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脚を外に開くって?②(股関節外転②)背臥位編
前回の横向き(側臥位)での股関節外転を取り上げました。
今回は、新人のとき老健でよくやっていた(私だけですかね?(笑))背臥位での開排運動について書いていきたいと思います。
【股関節外転・外旋筋】
1年目のときは、外転筋とひと括りにしてたことを覚えています。
起始停止も違うし、作用も少し異なってきます。
【開排運動で何が働くの?】
松本らの研究において、股関節開排運動中の筋活動は以下の通りで
脚を曲げるときに考えること(股関節屈曲について)
【はじめに】
一年目の時、屈筋は悪者かのように伸ばしていた記憶があります。
しかし、空手や柔術などでは股関節屈筋である腸腰筋は、かなり重要な筋として扱われます。
良く武術などでは重心を安定させると言われます。スポーツの現場では早く走るためには非常に重要視される筋のひとつでもあります。
【足を挙げる(股関節屈曲)ための構成要素】
開始姿勢:座位
・矢状面
骨盤の前・後傾、脊柱の湾曲、胸郭の
脚を外に開くって?(股関節外転)
【はじめに】
股関節外転、、、苦い思い出がたくさんですね。(私だけ?)
これもなんとなく、とりあえずでやっていた印象ですね。
MMTのほんのまま、何も考えずただTHAやTKAにはこれ‼と考えることを放棄していた気がします。
セラピストは良くやるけど内容までこだわってる人をあまりみたことがないので今回は取り上げてみたいと思います。
【股関節外転(側臥位:横向き)】上記の図
○開始姿勢
・矢状面
筋のエネルギー代謝と生成
【筋繊維の種類】
1.速筋
単収縮が速く、張力は大きい
最大強縮における断面積当たりの張力が大きい
2.遅筋
単収縮は遅く、張力が小さい
有酸素性代謝能力が高く、持久性に優れている
【エネルギー供給システム】
・解糖系
簡単に説明しますと、血中グルコースを分解するときにエネルギーが生成されます。例えるなら、ガソリン(グルコース、グリコーゲン)を燃やした(分解)エネルギーで筋を動かし