見出し画像

『舟を編む』講演会

以前、立川市が主催している講演会に参加しました。
司書資格を取得すべく勉強中で、自分の興味・関心のため、また提出するレポートのネタ集めのために周辺の公立図書館や指定管理者制度を取り入れている施設を訪れている時期に出会いました。

講習会の内容としては、ざっくり

  • 映画『舟を編む』を上映

  • 現役の辞書編集者の講談

という2本立てでした。

『舟を編む』三浦しをん

の小説が大好きで、松田龍平主演の映画も大好きで、
現役の辞書編集者の方!!??と飛びつきました。


講習会は、立川市民ではなくても自由に参加できました。たしか2018年後半~2019年前半あたりだったはず。

広報で集客してたりする市が主催しているイベントに多いであろう高齢者が主な対象者だったらしく、当時20代で参加してる人、私の他にはいませんでした。場違い感半端ない。

講演会の前半戦

『舟を編む』の映画を上映。
時間の都合がつかず、それに見たことあるので不参加。
この上映会が客寄せ的な意味もあり、映画目的で講演会に来ている方が多い様子。

『舟を編む』
松竹株式会社の公式サイトです。当社配給の映画作品やアニメ・特撮の劇場作品、OVAおよびテレビ作品の情報をご紹介しています。


講演会の後半戦

後半は、現役の辞書編集者のお話が聞けるとのことでしたが、

なんと三浦しをんさんがこの小説を書くときに取材した方!!!???

が辞書作りについてお話してくださるという内容でした。

え?うそ?まじで??ホントにそんなすごそうな人からお話聴けるの??とドキドキして出席して、1番前、壇上の目の前の席に陣取りました。


特に印象が残っているのは、、

ある言葉の語釈について、ああでもないここでもないと編集部で頭を悩ませて、しっくりきていない気持ちもどこかに持ちつつ、会議を重ねていざこの語釈でいきましょう!!といよいよ出版。

そしてその後に出版された他社の辞書に、とてもしっくりくる語釈が載っているのを見て、「くそ~!!やられた~!!」「良い語釈出すなぁ!!」と思ってしまった、という話。


そうやって各出版社が、各編集者がそれぞれ頭を悩ませて語釈を考えている実体験というか日常の仕事の様子を聴くことができました。

思い出すだけでなんだか涙が出そう;;;;

今でもよく覚えている講演会です。


講演会後の立川市中央図書館では、歴代の広辞苑が展示されていて(講演会は中央図書館と同じ建物内のホール)、短い時間ながら足を運びました。


なかなかできない貴重な体験だったと思っています。

最近では、ドラマやアニメ化まで!!本当に素晴らしい作品です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?