【歴史本の山を崩せ#040】『聖断』半藤一利
≪終戦を成し遂げた鬼貫太郎の歴史ドキュメンタリー≫
主人公は鈴木貫太郎。
鈴木は海軍軍人として日清・日露戦争に参加、「鬼貫太郎」として勇名を馳せました。
『老子』を愛読し、政治に関わることを嫌いながら、天皇に対する忠誠は至誠そのもの。
侍従長として昭和天皇に仕え絶大な信頼を得る。
その後、内閣総理大臣としてアジア太平洋戦争終結の大役を果たした人物です。
学校の教科書で知っているだけだと、茫洋とした村夫子のような風貌と降伏した総理大臣としての弱弱しいという印象を持っているかも