見出し画像

2021/8/15 リスク回避の動きには警戒!

Ken:ドル円は東京仲値でのドル需要で110.45lvlまで買われる場面もありましたが、お盆休みで基本は静かなマーケット、110.40lvlで小動き。豪ドルはコロナ感染拡大を嫌気し売りが優勢、81円近辺で上値が重く推移。欧州時間、独DAXが高値更新しユーロ買いが先行、直近高値1.1755lvlをブレイクし更にショートカバーが優勢に。時間外米10年金利が低下したこともドル売りを後押し、ドル円は終始110円前半で上値の重い展開。NY時間、ドル売りの流れは継続してスタート、8月ミシガン消費者態度指数が大幅に予想を下回ると、米10年金利が1.30%割れに低下連れてドル売りが加速、ドル円は夏休みでリクイディティーが乏しい中サポートラインを次々とブレイクし一時109.55lvlまで下落、ユーロも1.1805lvlをヒット。ポン円、ユーロ円がサポートラインをブレイクする等クロス円は総じて軟調。株価は悪い米経済指標の影響も限定的で3指数ともほぼフラット。原油はコロナ感染拡大懸念からの売りが優勢になり一時67.80lvlまで下落。
ポジションは豪円・豪NZ・ポンド・ドル円ショート全てキープ。
週末のニュース
・タリバンがアフガニスタン首都カブールを進攻、大統領府を掌握。

BOSS:ミシガンは驚きました。なんと10年ぶりの低水準!! もっと驚いたのが、米10年債の反応(1.3%割れ)&それに呼応する為替界でのドル売りを無視し、荒れる事無くほぼフラットでcloseした米株式三指数!! 
ポジション:ドル円: 頭の重い展開なるも、東京時間は大きく下げる事も無く…110.30割れで一旦買い戻し。あまりの重たさと、米10年金利先物低下で再度ショート。ミシガン直後の下げ@109.90で嬉々として利食うもその後更に下げ足を早め悶絶…
Eur$&Gbp$: 「長期ポジション」は名ばかり…まずGbp$は、ロンドン参入時の1.38割れで半分利確。同時にEur$も前日売り増し分を含む半分利確。ミシガン直後のドル円買い戻しのタイミングで残りのポジションもclose…
SQで越週しました。

Ken:さて今週は、4-6月期日本GDP速報値、7月中国小売売上高、8月RBA理事会議事要旨、7月英雇用統計、4-6月期ユーロ圏GDP改定値、7月米小売売上高、RBNZ政策金利発表、7月ユーロ圏HICP改定値、FOMC議事要旨、7月豪雇用統計に注目です。
・好調な米雇用統計、概ね強い米インフレ指標、米国インフラ投資法案の可決を受け、米長期金利が上昇しドル買いが加速、ドル円は110.80lvl、ユーロは1.1705lvlをヒットするものの、金曜日に悪い米指標をきっかけにポジション調整のドル売りが入り、結局週足でドルインデックスは陰線で終了。
今週は夏休みシーズンで参加者が少ない中、次の焦点となるジャクソンホールに向けて明確な方向感が出にくい展開になると予想。また8月後半では好調を続ける米株価がどうなるのか注目。
FXはドルが行って来いをしてる中、ポン円、ユーロ円が3角持ち合いを下抜けしてきました。他のクロス円・ドル円にプレッシャーをかけるのではと考えます。
・米国:7月小売売上高が弱めのコンセンサスでドルネガティブ要因である一方、FOMC議事要旨で早期テーパリングへの肯定的な観測が根強くドルサポート要因と、強弱混在。
・日本:4-6月期GDP速報値がプラスに改善する期待が高まるものの、コロナ感染拡大中、内閣支持率が低迷中の状況下では影響は限定的、むしろ悪かった場合、日本株下落のリスクが大きいのでは…また、米国債償還、利払いに絡む円買い圧力も要注意。
・ユーロ圏:コロナ感染拡大懸念が継続の中、独の景況感指数が悪い等ユーロ圏の経済指標の弱さが継続、今週の指標は改定値がメインですが下振れには要注意。ユーロの上値は限定的なのでは。
・豪州:もまたコロナ感染拡大から規制が強化・継続しています。そんな中雇用統計への影響がどの程度なのか注目。また議事要旨では債券買い入れ継続を決定したことへの内容に注目。またRBNZが利上げをするのかどうか、ただ利上げの織り込み度は高いのでSell the Factへの警戒はあります。
戦略:ドル円ショート(111.05)  豪円ショート(82.05) 豪NZショート(1.0650) ポンドショート(1.4000)
・ドル円は週足で陽線陰線を交代で繰り返しており、順番からすると今週は陽線になります。米長期金利とクロス円の動きに左右されると想定してます。日足では下落3役揃い踏み、日足の雲110.00-50がレジスタンスに。中期ドル高ではあるものの、クロス円下目線の為、109円前半ではショート利確、ロングはもう少し様子見。
・豪円は週足の雲の上限が80.37lvlまで上昇しておりサポート要因、ブレイクすると200週線を目指す展開を想定。日足では転換線も下回り下落3役揃い踏み復活。21日線、200日線がレジスタンスに。現在4時間足、8時間足の雲下限でサポートされてますが80.70をブレイクしてくると下げ圧力高まると想定してます。
・ポンドは木曜日の下落を全て帳消しにした形ですが、日足雲1.3890-1.3990がレジスタンスに。4時間足の雲1.3885-1.3915も上値を抑えそう、またポンド円が3角持ち合いを下抜けして下落してるのでポンドへの影響も大きそう。
・豪NZは週足で陰線継続と上値の重さをアピールしてるものの、日足では1.0505-1.0450でレンジとなっています。日足転換線1.0508、4時間足雲1.0495-1.0535がレジスタンスになります。ただ週足で9本連続の陰線、RBNZでは利上げの織り込みがかなり高いので、その前に一旦利確予定。

BOSS:米雇用統計後、米国Bull色一辺倒だった先週とは打って変わった週明けとなりました。
気付けば、①米軍撤退@アフガン~タリバン首都カブール進行…大統領府陥落 ②米インフラ投資法案に暗雲…民主党が分断されているとの話も浮上等々、既存の③デルタ株・ラムダ株を含む新型コロナ感染拡大 ④中国「資本主義への挑戦」等「株式市場薔薇色パラダイス」説を邪魔する新たな要因が浮上。
詳細はジョーに任せますが、「アフガン撤退」は一部の米国民に「ベトナム戦争での敗戦」を彷彿させ、タリバンによる非人道的行為は「人権問題」へと発展し、撤退を遂行したバイデン大統領の支持率の低下に繋がっている模様。また、国際社会においても、「同盟国を見捨てるバイデン(米国)」との見方も浮上しつつあるとの事で、対中国との覇権争いにどの様な影響が今後あるのか要注目です。
また月末にジャクソンホールを控え、不安定要素が多いと思われる中、株式市場のリスク許容度にも注目です。
DAXも高値更新しており、全く説得力が無いのですが、私なら高値近辺に居る今、少しはポジションを減らしたいと考えると思います。
戦略:ドル円: 直近レンジの61.8%戻し完了。日足雲も大きく突き抜けております。Ken指摘の通り、盆明けは本邦からの円転需要が見られる事も多く、週初は頭の重い展開かと思います。イントラデーも米国金利&株価動向を見ながら売り回転としたいと思います。
Eur$&Gbp$: Gbp$は日足転換@1.3875や雲(1.3890/1.3990)がレジスタンスなのでショート再構築。Eur$は日足転換&基準が1.1800/10をレジストなので売り開始ですが、こちらは雲も遠く、慎重に売り上がりたいと思います。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:\(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?