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2022/1/19 リスクオフ継続!

Ken:BOJは金融政策を据え置き、展望レポートでも物価見通しを小幅上方修正、下振れリスクが大きいとの文言を上下にバランスしていると変更。概ね予想範囲内とのことで、ドル円は買いが優勢に、また時間外米10年金利が1.85%台に、原油も85ドルに接近もあり一時115.05lvlの高値をヒット。
日経は、発表直後こそ買いが優勢になり先物が28,730円近辺まで買われたものの、Sell the fact で銀行株がマイナス圏に突入すると、一気に売りが加速、28,130円まで下落、連れて豪円は82.50割れ、ドル円114.80lvlまで上値を切り下げる。

黒田日銀総裁の記者会見では、現在の金融政策の修正・利上げ議論についてを否定、現状は悪い円安ではないとコメントし、ドル円は再度115.00lvlに上昇。

欧米時間、12月英雇用統計は予想を上回りポンドが底堅い展開、ただ英長期金利の低下と共にポンド売りが優勢に。
米国の早期利上げ観測の高まり、ウクライナ情勢の緊迫化からリスク回避の動きが優勢に、地政学リスクからユーロが軟調、1月独ZEWは予想を上回る結果でしたが、この状況下では影響は限定的、ポンドの下落も後押しになり一時1.1315lvlまで下落。
ドル円は株安に連れてクロス円の売りが重しになり終始上値の重い展開、1月NY連銀製造業景気指数が大幅に予想を下回ったこともあり一時114.45lvlまで下落。ただ米長期金利が再度上昇したことで下げ渋り、114.60lvlに下値を切り上げて終了。クロス円はリスクオフ地合いでユーロ円を筆頭に売りが優勢、一時ユーロ円129.70lvl、豪円82.15lvl、ポンド円155.50lvlまで。

株価は、ホワイトハウスがロシアのウクライナ攻撃はいつ起きてもおかしくないと発表、GSの悪決算、悪い米経済指標、3月米利上げ50bp観測等から休み明けの米株価は3指数とも大幅下落、特にSOX指数は4.4%超。

原油は、UAEでの爆発が報告され中東情勢の悪化から供給逼迫懸念から買いが優勢になり85ドル後半まで上昇。

ポジションは、黒田総裁の会見でも上昇しないのを確認しドル円を114.85lvl売り積み増し、ダウ先物の下落に合わせて豪ドルを0.7200で売り、合成の豪円ショート、ドル円ショート。

BOSS:黒田総裁コメントに対しての個人的感想は~思いの外「鳩」‼︎ 特に「現状は悪い円安ではない」はある意味、先日の鈴木大臣による現状の円安への懸念表明と相反するものと聞こえました。

ドル円は、時間外米債券市場で金利上昇が加速するも、日経や時間外ダウの急落で失速。
2月の利上げを予想した英金利は、上昇から、反転下落を開始し、Gbpも歩調を合わせる展開。
ZEWは予想と比べるのがおこがましい程強かったものの、ウクライナリスクでEurは頭重い。
NY連銀製造業景気指数は、予想25のところ ~マイナス0.7‼︎‼︎
それでも金利上昇は止まらず、株式市場は大幅低下となりました。

ポジション: 黒田総裁の記者会見後の株価急落で欧円と英円、Eur$とGbp$をショートし、keep中。

Ken:さて本日ですが、12月英CPI、12月米住宅着工、米20年国債入札となります。
昨日は、リスク回避の動きが優勢になり、ユーロ円を中心にクロス円が下落。BOJはほぼ想定内、黒田総裁任期中の緩和姿勢継続を確認。その観点からか米株の下落に比べると日経先物の下落は軽微に見えます。本日も基本はリスクオフ地合いは継続すると想定し、豪円・ドル円の売り回転継続。

戦略:ドル円ショート【115.55】豪円ショート【84.30】豪ドルショート【0.7315】
・ドル円は株価の下落から売りが優勢になり日足で上髭を形成し上値の重さを確認。転換線114.76・基準線114.75・21日線114.95の上抜け失敗でレジスタンスは継続。一方で米長期金利が上昇、10年は1.88%近辺という事はサポート要因で下値もイマイチ。現状時間足雲114.50-05がサポートしている状況、まだもみ合い相場継続なのか?株価・クロス円の動き見て、また時間足雲中突入のタイミング見て売り増し検討。

・豪円もまた株価の動きに合わせて売りが優勢になり日足で陰線、転換線82.92・21日線83.01が上値を抑え、日足雲中に再度突入しクローズ。先週金曜日の安値82.10lvlをクリアにブレイクすると、78.78-84.29の半値戻し81.55lvl、日足雲下限81.00lvlがターゲットに。

BOSS:ZEWが強かろうが、Eurは売られ ~NY連銀製造業景気指数が2年ぶりの悪い数字でもドルは買われ~
中央銀行が緩和姿勢継続を鮮明にしてもドル円はcloseが前日とほぼ変わらず。
緊迫するウクライナ情勢、中東情勢~インフレや原油高等マイナス要因を主力とした、リスクオフ的展開の方が優勢となってます。
米債券市場に関しては、4回の利上げか、3月50bp利上げを織り込む展開‼︎ あまりの急ピッチな利上げ予想に、流石に盤石株式市場も「調整は短期」とは言ってられない模様。
債券売って、株も売って~cash比率アップなのでしょうが、その金はいつ何処に向かうのか?‼︎ 目先は原油等エネルギー資源か穀物等のコモディティが狙われそうな気がしてます。そもそも債券や株式と比べると市場規模が小さいので、巨額資金の流入は動きを加速させる可能性ありです。
また、既報ですが、米金利上昇は新興国市場への影響も大きく、リスクオフが続くとこれらの通貨や市場への影響にも注意を払う必要が出てきます。

戦略: リスクオフ継続対応でクロス円、ウクライナ情勢対応でEurショート、Gbpは値動きの良さからショートkeep。
ドル円は日米金利差拡大、原油高によるドル買いvs軟調株式市場によるクロス円売りで右往左往。
個人的には原油高からの悪い円安論者なのですが、チャート的にも動き辛く、円ポジションはクロス円部分のみ。しかも~円ロング。
欧円:直近レンジの半値が129.50level。ここを抜けられれば日足雲下@128.80辺りがターゲットとなります。

英円&Gbp$:利上げ観測有り。ショートしたものの欧円に注力した方が良かった説有り。動きだしたら早いので持ってますが、株式市場動向次第では早期利確予定。
Eur$:12月中旬@1.1220levelからのトレンドラインと勝負中。一応日足雲下抜けでclose。とは言え、11月以降大好きな1.1220/1.1380レンジ内。熱くならず、他市場動向次第で早期利確予定です。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:(╹◡╹)

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