たけしの自立生活4 「新しい地平」は開かれるのか
壮(たけし)の自立性生活を始める2019年10月、私はある決意をした。
「ここからたけしの自立生活が始まる。彼の新しい人生が始まるのだから、私は手出ししない!」と。
結構きつめに決断したはずだった。
しかし、6か月を終えた2020年3月。
たけしは家に帰ってきてしまった。
6か月。まあ、いろいろな理由はあるのだが、結果的に、たけし自身が「家にいる。家族とも暮らす」という選択肢を手放さなかったのだと思う。
先日、あるシンポジウムに参加した。障害者(知的障害者も含めて)自己