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劇団大樹「ひめごと」を観に行こう!

東長崎北口にある劇場「てあとるらぽう」で上演される劇団大樹の新作公演「ひめごと」が迫ってきています。


作:み群杏子​​ ​(星みずく) ​演出:篠原明夫 ​(ザ・シノハラステージング) ​製作総指揮:川野誠一 ​(劇団大樹) ​花美術:横井紅炎 ​(草月流華道家) ​音楽・演奏:金オル ​(カヤグム) ​照明:篠木一吉​​ ​(創光房)​​ 制作:間宮知子​​ ​(風ノ環~かぜのわ~)​​ 演出助手:坂巻美穂​​ ​舞台写真:小杉朋子 ​舞台監督・装置:長門 薫​​ ​(EWALLC) ​制作協力:川野まさみ、鈴木さち、畠山真実、木島史人

<ものがたり>

秋の夕暮れ。舞台は母と娘の住む古い一軒家。そこへ、ひとりのルポライターがやって来る。彼の名は真木森生。古びた写真を手に、40年前に失踪した写真家を探してるという。彼が手にする一枚の写真が、この家の止まった時間を動かし始める。母さん、私のお父さんって…誰。 40年間、仕舞われたままの女のひめごと。 本当のことを知っているのは… み群杏子が描く、強くて、切ない女のミステリー。

やきとりキングも広告協賛しています。

絶対的にオススメの芝居ですので、演劇好きな人にはぜひぜひ観てもらいたいです。

コロナ禍以降の小演劇界の苦境をよく聞いています。

演劇の難しいところは見た人のレビューは宣伝にならないということです。なので過去作を数年見続けて来た僕の感性を信じてもらうしかない。

劇団大樹は狂言師の川野誠一さんが現代劇をやるためのプロジェクトで、出演者は川野さん以外は毎回変動します。取り扱う作品は劇作家み群杏子さんの戯曲で、これが人と人との人情味ある話を詩的な世界観でまとめあげたものになっています。

その世界観を作るために、長門薫さんによる舞台美術と横井紅炎さんによる花美術がしっかりと場を作ります。

さらにそこにソロ楽器演奏家が舞台上で生演奏で音楽を添えるのです。

これだけ見てもかなり豪華な作りであるのは伝わると思います。

見終わったあとはいつも、どこかのシーンや言葉がじんわり残るそんな舞台です。

役者、スタッフは幕があく時に向けて時間も手間もそして命をかけているものです。そういうものを見に行くことで舞台人を応援するということは、作品を見て明日の活力を応援してもらうということであります。そういう活動をぼくは応援して守っていきたい。また次の作品、次の作品と先の楽しみを持ち続けたい。

今の世の中、無料で様々なコンテンツを楽しむことが出来ます。なのでチケット代、交通費をかけて時間を拘束されるエンターテインメントから足が遠のくのは無理もありません。

だけどその大元になる作品を演じる文化というのはいつだって生身の人間が作るものです。その原始的で根本的な人間の営みである演劇の小さくも温かい火を消さないためには、観客が応援し、子孫に舞台に足を運ぶ文化を継承しなきゃいけません。

なのでこれを見た人は(長くてくどくてスマン…)ぜひ僕を信じて、12月14日からの公演に足を運んでくださいませ。

本当にお願いします。


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