【歴史本の山を崩せ#006】『大日本帝国最後の4か月』迫水久常
ポツダム宣言を受諾して連合国に降伏。
アジア太平洋戦争を集結させた鈴木貫太郎内閣の内閣書記官長(内閣官房長官の前進)をつとめた迫水久常の回顧録です。
タイトルのとおり、終戦内閣の4か月を振り返った終戦史の古典とも評される一冊。
迫水自身の回顧が中心ではあるものの、他の当事者たちの回顧録も多数引用されていて、非常に読み応えがあります。
戦中から「革新官僚」としてもてはやされ、書記官長としての経験もある迫水の文章は非常に読みやすいです。
ドキュメンタリーとしても十分に読むことが