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【野球】ベンチの仕事①「気象予報士」

初めまして。
別の記事を読んでいただいた方は、いつもありがとうございます。

今回からiPadを使ってサムネイルを作ってみました。
シリーズ化した投稿をするなら、必要かなと思いまして。

素人なので目を引くようなデザインはまだ作れませんが、、、
精進していきたいと思います。

さて、今回は野球に関するテーマで書いていきます。

私は硬式野球を大学まで続けていましたが、中学生の時の肘の怪我からプレーヤーとしては難しくなってしまい、練習試合からベンチで過ごすことが多くなりました。

だからこそ普通の選手では目を付けないような視点で、ベンチから野球を見ていました。

noteを本格的に執筆していく中で、書いていきたいテーマは色々あります。投資、野球、これから届くiPad Airのことなどなど・・・。

野球に関してはまず「ベンチの仕事」として、自分が選手の時に大切にしてきたことを次世代の選手に繋いでいければと思います。

今日は第一回として、一応外野手の端くれだった自分が必ず心がけていた「天気に対する意識付け」についてお話したいと思います。


風を制す者はフライを制す

ーー外野フライ。

実際のプレー経験が無く、テレビでプロ野球を視聴するのが趣味の方にとっては、風で流されたフライを落球するシーンは「どうして捕れないんだ!!」と思いますよね。

もちろん基本的には捕球しなければなりませんし、落球・後逸すると、最悪の場合ランニングホームランになってしまいます。

風の強い日の打球の追い方は無風の日と全く異なります。通常ならセンターが捕球するようなフライをショートが深追いすることも多々あります。

フライが上がってから「どっちが捕る?」「オーライオーライ!(俺が捕る!)」と声かけ、打球を追っていると、風を読み違えてしまった選手がオーライをかけた際に落下点まで追うのが間に合わずに落球してしまいます。

この時に重要になってくるのが「風に対する事前準備をどれだけチームで徹底していたか」になります。この方法に関して、自分が実際に実践していたことをまとめていきたいと思います。


練習の段階で優先順位のルールを決めておく

前提として「風下の選手が優先」

外野の間や内外野間のフライが上がり、二人ともオーライをかけてしまったら。
あなたのチームではどちらの声を優先するかルールがありますか?

よく聞く話だと「外野フライはセンターを優先する。」「内外野間のフライは外野がオーライをかけたら任せる」といったものになります。

これは当該選手間の信頼関係や守備力にもよるところはあるのですが、個人的には「打球が上がった瞬間に先にオーライをかけた選手に任せる」というのは絶対にやめた方がいいと思います。

風まで含めて完全に落下点を一瞬で読むのは至難の業です。風で刻一刻と落下点が変わる日は尚更です。

私が推奨しているのはシンプルで「風で打球が自分に向かってくる方から追ってくる風下の選手の声を優先する」というものになります。

風で落下点が変化する際に「打球が逃げていく側は追いかける距離がどんどん伸びていくが、打球が自分に向かってくる側は追いかける距離がどんどん短くなるから」です。

風で落下点が向かってくる選手は最後まで追う

上の図のような風向と打球の場合、インパクトの瞬間はセンターフライに見えます。

しかし追いかけているうちにみるみるセンターから打球が逃げ、最初は遠いと思ってセンターに任せてゆっくり追いかけたライトの近くに落ちる打球だった、といった感じです。

例え自分から離れた場所に落ちそうなフライでも、事前に風向を理解して「右中間のフライは自分に向かって来るから自分がしっかり追いかけよう。」と準備ができていれば、落球を防ぐことができます。

声を掛け合うのは投球前に

フライの声かけが発生する選手間のルール決めは「必ず投手が投球する前に済ませておく」ことを徹底しましょう。

具体的には、「前の打者によってアウトカウント・走者・点差などが決定し、監督からポジショニングの指示が出て守備位置が確定後〜次の打者への1球目の投球前」になります。

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