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イギリス文学の壮大さを知った衝撃


2000年に新装版として出た岩波少年文庫のナルニア国ものがたりのシリーズを読んでいます
シリーズ全7巻です


1冊読むのに大して時間はかかりません
児童文学であるからか岩波の素晴らしい所業なのか
語り口がやわらかいのでふわふわした気持ちで読みます

ただずっと読み続けるには正直退屈に感じることも否めませんので、私の場合は他の本と同時進行で読んでいます。
ナルニア1作読んで、他の本なにかしら5冊読んで、、くらいのペースでちまちま気長に読んでいます

いよいよ最終巻『さいごの戦い』を残すのみになりました


職場で読んでいるとだいたいの人が『ナルニア物語』という名前は知っています
だからたまに文庫本を出していると話題が弾みます

先日、職場の同僚やら先輩やらとナルニアの話をしました
というか『魔術師のおい』を読み終わるところだったので、ロンドンへの目印となる街頭がナルニアにできあがる瞬間を目の当たりにした心の衝撃を、そのとにのドキドキを、興奮収まらぬまま言葉を尽くして共有しようと語りまくったわけです
ナルニアの象徴ともいえる衣装ダンスのこともしかり、、、



すると担当教科英語の先輩教師参戦
若かりし時代を海外で派手に過ごしたバブル世代
本場の英語をうちに秘める人生の先輩
もちろんイギリス文学にも詳しいのですね…!!
なんと盲点でした

イギリス文学ってこう壮大さのスケールが大きいよね
世界観が壮大というか全部繋がっていくかんじとか
ハリーポッターもそうじゃない?
すごく長い、
日本のちびまる子ちゃんとかサザエさんとか永遠に歳をとらないとかではなくて、登場人物たちが歳をとって時代が進んでいく
それに世界の全てが繋がっている
イギリスには、ナルニア物語みたいなこういう児童文学?児童向けにしてはスケール大きくて複雑じゃない?みたいな、それに長すぎない?みたいな文学が根づいてる
それが、ナルニア物語もだけど、最近だとハリーポッターシリーズとかにも影響してるように感じるの

って。
いや~~まじか
正直目からウロコでした
本っ当に勉強になりましたって頭下げました
ただの感想よ~なんて言ってましたけども

ハリーポッターも強火オタク自認してるので感無量でした

ついでに『赤毛のアン』シリーズの話題にもなり、
いやアレはイギリスではなくカナダでしたね!と言うと
それもやっぱり根本的にはイギリス文学として根付いたこのスケールの大きさ壮大さ、それでいてなんだか身近に感じる物語のできあがり方が、アンの世界観にも影響を与えているんだろうなって。


ひゃーーー
こんな話に出会えると思わなかった

読書するのって本当に自分の世界広がるなって日々思っていますけど
感想を言い合うこと、共有し合うことって最高に楽しいです


実はC・S・ルイスがナルニア国物語を執筆するにあたり影響を受けているとされるトールキンの『指輪物語』『ホビットの冒険』あたりも、原作・映画ともに大好きて、もうひと押し語りまくろうかと思ったのですがすんでのところで自重いたしました
また別の機会に。。


それでは。このへんで。

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