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歴史本の山を崩せ

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歴史本に関するレビューです
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#太平洋戦争

【歴史本の山を崩せ#045】『日本のいちばん長い日』星野之宣

≪終戦ドキュメンタリーのコミカライズ≫ これまで2回、実写映画化。 終戦ドキュメンタリーの…

鉄仙斎
3週間前

【歴史本の山を崩せ#044】『東条英機』一ノ瀬俊也

≪戦前日本最大のヒールから学ぶべきことは≫ 歴史上にはヒール(悪役)というイメージが強い…

鉄仙斎
1か月前
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【歴史本の山を崩せ#040】『聖断』半藤一利

≪終戦を成し遂げた鬼貫太郎の歴史ドキュメンタリー≫ 主人公は鈴木貫太郎。 鈴木は海軍軍人…

鉄仙斎
2か月前

【歴史本の山を崩せ#039】『未完のファシズム』片山杜秀

≪「持たざる国」はファシズムにもなれなかった≫ 第一次世界大戦以降、国家間の戦争は総力戦…

鉄仙斎
2か月前
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【歴史本の山を崩せ#038】『日本のいちばん長い日 決定版』半藤一利

≪終戦ドキュメンタリーの定番書≫ オリジナル版の初版は1965年。 当初は営業上の理由からジ…

鉄仙斎
2か月前
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【歴史本の山を崩せ#009】『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子

《明治からアジア太平洋戦争までのスパンで読みとく日本と戦争の近代史》日本近代史をテーマと…

鉄仙斎
1年前
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【歴史本の山を崩せ#006】『大日本帝国最後の4か月』迫水久常

ポツダム宣言を受諾して連合国に降伏。 アジア太平洋戦争を集結させた鈴木貫太郎内閣の内閣書記官長(内閣官房長官の前進)をつとめた迫水久常の回顧録です。 タイトルのとおり、終戦内閣の4か月を振り返った終戦史の古典とも評される一冊。 迫水自身の回顧が中心ではあるものの、他の当事者たちの回顧録も多数引用されていて、非常に読み応えがあります。 戦中から「革新官僚」としてもてはやされ、書記官長としての経験もある迫水の文章は非常に読みやすいです。 ドキュメンタリーとしても十分に読むことが