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2021/8/17 リスク回避の動きは回避すべき?

Ken:週末のアフガニスタンのニュースを材料にリスク回避の動き、株安・長期金利低下・原油安・クロス円安が先行。ユーロ円129.00割れ、ポンド円151.50lvlまで下落し、連れてドル円は一時109.33lvlまで。日本の4-6月期GDP速報値は予想を上回りプラスになりましたが、残念ながらインパクトなし。むしろ緊急事態宣言の延長や地域拡大の報道がリスク回避の動きを後押しする状況、日経は一時27400lvlまで下落。中国の7月小売売上高・鉱工業生産は予想を大幅に下回り、また豪州でのコロナ感染拡大、規制強化の報道を受け、豪ドルは軟調に推移し一時80.25lvlまで下落。欧州時間、リスク回避の動きは継続、欧州株の売りが先行し、クロス円下落を後押し。NY時間、8月の米NY連銀製造業景気指数が予想を下回ると、米株売り、米10年金利が一時1.23%割れに、連れてドル円は109.10lvl、ユーロ円128.50lvl、ポンド円150.93lvl、豪円79.90lvlの安値をヒット。株価はアフガニスタン情勢の悪化、悪い中国の指標を受け世界的景気減速への懸念が高まり株売りが先行、本日発表の米指標も悪かったこともありダウは一時280ドル超、ナスダックは1%超の下落、ただその中でもディフェンシブ銘柄の買いが相場を支え、結局ダウはプラ転、最高値を更新、ナスダックも引けにかけてショートカバーが優勢になり下げ幅を縮小。原油はリスク回避の動きに一時65.50ドルlevelまで下落、ただ計画以上に供給を増やす必要はないとOPEC関係者の発言として報道され下げ幅を縮小。株価、原油の買い戻しがクロス円・ドル円をサポート、引けにかけて買い戻しが優勢に。
ポジションは、ポン円を151.80割れ、ユーロ円129.20割れで売り、豪円を80.30、79.95で一部、ドル円は109.30lvlで利確。ポンドショートは合成のポンド円で管理、結果ユーロ円・ポンド円。豪円ショートをキープ。また長くキープしていた豪NZはRBNZ控えてるので一旦1.0430lvlで利確。

BOSS:流石米株!! アフガンのニュースを受けアジア~欧州と下げる展開となったものの、ダウはプラスでclose…
中国の指標も良く無く、米エンパイア指数も軟調であったにも関わらずです!!
過去何度も見た光景ではありますが~解せない…
ポジション:ドル円: 朝からショート構築。米10年債先物での金利低下や日経安で順調に下落。110.30levが堅く、なかなか抜けないので一部買い戻しては、売り直す作業実施。米株式市場オープン後、ダウが200ドル近い下げの後買い戻されるのを見て、110.15/20でSQ。
Eur$&Gbp$: 予定通り朝イチGbp$売り。Eur$も売るも極小。ついでにAud$もショートしました。途中、EurGbpの売りが出た模様で、Eur$下げ、Gbp$がbidになる場面がありヤキモキしましたが、最終的には、ドル円を買い戻したタイミングで全てcloseしました。

Ken:さて本日ですが、RBA議事要旨、7月英雇用統計、4-6月期ユーロ圏GDP改定値、7月米小売売上高に注目。またパウエル議長の討議会でのコメントにも一応要注意。
アフガン情勢、中国指標の悪化を受け、リスク回避先行したものの、米株は強くダウは最高値更新。どう判断すればいいのか迷っています。クロス円下目線は変わらずですが、確実に利確し戻りを丁寧に売る戦法と考えてます。
RBA議事要旨は、債券購入金額についての議論がどうだったのか。次回は縮小・維持・拡大へのヒントがあるのかに注目。米小売売上高は前月比予想がマイナスと低く、長期金利低下に圧力かかる可能性あり。
戦略:豪円ショート(82.03) ユーロ円ショート(130.03) ポンド円ショート(152.75)
・豪円はポン円・ユーロ円に続き昨日サポートラインを下抜け、週足の雲80.38にも突入し、下げモメンタムは拡大してます。やはり21日線が200日線を下抜けしたのが大きい。日足転換線80.75、21日線80.90、基準線81.33、200日線81.77がレジスタンス。8時間雲、4時間雲のある80.75lvlから売り上がりを検討。下値目途200週線78.64lvl。
・ポン円は今回の下げのリーダー、日足ではダブルトップのネックライン151.20lvlもブレイクし下げモメンタム拡大してます。日足転換線150.97、8時間足雲下限150.95で止まってますが、クリアにブレイクすると下げ再開とみてます。200日線148.15がターゲット。日足転換線152.12、21日線152.13、日足雲下限152.72がレジスタンス。
・ドル円は日足で陰線となり弱さ継続。日足基準線109.76、転換線109.96、雲110.00-50がレジスタンス。21日線109.90と横横継続なので109円前半では予定通り利確しSQ。戻り109.70-90lvlでは売り指値検討ですが、ラリーなければ様子見。下値は200週線108.85lvlがサポート。
・ユーロ円は先週金曜日にポン円に続きサポートをラインを下抜け。昨日は200日線129.03lvlもブレイクしモメンタム拡大してます。日足転換線129.25、基準線129.79がレジスタンス。3月の安値128.20lvl、1月の高値127.50lvlがサポート。130越えにslをセットしショートキープ。

BOSS:昨日はクロス円&ドル円ショート「リスクオフ作戦」がワークしましたが…これを引っ張って成功した記憶がほぼ無く、逆に儲けを飛ばした記憶ばかり…しかも、ダウは結局高値更新してcloseだし、日経先物も150円程プラスで推移してます。Ken同様、株価動向の判断に苦しんでます。
アフガニスタン情勢は「大勢に影響なし」とのコメントを良く目にしますし、実際ダウは高値更新してますが、「今後、アフガニスタンはテロリストの温床となり、IS復活も懸念される」と、地政学的リスクは間違い無く増大すると思われます。
メジャー指標では無いものの、ミシガン、エンパイアと予想比弱い数字が続く中、鳩系FRBメンバーからはテーパリングを支持する発言あり。
本日の米7月小売りに関しては、古巣が市場予想より相当悪い数字を予想しており気になります。
地政学的リスク増大懸念が台頭する場面で、仮に本日の米小売りも軟調な中、本日のパウエル議長発言含め、中央銀行が鷹であった場合~市場はどう動くのでしょう…!?
個人的にはリスクオフが優勢になると考えるのですが…
戦略:一旦SQ。リスクオフ目線継続なるも、エントリーポイントは慎重に! 特にパウエル議長の発言次第では金利が動き、あっと言う間の110円台復活も充分あり得ます。
そう言う意味ではパウエル議長発言前にはSQにするか、極小クロス円ショートのみにしたいと思います。
ドル円: チャート的には109.40より上はレジスタンス祭り。日経やダウ先物、米金利を見ながら、イントラデー売り回転作業を目指すも深追いせず。悪い米小売りにbetするトレードはやるかも!
Eur$&Gbp$: 売り目線継続。
Eur$は昨日と変わらず、1.1800/10が日足転換&基準がレジスト。雲が相変わらず遠いので慎重に売り。
Gbp$も昨日同様、日足転換@1.3875とその上の雲がレジスタンス。この辺りは売りゾーン。
繰り返しになりますが、現状、「為替」に主体性無く、米金利と株式市場に振り回されてる展開かと思います。臨機応変な対応をしたいと思います。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:頑張ろう!

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