない。

とすると、シュバルゼッテは元々はジェターク社の新技術とデザインを披露するためのもので、そこにガンダムは関係なく、それよりもっと前から開発していたモビルスーツであった。という結論になります。

ジェターク社の未来


それで、シュバルゼッテはジェターク社の新技術を世に知らしめるためのモデルであったとすると、その新技術とはなんだ、というと、意思拡張AIではないかなと思います。

意思拡張AIはドローン技術の制御に使われていると説明されていますが、同時に17話ではグエルの意思でモビルスーツを動かせていても、操縦桿が動いている状態だったので、恐らく意思拡張AIはモビルスーツを動かすこともサポートしている。どのようにサポートしているのかと言うと、パイロットが例えば次は右に行きたい、と思うはずだと予想してあらかじめ操縦桿を傾けておく、まさに意思決定を拡張するAI構造をしているのでは?

卑近な言い方をすると、ケータイの予測変換とか検索の予測変換とかでしょうか。それがあるおかげで、文字を打ち込む手間が減って時短になり、さらに私たち使用者の癖や傾向を学習して使いやすいように勝手にカスタマイズされていってさらに入力の手間が減っていく。

それと同じで、モビルスーツの動作が意思拡張AI未搭載のものより早くなり、思考とのタイムラグがなくなる。身体拡張モジュールであるガンダムと同等に、モビルスーツを早く効率的に動かせるようになっていく。
それから、ダリルバルデは死角からの攻撃を防いだり、今回は恐らく勝手に避けているので、そういう、人間が操縦しているのでは不可能な滑らかな動きも可能であるとすると、まさに意思拡張と身体拡張でアプローチが異なっても、ガンダムと同じく人間と同じような動きが可能である。

のかな~。というのは、私はそこまで兵器にもメカにも詳しくないので、合っているかは本当にわからないんですが。

ただ、シュバルゼッテはドローンを搭載する予定はなかったのではというのは事実なんじゃないかなと睨んでいます。なぜなら同じく意思拡張AIを搭載して、ドローンを搭載している実証段階まできている第5世代モビルスーツ、ダリルバルデと丸被りしてしまうので。

多分ヴィムの計画としては、シュバルゼッテとダリルバルデを同時に発表する予定だったんではないかと思います。

これから量産する予定のコンセプトモデルであるシュバルゼッテと、すでに実験段階に入っている最新鋭技術を搭載したダリルバルデの完成形を、同時に披露する。

シュバルゼッテとダリルバルデは、頭の輪やかかとのデザイン、それまでのディランザに比べたらシャープなフォルムをしているなど、デザインに共通点が見られます。コンセプトモデルは正式な量産機とは必ずしも同じデザインをしているわけではない、というかその方が少ないらしいですが、しかしこの二機をお出しされたら同系統の機体であることは誰の目にも明らかであり、同じ技術を使いながらもドローンのないシュバルゼッテと、ドローンのあるダリルバルデを同時に出されたら、その違いや性能差、ダリルバルデの特別性などをアピールすることが可能です。

そして、シュバルゼッテがドローンを搭載せず、意思拡張AIのモビルスーツ制御技術に特化させた機体であった場合、そのテストパイロットはラウダなのではないか。という可能性があります。

14話しかラウダのモビルスーツ戦闘描写がないのですが、この中でも彼は垂直な崖を斜めに下り、そこから大きく飛んでかなり離れたスレッタに迫って斧を振り下ろす、という三半規管とGは大丈夫なのかという離れ業を見せます。そしてスレッタに避けられてからも追いすがって斧を振り下ろし、その後も恐らく肉弾戦メインで戦おうとしている。ラウダの操縦特性に合わせてはいますが、彼のディランザはかなり重いし、旧来のAIよりも意思拡張AIの方がより素早く直感的に機体を動かせるのならば、肉弾戦が得意なラウダにはよりマッチしたものとなるでしょう。単純に死角のカバーもしてくれますし。

グエルもやれと言えばこういう戦い方はできるとは思いますが、肉弾戦に特化した動きは彼の常の動きではなく、やはりラウダとグエルは操縦特性が違う。そして操縦特性が違うパイロットがせっかく二人いるのなら、より適性のある方にやらせた方が効率的です。

それに、PVでもその場で動かすのでも、ダリルバルデとシュバルゼッテは上記の狙いがあるならば、同時に動かなければあまり意味がないので、そういう意味でも二機のパイロットは別々でなければならない。とすると、機体性能をフルで生かしたアクロバティックな動きが自然とできるラウダと、すべてにおいて高い操縦技術を持つグエルは、用意した別々のモビルスーツのコンセプトを体現できる理想的なパイロット。同い年で実力も近くて、仲もいいから、チームワークも完璧で、パフォーマンスとしても最高のものをお出しすることが可能。

さらにこのモビルスーツは二機とも、ジェターク社の「新世代」を強調し象徴するモビルスーツであるとされています。

これはヴィムにとってもそうだったのではないでしょうか?つまり、息子への代替わりですね。

ヴィムは退くには若いと思うので今すぐではないでしょうが、グエルもラウダも今年学園を卒業し、そのままジェターク社に所属する。そのタイミングで、新しい世代のモビルスーツと、新しくジェターク社を担う息子たちを後継として紹介する。

最新鋭機、それを駆使したパフォーマンス、若く優秀な後継者。これらを一度に発表するとしたら、かなりインパクトがあり、新しいジェタークへの期待感なども高まったはずです。
まあ共同CEOとして発表するかどうかはわかりませんが、実証機であるダリルバルデの完成を待たずに、コンセプトモデルのシュバルゼッテが恐らくほぼ同時期に開発されていた理由も、同時発表する予定だったからということで説明がつき、ダリルバルデにグエルを、シュバルゼッテにラウダを乗せる、いや与える計画だった。

そしてこの二人が乗るとしたら、二機のデザインとしても、二人にマッチしていて、とても映えるものになっているのではないかと思います。

ディランザよりはスマートだけれども、重厚な鎧をまとった騎士を想起されるダリルバルデと、それに乗るグエル。
徹底的にスマートで、どこか女性のようなシルエットデザインを持つシュバルゼッテと、それに乗るラウダ。

グエルは華やかな顔立ちで、体つきもがっちり、雰囲気も堂々としていて、彼自体の印象がかなり強い。そんな彼には、細いシュバルゼッテではなく、朱色という派手な塗装を施され、武を体現したようなダリルバルデの方が統一性があって似合う。

対してラウダは、シャープな顔立ちで、体つきも細く、華奢な雰囲気をしているので、どちらかと言えば派手な印象はない。しかし、同じく細身のシュバルゼッテは、機体がラウダを飲み込むこともなく、ラウダも含めて洗練された印象を与える。んじゃないかな…ラウダはまだ乗ってないし、そもそもシュバルゼッテが元々何色に塗装される予定だったのかわからないから朱色塗装であった可能性もありますが…。

それから、これはヴィムが二人ともを大切な息子として想っていた、という親心的な前提が必要ですが、ラウダにも実質世界で一機の特別な機体を与えたのは、グエルには彼を想って作った機体を与えるのに、ラウダには用意しないというのは不均衡だろう、という思いもあったのかもしれません。

ラウダは自分が過ちを起こしてしまって生まれた子供ですし、そういう見えづらい配慮をせめてやってやりたかった、という動機は、ヴィムならやるかもしれないな~というラインではありますし。

(メタ的には単純に、グエルにはダリルバルデをということだったのなら、同じパイロット科であるラウダには機体を与えないというのはかわいそうだろ!という私の個人的な感情もありますが…。)

ただそうなると、プロスペラが一枚噛んできたのがもう本当に最悪中の最悪で、まさに魔女の一撃だったんだろうということにもなるんですよね。

せっかく劇的なデビューを飾ろうとしていたのに、先にダリルバルデをベータ版時点で本番稼働をさせなければならなくなった。だけでなく。
大切な息子であるラウダが乗るはずだったシュバルゼッテが、あろうことかその息子の命を奪いかねないGund-armという呪われた機体と成り果ててしまった。だったらシュバルゼッテを改造するなよってところなんですが、暗殺計画すら知っていたプロスペラなので、開発中のシュバルゼッテの存在も知っていたと仮定すると、一からの開発で時間を稼いでやり過ごそうとしたヴィムに、シュバルゼッテの存在を指摘して改造させた。ってところなのかなと思います。

さらにこれだと、今度はサリウスと手を組んでデリングを再度暗殺しようとした展開も、説明がつくのかなと思います。

前まではグエルが学生のうちにやりたかった、という理由付けだと思ったんですが、ラウダをガンダムに乗らせたくない。何としてもガンダムが出来上がってしまう前にデリングを消して、つなぎでもなんでも総裁の席をぶんどり、シン・セー公社を潰すか何かしてシュバルゼッテのガンダム改造を止めたかった。もしくはガンダム開発自体を禁止にしたかった。とすると、サリウスと手を組んでペイルには持ち掛けなかったのは、彼女たちはむしろガンダムを開発していたあちら側なので、ガンダムを毛嫌いしているサリウスと手を組み、まぁそっちに総裁の椅子が転がってもいいか。と考えていた。という可能性も浮上してきて面白いですね。そりゃデリングのしたり顔にキレるわ。こっちは息子二人の命背負ってんだぞ。

そしてシュバルゼッテはラウダに与えるモビルスーツで、今現在もそうであるとすると、気絶しそうなぐらいヤバイ思いをする人がもう一人いるんですよね。

いつの間にか弟が棺桶に入ることになってたんだが??


グエルは「父さんが開発を進めていたとは聞いていたんだが」と言っていて、どうもシュバルゼッテの存在もコンセプトモデルであることも知っていたようですが、ガンダムであるということは本当に最近まで知らなかったんじゃないかなという感じのニュアンスで、実際「俺だって知らなかったんだ!」と言っています。

じゃあシュバルゼッテの存在を知ったのはどのタイミングなんだ?と言うと、恐らくというか間違いなくラウダからCEOを引き継いだタイミングで、この「聞いていた」というのもラウダから聞いているはずです。

それでガンダムだと知ったタイミングは恐らくズレていると思います。ラウダからあらかじめ聞いていたら「俺だって知らなかったんだ!」という言い訳は出てこないと思うのと、どうもグエルはシュバルゼッテの開発を停止させていると思われるんですよね。

シュバルゼッテは一機だけぽつんと、開発用なのかだだっ広いハンガーに取り残され、組み立てスタッフもいなければ、グエルたちが来てから明かりをつけたっぽいので、暗い中に放置までされていて、とても開発中とは思えないし、むしろ放置されているという印象を受けます。

ただそうなると、グエルは父親が開発中だった計画を引き継ぐのではなく、むしろ止めているのはなぜか、という疑問がわきます。

グエルの今の生きる目的は、ジェターク社を存続させること、父親が遺した繋がりを失わないことです。その父親が「これからのジェターク社を担うコンセプトモデルとして開発したモビルスーツ」を放置しているというのは、どうも違和感が強い。普通なら、父さんが遺してくれたものとして、止まっていた開発を再開させるぐらいしそうなものです。あるいは迷っているのなら、それこそガンダムの専門家であるミオリネに一報ぐらい入れているはず。

しかしグエルはそうしていない。なぜかと考えると、愛する父親の遺作よりも、優先するべきものがあるから。そしてその優先するべきものとは何かというと、今のグエルにとっては、ジェターク社と同じくらい失いたくないもの、家族であるラウダとなります。

恐らくプロスペラが指摘したように実績となるものを探している過程で知ったか、シュバルゼッテの引き継ぎを確認するためにプロスペラが連絡をしたかで、シュバルゼッテがガンダムであることを知った。さらにそのテストパイロットがラウダとして登録されていた、もしくは開発スタッフの中に名前があったのではないでしょうか?単にガンダムであると知ったのなら、グエルは即座にミオリネに相談していたはずです。融資交渉の場にも同席させて、今後のことを相談しているので、彼女にも関係するガンダム開発をジェターク社がしている事実をそこまでして隠すことはない。でも彼女にも隠す必要があり、なんとしても開発を凍結したままにさせておきたかった。

もちろん、株式会社ガンダムを通さない契約のため、ミオリネに知られると不義理だし厄介だな、ということもあったとは思いますが、プロスペラの言う通りこれは手っ取り早い実績になるし、エアリアルという同じGund-arm技術を用いたモビルスーツを、まるで戦争そのもののようにスレッタから遠ざけようとしているのを知っているので、同じ道を歩むパートナーとして、報告をする義務があるはずです。

プロスペラに指摘されたグエルが、顔を伏せて誰にも目を合わせようとせずぴくりと表情を動かして冷や汗を流すという、本当に知られたくなかった、あるいは指摘されたくなかった、というリアクションを取っているというか、プロスペラのいる端末を頑なに見ようとしていないので、ミオリネに知られたくなかった以上の、この計画そのものをなかったものにしたかった、というようなもっと何か理由があるような勘繰りができます。

そして今のグエルにとって、そういった理性や利益よりも優先するべきものとは何かと言うと、ジェターク社以外だと唯一の家族であるラウダになる。
そしてなぜシュバルゼッテを隠すことがラウダを守ることに繋がるかというと、シュバルゼッテにラウダが関与しているから、ということになるのです。

この理屈だと、ラウダはテストパイロットではなく、開発ラインに名前が載っていた、でもいいし、ヴィムの残した資料に、「ラウダに与える予定のコンセプトモデル」というト書きがあった、というのでもいい。

いずれにせよ、ジェターク社を立て直すと決めたグエルが、それを助ける実績となるであろうシュバルゼッテを放置して、できる限り隠そうとしているのは、ラウダが関与しているからという可能性が高い。

その割には強固に反対もしていませんが、それは彼の精神状態と、ミオリネのガンダムを兵器利用しないという信念を聞いたのと、地球に降り立つのはエアリアルでシュバルゼッテじゃないから、という理由からなのかなと思います。あわよくばこのままエアリアルを旗頭にして、シュバルゼッテは闇に葬れないか…という打算込みでエアリアルを地球に降り立つ云々のところでは口を挟まずカメラからも消えて存在感を消していたとしたら、ちょっと面白いな、とも思いますね。あのグエルがそんなことを…

ラウダはどこまで知ってる?


肝心のラウダはどこまで知っているというところなんですが、考察通りなら多分これから答え合わせがくるでしょうから何とも言えませんが、願望も含めて言えば全部知っていると私は考えています。

ヴィムがシュバルゼッテをガンダムに改修したことも、ガンダムがパイロットの命を吸うモビルスーツであることも、全部知っていて、それでも開発陣に名前を連ねている。グエルの情報源がラウダであれば、という前提条件も付きますし、ヴィムがラウダに事情を言ったかラウダが自ずと察してしまったか、呪われたガンダムに関わらせないと頑なにヴィムが反対しても絶対に意見を曲げなかった、というエピソードもないといけませんが、それでもラウダは関わっていたのなら関わり続けたと思います。

なぜなら自分が関わらなければグエルが関わることになるかもしれないから。

ラウダの行動の最優先順位はグエルであり、グエルのためなら彼は無茶も無理もなんでもします。そんなグエルがもしガンダムに関わってしまったら、ガンダムによって殺されるのはグエルかもしれない。

ラウダがCEOになって開発を凍結させたかはわかりませんが、これもまたどっちかは五分五分なんですが(凍結させるとなると関係者であるラウダにも連絡がいくと思うので)、個人的にはグエルが凍結させたかな、と思います。

これは作劇上というか、本当にこの考察が当たっていればですが、グエルにとってダリルバルデが父との繋がりなら、ラウダにとってもシュバルゼッテが父親との繋がりになる。そんなシュバルゼッテは、ラウダにとって例えガンダムに改修されようとも父親との思い出であり唯一遺されたプレゼントでもある。

そしてもし、ジェターク社の技術でガンダムの呪いを克服し、それを普遍的な技術として確立できたら、株式会社ガンダムもシン・セー公社も超えたガンダム事業のトップに立てる。それは絶対的なCEOを失ったジェターク社の信頼を回復させ、ガンダム事業のトップシェアも獲得できるかもしれない、まさにゲームチェンジャーです。

そこまでの皮算用できるのか?という疑問ですが、ラウダにとってもジェターク社は普通に大切なものでしょうし、グエルよりもずっとヴィムに近いので、リスクを犯してハイリターンが得られるのなら、投資する嗅覚はあるんではないかなと期待しています。さらにこの場合のリスクはラウダの命であり、もし失敗すれば御三家の子供でありCEOを殺した技術として、シン・セー公社を潰し他の会社も含めてガンダム産業への参入を再び禁止させられるかもしれないので、リスクの割にハイリターンだな、と考えたとしても、18話でラウダの自分への価値が結構低めなのがわかったので、おかしくはないのかなと思います。あの頃はグエルが死んだと思っていた時期とも重なりますし。

まぁ~、でも本編で確信できるような描写がまだないんで、全然外れてる可能性はあるんですが!でもシュバルゼッテ、本当ラウダに似合うので、乗って欲しい気持ちはありますね~。

まとめ


シュバルゼッテの完成度と、コンセプトモデルという点から、シュバルゼッテは本編前から作られていたのではないか?また、グエルの慌てぶりから、テストパイロットはラウダで登録されている、もしくは開発スタッフとしてラウダが関わっているのでは?だとしたら恐らくラウダはすべてを承知していて、グエルのためにジェターク社のためにシュバルゼッテを開発している可能性もまたある。

ラウダがこれからモビルスーツに乗るかも定かじゃないんですが、しかしエアリアルが非ガンダムもオーバーライドして支配下における以上、シュバルゼッテがそのカウンターとしての機体なんじゃないかなと思うので、絶対誰かが乗るし、それは最終決戦においても重要な役割になるはず…なので、それがラウダだとしたらもう感無量ですね…。