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2023年ロードトリップ (2/6) 

2日目(ユタ州)

今日から、本格的に観光がスタート。
Best Western Plus Ruby's Inn の宿泊代は1部屋$108.12と、由緒あって趣のある割にリーズナブル。おすすめである。
とにかく夏の国立公園は混む、と聞いていたので、宿泊料金に含まれる朝食は、朝食の部屋でもらった箱に詰め、車内に持ち込みブライスキャニオン国立公園へ。

入園には、あらかじめREIで買っておいた、国立公園に入れる年間パスカード、名称America the Beautiful Passを提示する(車1台に1枚)。
近所にREIの店舗があれば、そこで購入をお勧めする。値段は$79.99で(他のお店では$80のところもある)、オンラインで注文して店舗で受け取れば、当然送料はかからない。

America the Beautiful Pass

ここで、見どころポイントを数箇所巡った。
最初は公園内を回るシャトルバスに乗るつもりでいたが、全然混む気配がないので、車で回ったのだ。
でもはっきり言って、見る景色はどこも同じなので、そのうち飽きてしまう。

これぞブライスキャニオン!な眺め。見下ろすのが基本

ブライスキャニオンの風景は、上から見下ろすのが基本。
各見どころは、崖のへりを歩いていけばつながっているわけで、そういうハイキングルートもあるが、やっぱり下へ降りて行くハイキングをしたい。
夫も娘も、歩くこと自体に慣れていないが、「ちょっとだけ」と言って、うまくBryce Pointという場所から、下へ通じるハイキングルートへ連れ出すことに成功した。

自宅から持ってきたハイキングポールが、とても役立った。
1本は自分が持ち、もう1本は夫に渡した。
娘は、降りて行くときはしんがりで、歩きにくいとかぶつぶつ文句を言っていたが、「じゃあここで戻ろう」と上り坂になった途端、元気になって、先頭に立ってすいすいと歩いて行った。若いっていいね。

夫のポールは、シニアの杖にしか見えない。ポールが長いせい?
下るにつれ、岩がだんだん目の高さまで上がってくる。
指で岩のへりを支えるお決まりのポーズがとれるようになった

車に戻り、さらにブライスキャニオンの奥の方まで行ってみたが、やはり見える景色は似たような感じ。でも、アーチが見えるところがあって、そこは良かった。
大昔、団体行動でブライスキャニオンをさっと訪れて、もっとゆっくりしていたかったという思いが残っていた。今回はそれを実現できて、嬉しい。

通りすがりの背の高いお姉さんに、
スマホを頭上に掲げて撮っていただいた

泊まったモーテルの充実したジェネラルストアで、石製の素敵なブックエンドを買い、次の観光ポイントであるArches National Park(アーチーズ国立公園)へ向かった。
ブライスキャニオンから更に北上し、I-70を東に向かい(その間町も何もない)、I-191をちょっと南下すると、Moab(モアブ)の町に着く。約250マイル、所要時間は約5時間。
宿泊先は、Best Western Plus Canyonlands Innのスイートルーム。

スイートルームといっても、2部屋あるわけではない。
窓側に、長ソファーと1人がけソファーとテーブルがあって、ちょっとしたリビングルーム的空間があるというお部屋。
ここにはジムがあって、筋トレにはまっている娘も満足できるものだった。
朝食のお部屋(宿泊費に含まれる)は2階にあって、広いバルコニーもあり、リラックスできて、私は気に入った。
宿泊費はものすごく高かったが・・・(2泊で1部屋$639.12)

Best Western Plus Canyonlands Innのジム。
ここで娘に教わり、私は筋トレの楽しさに目覚めた!

今回の旅行中、このアーチーズ国立公園がハイライト。
ここは近年とても混んでいるそうで、旅行シーズンの4月〜10月は、Timed Entry(タイム・エントリー)というシステムが設けられている。

30分ごとに刻まれた時間を、予約するというもの。この予約した時間でないと、公園の中には入れない。予約自体は無料だが、手数料が2ドルかかる。
できるなら午前中の8時あたりに入園したいのだが、その時間は予約が取れなくなっていた。入園する前日の午後5時に、予約開始である。

それまでにホテルのチェックインを済ませていたので、ホテルの部屋で、午前8時の予約を入れることに成功。良い時間帯は、あっという間に埋まってしまう。

その日は、夫が「中華料理を食べたい」と言ったのだが、珍しいことに、近所に良い中華料理のレストランが見つからなかったので、代わりにタイ料理をテイクアウトすることにした。
タイ料理を食べ慣れていない夫も娘も、満足のお味だった。