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水星の魔女第一期Blu-ray2巻ドラマCD「ジェターク寮の歓迎会」感想

まず言っておくと、ジェタークのキャラクターが好き、グエルが好き、ラウダが好き、グエルとラウダの兄弟が好き、という方はぜひ今からでも買ってください。高いので絶対買わないと損する!とまでは言いませんが、購入しても後悔はしません。たぶん!二人が兄弟して、笑いあってるのが不足している方はそういう養分を摂取できますよ~。
でも本編ぐらいの兄弟関係が好き、という人は買わない方がいいかもしれません。特にラウダが結構出てくるので、いわゆる「ブラコンラウダ」みたいなのが大っ嫌いな方は初見ぎょっとするかもしれません。私はちょっと驚きましたが、まぁ二人のバックボーンを考えると無理からぬ反応かなとも思えましたし、ラウダとグエルの関係こうであってほしいながその後あるんで、ブラコンでもまぁ、いいか。と思いました。ラウダ好きとしては、ラウダがたくさん出てくるし、めっちゃカッコいいし力強いんで、八千円弱でこれを入手できる?やす~い!ってなってました。

それでは感想なんですが、ネタバレの嵐なのでぜひぜひこのドラマCDを聞いてから拝見されることをおすすめいたします。その方がたぶん楽しいし、私も聞いてるのを前提に書いてますので。時系列で。ラウダと兄弟に狂ってる人間の反応見てから買うかっていうのでも全然かまいませんが!でもネタバレには配慮しません!

あと私自体はごりっごりの婦女子なので、そういうエッセンスが見え隠れしますんで、それもご留意ください。

注意事項はご覧になりましたか?すべてオールOKですか?

ではではどうぞ。


感想


初っ端から鼻血が出るかと思った。

「兄さんに変な虫がついて(略)」
What?え?夏コミもう始まってた?(違)

グエルのプライベート干渉するラウダとか五億回ぐらい見た気がするんだけど、ナニコレ。
で、でもまぁ、ラウダは愛人の子だし、グエルがこの時ホルダーでフェルシーたちが先輩ってことは今年のことだから、ミオリネとは百パー婚約関係になってる。のに粉かけてくるような人間は確かにろくでもないもんな。ラウダ言ってないけど。
「去年」もプレゼント回収してて、ラウダがプレゼント回収するのは一応「グエルがホルダーだから」って理由だから、二年生の入学時期にはもうホルダーであることは確定。ってことは?一年生の後半とかからもうホルダーだったりする?
グエルに手紙渡したらラウダからお断りの連絡がくるのか、それともグエルのアカウントから返事するのか…。でも「評判が落ちたらいけない」とか言ってるってことは、グエルのアカウントからグエルのフリして返信してるのかな…だってじゃないと、グエルに渡したらラウダからお断りのお返事がくるっていうかなりホラーな展開になっちゃうし…。

グエルの軽はずみな行動とか調子乗りしやすいところとかにフッツーにイライラしてるラウダ最高~。そんだけ冷静に見れてるのにどうしてグエルがそんなに大好きなの…?ってところの疑問は全然解決されてないけど。「それに何より」って強調するってことは、落ち込んだグエルの対処マジですげーめんどくせぇし、ラウダそういうところ結構よく見てたんだな。意外だ。グエル、そういうのひた隠しにするタイプに見えたのに。やっぱり本編は色々と上手くいかなかったんだな、二人とも。
これ幸いにとカミルに愚痴りまくってるのも笑う。絶対「すこし」って思ってないでしょ。でも実際スレッタにプロポーズしてるし、ラウダの心配が的中しちゃった感じでもあるのか~。調子に乗りやすいし頑固なのに人に影響受けやすい。…う~ん!

ラウダ、「グエル一人勝ち」な種目を「ドヤ」って提案するし、フェルシーからの苦言に「なんで!?兄さんがカッコよければいいじゃん!新入生も楽しいでしょ!?」ってなってるの面白過ぎるでしょ…。割と冷静で理性的じゃ全然ないぞ。グエルも即却下してるし。グエルの方が冷静では?誰評なんだあれ。グエルか?これを見て聞いてるのにそんな評を…!?でもグエルも「新入生の歓迎としては弱い」とか言ってるしな。つかみじゃなくて新入生が楽しめないレクじゃなんの意味もないだろって話だろうが!グエルはグエルでズレてるっていうか、「自分がカッコいい姿を見るのはそりゃあ楽しいだろうが」っていうこと…!?自己肯定感の乱高下がすげぇか、ラウダからの言葉は素直に受け取ってるのか判断に困る!調子乗りにしてもすげぇぞ!この兄弟どっちも狂っとる!
フェルシーからの反対には反論するのに、グエルから却下されたら「兄さんの言うとおりだ」するラウダ、マジに公式でお出しされるとすごすぎるぞ。パワーがおかしいパワーが。オタクが「え…?」となってる間に進行が進んでくし。みんな慣れすぎている!ラウダがグエルの意見に即自分の意見を引っ込めるのを!

リーダーとして仕事を差配するグエル、やっぱリーダーシップがあるんだなぁ。「お前ら俺がいないとダメダメだな!」ってところは笑ったけど、ジェタークのみんな好意的に受け止めてるし、なんというか、根は素直な子たちの集まりなんだろうな。グエルが寮長になってからかもしれないけど。

ヴィム、地球に降下したことあったの!?軍人じゃないし、父親はアーシアン嫌いなのに、どういうこと!?焚火を焚いて野営してるってことは、スペーシアンとの訓練か、もしくはアーシアンがもてなしてくれたか。作戦は、仮にもジェターク社の御曹司だからないと思うんだけど、そうだとするとわざわざ地球に降りて何してんのって話になるし…いや~、ヴィムの過去も超絶気になるんだが!?
ってかグエルも地球に縁があるし、思いっきり父親の真似して地球の真似事してたんじゃないか!しかもいい思い出だし!「覚えてるか?」ってことは、ヴィムが見せたか、アルバムにあったのをラウダと一緒に見たのかな。データ抜いて保存してるって…お父さん大好きか。

買い出し班と設営班。文化祭みたいでほほ笑ましいな~って、グエル仕事けっこう人に任せるというか最後に確認するって感じのやり方してんだな…。スタンドプレーというか、遊撃が得意というか…。今回は事情もあったからかもしんないけど。

進行表も作ってんのラウダ!?普通それこそ寮長業務な気がするけど、デスクワークしてるし、申請の許可が下りるまで暇だからやってるんだろうけど、隙間時間にも自分で仕事探して進めるとか、仕事ができるな本当。
書類の不備、新しく生えてくる別申請。フロント管理者だけどめちゃくちゃお役所仕事じゃん…!でもまぁ、わかるよ。何時間も燃焼させるとか、延焼の危険性やその間の酸素どうすんの?ってのは気になるし。ってかこう、多分、フロントとしても演習じゃないのにこんな長く炎を燃やすとか聞いたことないから手探りな感じがしなくもない。
それにバチクソイライラするラウダ・ニール最高~!普段冷静なキャラがバチギレする描写でしか取れない栄養素があります。

まぁでもこの兄弟、CD聞いてると印象の性格と割と逆なんかもしれない。
二人とも雑なんだけど、グエルは心が繊細でけっこう周りに気を配ってるところがあって、ラウダはざっくりしてて内心を溜め込まないで外に発散する、っていうタイプなのかな~。見た目はグエルの方が豪放磊落でカラッとした性格してそうだけど、結局誰にも内心の辛さを打ち明けられずに溜まったものに自滅した感じだし、ラウダは繊細で儚げな印象と違って全然図太いし、黙って耐えるんじゃなくて文句をゴリゴリ言って、結果自分でメンタルバランス取ったり、周りが気づいて世話焼いてくれる感じ。カミルにも疲れてるの気づいてもらってるし。

「あ?」って普通にガラが悪いところも最高だぜ、ラウダ・ニール。そこら辺グエルにも見せるのかぜひお伺いしたいけど、あの会議の様子見るにたぶんお見せするんだろうな。兄さんには向けないだろうけど。それ見てもあの感じなの、大概グエルもブラコンなのでは?おもしれぇ兄弟。

申請作業でろくに寝れてないって、フロント管理者が24時間対応だから釣られてラウダも寝れなかったんだろうけど、仮にも生徒に24時間対応さすな!

テント設営の指示だし、中の人のアドリブも多分に入ってそう~。ジェターク寮ラジオ第二段しません?「鮮やかだな~」の言葉が一瞬「あさはかだな」によく聞こえてしまう~!けど絶対鮮やか~!「忙しい合間を縫ってこっそり(テント)練習してましたもんね!」残酷!ペトラちゃん残酷!グエル本当に努力家なんだね~。…それも本編で生かされ…いやいや、なんでもない。なんでもないともさ~。

時間ぴったりに仕事を終わらせるラウダ~!有能!最終確認なんだったんだろ…。
全体的にこう、ラウダが息切れしてたり怒鳴ってたりうなってたりで嬉しい~。どこら辺から走ってたんだろ?決闘委員会まで多分走った時にも息切れみじんもしてなかったけど。
ラウダが来るまでキャンプファイヤーしないグエル、わぁ~もう、最高~!このまま本編も過ごしてくれんか?ダメか~!最後まで仕事して頑張ってくれた人間を一人残して先に楽しむことはしないってことなんだろうけど、こういうところがグエルの慕われるとこなんだな~。カミルやペトラ、フェルシーたちがさんざん間に合うか心配してて、それについての言及がグエルからは一切ないからのこれ。最高~!グエル、ラウダのこと待ってたんだって!
「兄さんを支えるのが、僕の大事な仕事なんだ」いや、変な意味はないだろうし、それが自分の「やりたいこと」なんだろうけども、ちょっと不穏な言い回しをやめて~?「仕事だから」とか言ってないよね?グエルに。

「マシュマロを焼いてフォークダンスを踊る」いや、まぁ確かにね。確かに。
よく聞く音楽が聞こえる~!これ用意したんかグエル!調べたってどんな感じで調べたんだろうか。
まーたペトラとラウダでフラグが立っとる~と思ったけど、この時まだフォークダンスが意中の男女で踊ったりもするっていうのわかってないだろうから(調べたグエルですらカミルと踊ってるし)まだまだあれだぜ!しかし女の子に踊りに誘われてその返しは朴念仁だぞ、ラウダ!女性の扱いが兄弟そろっててんでダメ!
体格ってんなら、ラウダでもよさそうだけど、気ぃつかったんかなグエル。なに吐き捨てるように言ってんの、カミルだっていやだったと思うよ?カミル、この兄弟への優しさで80%ぐらいできてる。グエルもラウダもどんな踊り踊ったんかめっちゃ気になる~やっぱ社交ダンス…社交ダンス!?カミルと!?

グエル、みんなの世話焼いて…お父さんやん…。多分新入生の子たちだと思うけど、もう頼りにしていい人だと思われとる…。マシュマロ落としたぐらいで呼ぶな!と思ったけど、プラントだからそういうの厳しいのかな。蟻とかもいないだろうし。

フェルシーとペトラ、グエルに近づいたの最初は打算だったのか~まぁそりゃ御曹司だしね。なんか話しぶりから二人は幼馴染なんかもしれないな~。わぁっ!「いつまでも続いて欲しいな~」はほんと、あの、うん。

ナチュラルに一緒のテントに入っとる!男二人入って「けっこう広いな」ってことは、最低でも二人用のテントじゃん。ってことは、「寮に帰って休んでもいいぞ」って言っときながら、ラウダが来るかもって思ってたというか、期待してたな~グエル~。一人用のテント見たことあるけど、さすがに男二人は厳しそうだったよ?

いや、プレゼントをテントに用意してたって、完璧にラウダがテントに入ること期待してんじゃん!そういや普通にラウダが横になってるから、寝具も二人分用意しとるやん!なに!?ラウダは全然気づいてないっぽいけども!
プレゼントもさ~、買い出しで一人行動とったのこのプレゼント買うためでしょ。買い出し行くってなって思いついたというか、それまで買う機会がなかった感じだろうけど。だって最初だもんな、はけたの。

それで渡したのが腹筋ローラーって、感動的なBGMが流れてるけれども!でもまぁパイロットには嬉しいプレゼントなんかな、筋トレグッズ。ラウダも嬉しそうだし。でもちょっと笑ってなかった?

「人からプレゼントをもらうって、いいものなんだな…。」
だから不穏なセリフを言うでない!ラウダ一回もプレゼントもらってない、っていうのはないと思うんだけども、忙しくて忘れてたり、記念日とか誕生日にもらう儀礼的なもので、こういうサプライズプレゼントに関しての言だと信じたい…!あとは成長したからプレゼントなくなったとかか。

プレゼント、ラウダが預かってるのに驚いてるって、今まで全部捨ててたんか…?そうなるとお話が変わってくるんですが、いかがなんでしょうか?一応中身を検分して、その後まとめて渡してるもんだと思ってたよ。あ、でもラウダが去年のこと忘れてたからグエルも去年のこと忘れてたとか?でもそうなるとセリフと矛盾するな…。

……まぁ二人が最終的に笑えるならもう何でもいいです。プレゼントもグエルに渡るし。
何度も「そうか!」って言ってるって、内心めちゃくちゃプレゼントこないの気にしてたんだな、グエル。ラウダも最初すげぇ笑い声が引きつってるし、いい感じで終わってるけど、やっぱりジェタークってギャグだよ、ギャグ!ラウダがプレゼントをせき止めてたとは思わずに、いったん引き受けてまとめて渡すつもりだったのか!と受け取るグエルよ…。ラウダが自分の不利益になるようなこと絶対しないって信じてんだろうな~…グエルが単純だってのもあるけど、そういう面もあるでしょ。

バシバシ背中叩きながら、ずーっと笑っとる…。もうこれ本編にしておしまいにしませんか?ダメ?そっすか…。

ここでCDは終わりなんだけんども、兄弟のオタクとしてはまだまだ語りたいから語りますね!

いやもう最初から言ってるけどもこんな贅沢なことがあっていいのか!?何よりラウダがタイトルコールして、ほぼラウダが主役というか、グエル中心の群像劇って感じでいい!脚本家深見真さんか~。本編は担当されてないっぽいのかな?
でも私は少なくとも好きなタイプのお話だった。日常ギャグテイストだから、ラウダのステレオタイプに寄せつつ、グエルとの関係に一歩踏み込んだ感じで、グエルだってラウダのことちゃんと大事にしてるのも感じられるし。

二人の距離の近さがまたさら~っと描写されてるから、「あ、これ二人にとっては特別なことでもなんでもないんだ」ってことでこっちの方がびっくりしちゃうよ。「狭いかも」と思ってるテントに普通に潜り込んで、グエルもそれを受け入れて、多分隣り合って寝てる。のが普通とか!思春期の男兄弟としていいのか、その距離感!

でもまぁグエルとラウダならまぁおかしくはないかとも思えるところがね。積み重ねってやつか~。

ラウダがグエル関連でおかしなテンションになってても、それについてはフェルシーたちに突っ込まれないし引かれないのも積み重ねを感じて好きです。私は彼女たちに比べて練度が足りない…!圧倒的な敗北感ですよ。あれがジェターク寮の普通なんだな~と思うと愉快な寮だよ、本当に。14話で薄々わかってたけど。

あとラウダが結構強めの口調だったのも驚いた。「~だぞ」とか「~か」とか、本編だと「~だよ」「~だろ?」とか、そういう言葉遣いだったから。ペトラにもその言葉遣いだったから、「行くよ」はグエルがいない動揺が少なからずあるペトラに気を遣って優しい口調にしてたのかな~。一人称「僕」なのに口調は雄々しくてギャップ…!
翻ってグエルにはもう甘える弟全開で「こ、こやつめ~」。二面性があるっていうより、ぱっと切り替わっちゃうんだろうね、スイッチが。グエルの横暴なところとか、傲慢なところとか、普通にすごいストレス感じてそうだけど、多分グエルにはあんまり強く言ってない、言えてないっぽいのも(言ってたら大喧嘩してると思うので)、グエルを見るとそういうのぽんっと頭から抜けたり、CD聞くとグエル意外と反論しないで反省しそうだから強く言えないのかもしれない。甘やして!

グエル、好きな人にツンデレしちゃうと言うより、誰かを「好きになる」「愛する」というのを極度に恥ずかしがったり、男らしくないと思ってるのかもしれない。父親がいい表情してる写真を持ってて、その記憶をきっかけに大事なレクリエーションを思いついたのに言い訳してるところを見ると、スレッタだからああいう態度になったんじゃなくて、家族でも他人でも好きな人にはああいう感じになっちゃうんじゃないかな。ヴィムも愛してるの言わなかったり、似た者親子め。
そこでラウダにはちゃんとプレゼント渡して、ぶっきらぼうだけど感謝の意を表することのギャップが光るわけですが…(ろくろ)。ラウダには多少なり素直になれたのかな~と思うと本編が余計に切ない。

逆にラウダは「大好きで何が悪い!」って大っぴらに愛してるのを伝えるタイプで、ここら辺は真逆。ラウダなんか他人にも隠さないし、どれだけ兄さんがカッコいいか自慢して回るタイプっていうのが余計に補強された。グエルも上記の性格なら恥ずかしがりそうだし、「まーた言ってる」ってなりそうだけど、普通に受け流してるから、ラウダが自分のこと大好きなのはもう「日常」なんだろうなってのが伝わってきてこっちの心臓が持たん。だからこそ上みたいに感謝したりできるぐらいになってんのかな。

…このまま考えてると本編が辛いしか鳴けなくなっちゃうので今回はここまで。

皆さんも買って、むせび泣こう!