私とムダ毛との戦いその① 〜スネ毛編〜
私のように女性になりたいと考えている方、
また中性的な容姿に憧れを抱く方にとって、
まず頭を悩ませたのはヒゲや腕毛、スネ毛などといった
いわゆる「ムダ毛」なのではないでしょうか。
今回は、私のムダ毛との格闘の日々について記していこうと思います。
1.予兆
もともと私は産毛状態の毛ですら自身の手足に生えていることが嫌で、
小学生の頃から既に剃毛を行なっていました。
また、当時読んでいた漫画や姉がそうしているのを見て、
腕や脚にガムテープを貼り、それを剥がすといった行為を度々行い
根こそぎ毛を抜くこともたまにありました。
そんな私のスネ毛が濃くなり始めたのは12歳〜13歳にかけてでしょうか。
おそらく二次性徴の始まりだったのでしょう。
産毛のような脚の毛が、次第に少しずつ太く、
そして黒々と育っていくのが、剃った毛が生えてくる様子を
観察する度に実感させられとても嫌な気分でした。
余談ですが、よく「毛を剃ると太くなる」という俗説を聞きますが、
毛は根本から先に向かって細くなる性質があり、
根本から剃ることで根元の太さを基準に生えてくるだけで
実際は太くなっているわけではないそうです。
2.対処その1(脱毛器)
剃るだけでは黒い毛根が残り見栄えが悪く、
またチクチクと肌に刺激を与えるためどうしたものかと悩んでいました。
それを母親に相談したところ、呆れられつつも電動脱毛器を渡されました。
その電動脱毛器は、その器具の頭を皮膚に近付けることで
毛を挟んで巻き取る要領で引っこ抜いていくといった代物でした。
早速自室にこもり実践したところ、これが非常に痛い!!
物凄い速さで毛が抜けていくのはいいのですが、毛根が太く、
また毛量が多いため一度に引っ張られた際の痛みが激しく、
唇を噛み締め涙目になりつつもなんとか両脚とも脱毛を終えました。
するとどうでしょう、ツルツルとした触感で触り心地の良い脚がそこにはありました。
剃り跡もなければチクチクとした痒みもない脚の完成です。
……しかし喜びも束の間、1週間も経つと徐々に毛が生成されはじめ、
伸びかけの毛によって引き起こされるむず痒さや埋没毛に苦しめられることに……。
とはいえ、すね毛のない脚の美しさを諦めるのはあまりに惜しい……。
そのため悩みつつも、今後は1ヶ月に1回程度の頻度で行うこととしました。
3.対処その2(脱色クリーム)
電動脱毛器による脱毛は高校まで続きましたが、
相変わらずスネ毛はまるで当てつけのように伸び続ける日々……。
物理的に抜き続けていくことであわよくば薄くなってくれるのではという淡い期待も
成長を続けるスネ毛にはどこ吹く風といったご様子。
脱毛の度に発生する痒みや埋没毛で起きる肌荒れに悩まされていた私が
次に選んだのが除毛クリームでした。
脚にクリームを塗って10分ほど待つと、
スネ毛が縮れたひじきのようになり、専用のヘラで肌から優しく落とすことで
脱毛器に負けず劣らず綺麗に脱毛することができました。
ただし難点を挙げるとすれば、やはり根本から引き抜いているわけではないため
生え始めるのがどうしても脱毛器に比べると早い点が挙げられます。
それでも除毛クリームは1本1000円程度であり、
高校生のお小遣いでも買いやすい価格であることや、
塗る範囲にもよりますが1本で2~4回は使用でき、
何より生えかけの痒みや埋没毛の悩みが格段に減ったため、
高校時代の私の主戦力となりました。
3.対処その3(家庭用脱毛器)
正直言って、これが一番高い効果を実感しました。
なにせ、使い続ける事でスネ毛がほぼ一切生えない脚に生まれ変わったのだから……。
社会人にもなりある程度のお金に余裕が出てきた事で、
除毛クリームよりさらに上の永久脱毛も検討し始めたのですが、
美容外科による医療脱毛はなかなかの高額で、
社会人でもなかなか気軽に出せる金額ではないな……と悩んでいました。
そんななか、様々な情報を調べていたところ、
家庭用のフラッシュ脱毛器というものがあることを知りました。
医療脱毛はレーザーによって毛根のメラニン色素が反応し、熱を加える事で
毛根細胞を破壊するといった仕組みなのですが、
家庭用のフラッシュ脱毛器はそのレーザーに該当する光の出力を抑え、
医療従事者でなくとも扱える脱毛器といったものです。
出力が弱い分医療脱毛よりも効果が出るまで回数がかかりますが、
確実に薄くなった、生えなくなったというレビューが多く、
私もそれを信じて購入しました。
約70,000円というなかなかお高い買い物でしたが、
価格に見合った効果があってほしいと思いながら藁にもすがる思いで
脚にフラッシュを照射し続けていきました。
ちなみに照射する際は、脱毛したい部位を剃毛し、
付属の保冷剤などでこれから照射する部位を冷やしつつ
また付属のゴーグルで目を保護したうえで
1cm×3cm程度の範囲を繰り返し照射していきました。
片脚で1時間、両脚で約2時間かけて照射……のルーティンを
2週間に1回の頻度で繰り返していきました。
はじめは保冷剤で冷却していても照射時に熱さや痛みを感じていたのですが、
半年ほど経った頃から徐々に毛が薄くなっていき、
それに伴い痛みも次第に弱まっていきました。
そして約1年で、両脚の6割ほどのスネ毛が生えなくなりました。
購入前に読んだレビューは本当だったんだなと、とても感動したのを覚えています。
よく「フラッシュ脱毛はあくまでも抑毛であり、中止すると元に戻る」
……といった話を見かけますが、生えて来なくなった部位に照射をせずとも
特に無くなった毛がまた生えてくるといったことは無かったので一安心しました。
スネ毛の生える範囲が少なくなったということは、
照射する時間も減るということです。
はじめは約2時間掛かった処理も、
次第に1時間、30分…と短くなっていきました。
そして2年経つ頃には、ほぼ一切スネ毛の生えない脚が出来上がりました。
長きに渡るスネ毛のコンプレックスは
ここにきて終止符を打つことが出来ました。
もし脱毛をご検討の方は、
医療脱毛という手っ取り早い手段も勿論良いのですが、
時間が掛かっても問題無いのであれば、
断然フラッシュ脱毛器をお勧めいたします。
ちなみにこのnote内で挙げたものはそれぞれ
電動脱毛器……ソイエ
除毛クリーム……エピラック、veet
フラッシュ脱毛器……ケノン
……となります。
今回は長々とスネ毛の事について語りましたが、
機会があれば他のムダ毛処理についても書いていきたいなと思います。
もしこの内容が参考になりましたら、
お気持ち程度に投げ銭していただけると助かります。
(なくても大丈夫です)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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