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VRで世界を作る。

~はじめに

ここまでお越しいただきありがとうございます。つたない文章ですが最後までお読み頂けるとありがたいです。



何でもできるなら世界作りませんか?



今のXRは、現実の再現だったり、現実でこうだったらいいなぁーってものを実現する。もちろん、人々が夢見たことをどんどん、どんどん実現していっていることは間違いないとおもう。だけど、どこか現実を超えることはできない。現実をジャックすることこそが至上命題としてあるように感じる。

XRの力はその程度なのか?


そんなわけない。もっと面白いことができるはず。現実世界の未知を知るために、ロケットや潜水艦を作ってきた今までとは違う。自分たちが未知を作ることができるはず。世界を、宇宙を作ることができるはず。
アトランティス、世界樹、誰もいなくなった都市、空に浮かぶ島だって、人が思いつくものだったら何でもできるはず。

でも、今はできない。何が足りないのか。何で作っても人が来ないのか。

それは、不便さが足りないから。人が作り出した世界は人に優しすぎるから。

「いつでも行ける」は、いつ行っても同じ。

どうやって、人に厳しくするか。

そのためには、まず、空を作ろう。空は、いつも同じ場所にありながら、二度と同じ姿を見ることのできないものだから。変わり続けるものを。

次に、季節を作ろう。景観とかそっちのけで雪も雨も降らせてしまおう。

最後に、移動を不便にしよう。次に行きたい場所までの旅路があってこその世界だから。ワープばっかりじゃせっかくの景色がもったいない。

ここまで来たら、少しは人に優しくしてもいいかもしれない。
たまには、イベントがあってもいいかもしれないし、移動するのに自転車だったり馬車があってもいいかもしれない。
不便さを楽しませよう。

こんなふうにできた世界はきっと、ゲームともアニメとも違う理想とは遠い世界になっているだろう。けれども、それでいい。ちょっと理不尽なくらいが面白い。

ここまで読んだあなたには、ぜひ、ちょっぴり理不尽で不便な世界を作っていろんな景色を私に見せてほしい。

夢を実現するのではなく、夢を事実にすることができる力があるのだから。

おわり。




以下、真面目な補足。

 まずは、ここまでご覧いただきありがとうございます。深夜に書いているため、テンションがおかしい部分もあるかと思いますが、夢を語るならこれぐらいのテンションじゃないと、素直に書けないので、ご愛嬌ということでお許しください。

 2021年現在、感染症により多くの日常の出来事が非日常へと変化しています。20歳になった私ですが、未だにいわゆる飲み会には行ったことがありませんし、成人式もおそらく開催されないでしょう。こうしたイベントはもともと好きではないのですが、それでもどこか物寂しさを感じます。
 さて、今回の題材である、XR(おもにVR)の夢について、私が思いつく限りの現実に作る場合、課題やそれに対する改善案を以下に記します。

XRについて

上記にもあるように、XRは今までの車や飛行機、PCなどの技術とは少々毛色の違うものであると考えています。こうした技術は生活を便利にしたり、未知のものを解析や探索するために利用されてきましたが、XR、とくにVRは自ら未知(事実)を作り上げることのできる技術であり、物理法則に囚われない世界のもとで物を生み出すことが要求される点において、特殊であると言えます。そのため、現実の再現を行うことが先に考えられることが多いですが、そこを飛ばして自由度を活かした、新たな世界を作るということを提案するために上記の文章を作成しました。

世界を作る(VRCで言うワールドについて)

  VRで訪れることのできるワールドを大きく分けて2種類とすると、
・時間時期によらず開かれているワールド
・イベントの際など、期間限定で開かれるワールド
に分けることができると思います。
これら2種は、それぞれメリット・デメリットがあることはご存知のことかと思いますが、ここで扱う内容に合わせてメリット・デメリットを整理すると、

常時 ⇔ 臨時
いつでも行ける ⇔ 行きたいときに行けない
今行く理由がない ⇔ 今行く理由がある

これらをまとめて解決するためには、常設のワールドの中に臨時で使用できる場所を設けることが最善との考えから、常設のワールドに重きをおいて考えました。

常設のワールドの課題には、費用などの物理的な課題がありますが、そのへんは一旦おいておいて、人が来る動機が特に無いという点において重点を置いて書いたつもりです。上記にもある通り、常設であるが故に「別に今じゃなくても」ということになりがちです。一方で、現実世界では季節、天気に合わせてその日に行くかどうかなど、その場所の持つポテンシャルが不確定要素によって変化することにより、「今行く必要がある」という考えに至るとの考察から、世界の作り方に空、季節等の文言が入れられています。

続いて、不便さについてです。
これも、動機付けの一環に含まれますが、現在存在するワールドの多くはそれぞれが異なるコンセプトを持ち、作られています。そのため、ワールド間の移動はローディングが挟まれます。この、ローディングによってワールドを移動する間に、一度現実に戻されてしまっていると私は考えていて、ローディングをより効果的に活用する一つの手法として、移動に時間をかけることでローディングをしながら、現実の旅と同じように町から町へと移動する際の景色の移り変わりを楽しんでもらえるように、道でワールドとワールドをつなぐ方法を提案したいと思いました。

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