私が J-REIT に投資する理由

J-REIT は上場している不動産投資法人です。私は現在 J-REIT に約2,000 万円程投資をしています。私が J-REIT に投資を始めたきっかけや、J-REIT  に投資をするメリットとデメリットを紹介します。

【J-REIT に投資するきっかけ】
J-REIT の説明についてはよくまとまっているページがありますので、そちらをご参照下さい。

そもそもJ-REITとは？ - 投資信託協会

私が J-REIT に投資をしようとしたきっかけは不動産投資でした。過去の投資履歴を振り返ってみると、2013年に私は23万円程負けています。これは、当時バイオ株ブームに乗っかり、手を出して急落に巻き込まれたのが原因です。あと、確か、東電株にも手を出して失敗していました。その頃の私は失敗続きでした。

その当時の私は、その損失を取り戻す必要がありました。このままではいけないと思い、全く別の投資手段である不動産投資の検討を始めました。

その当時、不動産投資の本を読み漁り、楽街などで不動産を探す日々を過ごしていました。その当時、娘が小さかったのですが、ベビーカーを押しながら不動産を探したのはいい思い出です。

その当時狙っていたのは中古区分マンションで、投資額が比較的少ないことから無借金で投資できるのではないかと考えていました。本を読むと利回り10％以上の区分マンションのことがよく書いてありましたが、実際に探してみるとそんなマンションはほとんどありません。

今考えると、区分で10%利回りのような部屋はリーマン直後の話であり、私が不動産を探していた2013年には、そのような物件はもうなくなっていたのでした。

なかなかいい物件に巡り会えず、途方にくれ、また、投資にも踏ん切りがつかないような時期がしばらく続きました。

そうした中で、一冊の不動産投資の本に、少しだけ J-REIT のことが書かれていました。「J-REIT は不動産投資法人で、不動産投資の感覚を掴むのに良い」と書かれていました。

これが、私と J-REIT との出会いでした。

【J-REIT への投資】
J-REIT は比較的少額で投資が始められたので、とりあえず幾つか買って始めてみることにしました。当時買ったのが、いちご不動産投資法人 (現いちごオフィス)、日本賃貸住宅投資法人 (現大和証券リビング)、オリックス不動産投資法人、平和不動産投資法人でした。

一番最初に分配金をもらったのが「いちご不動産投資法人」からで、1口だけでしたが、非常に不思議な感覚でした。持っているだけでお金が貰え、若干の背徳感を感じました。また、その当時は仕組みがよく分かっていなかったので税金をどうやって払えばいいのか、そんな心配ばかりしていました。

J-REIT に投資していると、だんだんと不思議な値動きをすることに気が付いてきます。その後も私と J-REIT との付き合いは紆余曲折があるのですが、その話もその内書いてみたいと思います。

【J-REIT のメリットとデメリット】
ここで、J-REITと現物不動産の比較をしてみようと思います。

J-REIT と現物不動産の比較

J-REIT は少額から開始でき、管理が不要なところがいいですね。また、ある程度分散されているので、空室リスクの影響が低いという特徴があります。

しかしながら、値動きは現物不動産と比較して激しいです。それはそれだけ流動性が高いという意味もあると思います。一方、現物不動産は銀行からの融資を受けてレバレッジを効かせることができます。J-REIT も信用取引はできますが、長期でみるとレバレッジは効きにくいのではないでしょうか？

【その後の投資成績】
J-REIT 投資をきっかけに、それまでキャピタルゲイン中心だった投資スタイルをインカムゲイン中心に変更することができ、少しずつ勝率が上がるようになってきました。

J-REIT の場合、インカムゲインがあるので、購入時に少し失敗しても、その後長期で保有すればインカムゲインでその損失を埋めることができます。この失敗が許される部分が強い安心感に繋がります。

また、トレンドが下降トレンドとなった場合も、分配金が非常に強い心の支えとなるので、キャピタルゲインだけよりも精神的な安心感は強いように思います。

さて、今回は私と J-REIT 投資との出会いについてまとめてみました。この他にも J-REIT に関してはまだまだ書くネタはあるので、その内また記事を書いてみようと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました！