テレワークの持続可能性

日経の意見募集があったので、在宅勤務を2年ほど経験して感じたことを、3つの視点から記していく。

・テレワークをした経験はありますか?テレワークによって仕事の生産性は上がったと思いますか、下がったと思いますか?

仕事の生産性はあまり変わらないが、できることは限られていた。書類作成やメールのやり取りは、雑音が入らないぶん捗ったと感じる。フォーマルな打合せや会議レベルではない相談ごとをする機会も減ったため、進捗が止まったり後戻りしたりすることも稀にあった。

・テレワークにより生産性が上がった場合、どんな要因が考えられますか?ぜひ具体的な経験を投稿して下さい

作業の途中で割込みタスク(電話応対、窓口対応、上司からの呼出し)が生じなくなったことにより、ひとつの仕事を完了する速さは上がった。
出勤して改めて思うのが、上司から調べ物を任されたり資料作成を命じられることの多さである。必要性は理解できるが、こちらのタスクは即座に後回しとなるため、なかなかこの時間のロスが馬鹿にならない。後回しにした自分の仕事は、結局勤務時間外に処理することになってしまうが、在宅勤務だと明らかに片付けやすくなったと感じる。

・テレワークで生産性を上げるには、会社の働き方としてどのような仕組みを採り入れたらよいと思いますか

働き方とは少し離れた話だが、最も生産性を左右するのが作業環境である。ネットはあっても仮想デスクトップを利用すると作業性が制限されたり共有フォルダにアクセスしづらい場合がある(うちの職場だけか!?)ため、環境整備が重要かと。
また社内チャットやWeb会議をより気軽に使用できる雰囲気づくりも必要だと思う。

私の職場では、コロナが終息したらテレワークも終わってしまいそうな空気が蔓延している。危機を乗り越えるための手段ではなく、これからの仕事のスタイルとして定着してほしいが、下っ端の意向はおそらく上には届きそうもない。

#日経COMEMO #テレワークで上げる生産性

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